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Channel: 時遊人SUZUのひとり言
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「○○くん」

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 我が福島県出身の芸人が増えている。一昔前は「加藤茶」や「なすび」、「三瓶」などだったが、最近は「白鳥久美子」や「あかつ」、そして「ゴージャス」なども全国区の知名度をあげるようになった。そしてここへ来て人気急上昇でレギュラー番組を持つようになり、或る意味ブレイク中なのが「あばれる君」だ。彼の昭和風の愛嬌溢れる角ばった顔立ちは愛されキャラだ。しゃべりも最高。明るさを振りまく彼の活躍は、震災時の原発事故の風評被害で苦しむ福島県民にとって、元気を与えてくれる源となっている。
 ところで、近年、お笑い界を中心に「○○くん」というネーミングの芸人たちが増えている。親しみを覚える名前だからなのか、覚え易いからなのかは不明だが、今日はこの名前に特化して話題を提供したい。
 

 「なかやまきんに君」

  その名の通りとても筋肉質な体型をしており、芸風はもっぱら自身の筋肉を生かした一発ギャグである。筋肉漫談や筋肉ルーレットといった筋肉ギャグは数知れずあるが、基本的にはスベリ芸が多い。曰く「健康のためなら死んでもいい」。健康と筋肉に対してのこだわりは半端ではなく、プロテインやアミノ酸に給料の大半をつぎ込んでしまう。
しかしその筋肉は見せ掛けではなく、スポーツマンNo.1決定戦芸能人サバイバルバトルにて4連覇を果たすなど、芸能人トップレベルの運動神経を見せ付けている。
 血液型はAB

Nakayamakinnikun

 「さかなクン」

1993年、高校3年生の時にテレビ東京系のバラエティ番組『TVチャンピオン』の「第3回全国魚通選手権」で準優勝したことを皮切りに、その後同番組で5連覇を達成し、殿堂入りを果たす。
 現在の芸名である「さかなクン」は同番組でラウンドMC(リポーター)を務めていた中村有志が名づけたものである。学校での愛称は「さかなチャン」もしくは「博士」だった。高校3年生から出演していたTVチャンピオン時代にはすでに現在のキャラと変わらず、感情を表に出し元気に飛び跳ねながら甲高い声で明るく喋る姿で人気を博した。当時は現在のトレードマークである帽子は被っておらず、初登場時の姿は高校の詰襟制服だった。

 東京海洋大学客員准教授であり、2015年3月18日、東京海洋大学から名誉博士の称号が授与された。東京海洋大学は国立大学である。

Sakanakun

 「あばれる君」

  福島県東白川郡矢祭町出身。駒澤大学法学部卒。ワタナベ エンターテインメント所属。身長179cm、体重65kg、靴28cm。
 2008年、大学生お笑いアマチュア選手権大会 「第2回笑樂祭」にて特別賞受賞。ワタナベコメディスクール特待生入学(9期生)。卒業と同時に現在の事務所に所属。
 2010年、「めちゃイケ新メンバーオーディション」3次選考進出。
 2015年、R-1ぐらんぷり決勝進出。血液型はA

Abarerukun

 「桜塚やっくん」

 日本大学高等学校、日本大学芸術学部映画学科演技コース卒業。トップコートを退所後、個人事務所を設立。神奈川県出身。血液型B型。
 もともとは「あばれヌンチャク」というコンビで、NHKの「MANZAIバトル」などに出演し、その絵の上手さから持ちネタとしていた。その後、ピン芸人として「エンタの神様」に「スケバン恐子」のキャラクターで登場。観客を巻き込んでのアドリブ芸で大ブレイクした。
 しかし、2013年10月5日、山口県美祢市東厚保町の中国自動車道下り線、伊佐パーキングエリア付近で、自らがハンドルを握ってトヨタ・ハイエースを運転していた際に中央分離帯に衝突する単独事故を起こし、車外の路上へ出たところを後続車にはねられ、心臓破裂により死亡した。37歳という若さだった。血液型はB

Sakurazuka

 「カケフくん」

 1980年代の元子役。当時放送されていたクイズバラエティー『所さんのただものではない!』で、阪神タイガースの主砲・掛布雅之のそっくりさんとして出演したことからこの芸名がつく。
 1988年、ファミコンゲームの『カケフくんのジャンプ天国 スピード地獄』に登場する。
 1990年、小学校卒業と同時に芸能活動を引退。

