今週はずっとCM特集の記事をお送りしているが、今回の記事は付け足しの感じで端折ってる印象が否めないと思う。本日は、私が幼少時からCMを通してすっかりお馴染みとなったキャッチフレーズやコピー、流行言葉にまでなった文言を紹介したい。
「わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい」(丸大ハム)
http://www.youtube.com/watch?v=tkNThzh3q94
http://www.youtube.com/watch?v=Red_1RjaOPI
http://www.youtube.com/watch?v=L8QGpL8tLWo
私の尊敬する亡き祖父が大好きで使っていたフレーズだ。市会議員を2期で引退し、その後は慈善活動に身を投じたが、体育の大会等の挨拶では決まってこの言葉を引用し、出席者の笑いを誘った。丸大CMでは「らっぱ~一発ぶっぱなせ~」も有名になった。
「一日一善」(日本船舶振興会)
http://www.youtube.com/watch?v=LpxGmpI_3cc
1970年代から80年代にかけて一世を風靡したCMだ。日本船舶振興会の笹川良一会長自らが出演し、山本直純や高見山関も登場した。曜日ごとに歌の歌詞が異なっていた。
「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに写ります」(フジカラー)
http://www.youtube.com/watch?v=5KQ0mDw6P-g
http://www.youtube.com/watch?v=KtBo7RqfAOQ
樹木希林と岸本加世子の絶妙な掛け合いが話題をさらったCM。1970年代後半に大人気シリーズとなった。
「はっぱふみふみ」(パイロット万年筆)
http://www.youtube.com/watch?v=WfGBiQsvbHE
個人的にあまり好きではないが、大橋巨泉が若い頃に放った意味不明のフレーズ。なぜかこれが流行語となった。
「咳声のどに浅田飴」(浅田飴)
http://www.youtube.com/watch?v=lgBxRz7lJdk
永六輔がCMのラストで語った文言。これもロングランのCM作品だった。
「絶対きれいになってやる」(TBC)
http://www.youtube.com/watch?v=DcBEosokhGM
http://www.youtube.com/watch?v=mHKLZITQ6uA
http://www.youtube.com/watch?v=beli8Nufbkk
http://www.youtube.com/watch?v=PrhtPpjplz0
1980年代後半から90年代にかけて、美容ブームが沸き起こり、一世を風靡した「TBC」のCMで、出演した坂井真紀の存在を世に知らしめた。坂井真紀さんはきゃりーぱみゅぱみゅと重なるのは私だけだろうか?両者ともB型・・・。
「少し愛して、なが~く愛して」(サントリーオールド)
http://www.youtube.com/watch?v=f2MsT_KHJ0M
私が中学高校時代に流行ったCM。今は亡き美人女優、大原麗子さんの代名詞ともなった作品。待ちぼうけを喰らう彼女の本音が愛おしい感じを受ける。私生活でも渡瀬恒彦と別れた後も未練たらたらだったやに聞いている。何か私生活とオーバーラップする内容になっていた。小悪魔的な印象を醸す大女優だった。今でも亡くなってしまったのが信じられない。十朱幸代、風吹ジュン、栗原小巻、萩尾みどりらが活躍していた時代だ。
「レナウン イエイエ」(レナウン娘)
http://www.youtube.com/watch?v=B507OBiu6io
ライブで見ていたわけではないが、かつては相当流行った文句らしい。
「ん~マンダム」
http://www.youtube.com/watch?v=XEqA84R0lYU
http://www.youtube.com/watch?v=4TexjRkYG-k
今は亡き名優、チャールズ・ブロンソンの名台詞。往年の名画「荒野の七人」や「荒野のガンマン」を地で行くような設定。男臭さをプンプン漂わせ、1970年代に一世を風靡したCMと言えるだろう。
「パ~ンシロンでパンパンパン」(ロート製薬)
http://www.youtube.com/watch?v=gBC-maGfsM0
「ありがとう太田胃散、いい~薬です」
http://www.youtube.com/watch?v=MNiXwUqPAmk
多くのタレント、俳優陣がこのCMに登場した。最近では長嶋一茂が出演中。BGMもオリジナルで好きだった。
「5時から男」(グロンサン)
http://www.youtube.com/watch?v=Yu_qbkXlgj4
http://www.youtube.com/watch?v=D-jI0QbPdWE
無責任男、高田純次を一躍メジャーにさせた名CM。
「24時間戦えますか、ビジネスマ~ン」(リゲイン)
時任三郎が「勇気のしるし」を歌いながらビジネスマンを勇気づけた。企業戦士という言葉が持て囃された1980年代に、その時代を象徴するかのように放送された。
「しば漬け食べたい」(フジッコ)
http://www.youtube.com/watch?v=R_RV_nk7qvE
http://www.youtube.com/watch?v=ge9LtszyCW4
今は亡きバイリンガルのパイオニアだった山口美江を代表するCM。キャリアウーマンの悲しい性を如実に物語っていた。片意地張って仕事一筋に見える強気女性が、家に帰った途端に素の自分に戻り、本音を吐露。共感した女性も多かった。
「効いたよね、早めのパブロン」
http://www.youtube.com/watch?v=8x2SERiUUuQ
http://www.youtube.com/watch?v=UxPP9mwFksU
竹下景子さんがお母さん役で出演しているCM。高校時代の私のマドンナだった。お嫁さんにしたい女優No.1だった。私は「姿三四郎」のお富さん役が大のお気に入りだった。加山雄三さんと共演した「パパの結婚」や「草野球草家族」の彼女の演技も光った。現在は松嶋菜々子がお母さん役で出演中。
「今でしょ!」(東進ハイスクール)
http://www.youtube.com/watch?v=C6Vui8diXFw
昨年から今年にかけて大ブレイクしたCM。東進ハイスクールの林修先生は、とにかくバラエティに引っ張りだこ。東大法学部卒の超エリート。普通なら高級官僚になっていても不思議ではない逸材。芸は身を助くが当てはまる高学歴ぶりが目を引く。
「晩餐館、焼肉焼いても家焼くな」(日本食研)
http://www.youtube.com/watch?v=2uleSsakYrk
http://www.youtube.com/watch?v=XiYvLG_8Ifs
http://www.youtube.com/watch?v=JdeVQ89iDRA
消防車に乗った主婦の格好をした牛が登場した。
「タンスにゴン!」(金鳥)
http://www.youtube.com/watch?v=Yk5UMdmUpSM
http://www.youtube