 「内山くん」は愛称なのでここでは割愛したい。

 芸人ではこれくらいだろうが、この覚え易い「○○くん」という名称は他にも数多く存在した。ほかの芸能人や有名人、スポーツ選手では・・・。

Kakefu

 「福くん」

 本名「鈴木福」。
 2006年(平成18年)にNHK教育の『いないいないばあっ!』で芸能界デビューした。2010年(平成22年度)前半期のNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』や同年制作の映画『ちょんまげぷりん』などに出演した。
 2011年(平成23年)4月期のフジテレビ系ドラマ『マルモのおきて』に、双子の弟の笹倉友樹役で出演し、大出世作となる。同年5月に『マルモのおきて』で双子の姉役で出演した芦田愛菜とのユニット『薫と友樹、たまにムック。』名義による同作の主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」でCDデビュー。同年10月期の日本テレビ系土曜ドラマ『妖怪人間ベム』ではベロ役で出演した。同年12月31日に行われた第62回NHK紅白歌合戦に『マルモのおきて』で共演した芦田とともに白組最年少の7歳199日で出場。血液型はB

 「田中マー君」

 高校野球時代には「駒大苫小牧」で日本一に輝き、3年次は早実の斎藤佑樹と決勝戦で投げ合い、引き分け再試合にもつれ込む力投を見せた。卒業後プロ野球の楽天入りし、日本一のにも輝き胴上げ投手となった。驚異の24連勝で負けなしのままニューヨークヤンキースに入団し、エース格として今に至る。当時楽天の監督だったあの野村克也氏に負けない強運の持ち主に「神の子」とか「不思議な子」と言わしめた。血液型はA

 ほかにもアイドルも、たとえば「嵐」などは「二宮くん」や「翔くん」、「大野くん」、そして「相葉くん」なども親しみが持てる呼び方だ。スマップでも「中居くん」などと呼ばれる。やはり身近に感じるからだろう。

 <人物以外> 
 
 「ピーポくん」・・・警視庁の犯罪撲滅のためのマスコットキャラクター。
           都民と警視庁のきずなを強めるため「親しまれ、信頼される警視庁」を
           テーマ に、警視庁のシンボルマスコットとして1987年(昭和62年)4月17
           日に誕生した。

 「ガリガリ君」・・・赤城乳業の製品名。ソーダ味のアイスキャンディーにガリガリ食感のソ
          ーダ味のかき氷を入れたアイスキャンディー。夏場は欠かせない。

PGarigarikun

 「むじんくん」・・・消費者金融の「アコム」のATMの愛称。むじんくんの名前の由来は、「無
          人」ではなく「無尽」から来ているとされて いる。また、保安上の関係で実
          際に無人ではないため「無人契約機」という言葉を使わず 、代わりに「自
          動契約機」という呼称を使用している。

 「せんと君」・・・2010年に奈良県で開催された平城遷都1300年記念事業(平城遷都 1300
         年祭)の公式マスコットキャラクターであったが、2011年より奈良県のマスコ
         ット キャラクターとなった。鹿の角が生えた童子の姿をしている。

MujinkunSentokun

 とっつきやすいこのネーミングは、イメージアップとしての企業戦略のひとつで、販売促進に一役買っているのは言うまでも無い。

  逆に尊敬の念や憧れでは「様」や「王子」をつける呼称も多い。

 「ヨン様」、「レオ様」、「杉さま」、「エリカ様」、「若様(氷川きよし)」や「ハンカチ王子」、「ハニカミ王子」、「ぽっちゃり王子」などがある。どこかアイドル化したかったり、神化、カリスマ化したい心情の表れだろう。

 さて、今回は、最近流行?の「~くん」というネーミングで売り出している芸能人だったり、有名人を特集しました。いつも当ブログで述べているが、芸能界は流行り廃りが激しい業界で、生き残るには常に新しいギャグなり、話題性を保たなければならない。そんな難しい世界で頑張っているご当地出身の芸人さんやタレントさんにエールを送り、この記事の結びとしたい。

 記事作成:平成27年8月下旬~10月10日(土)


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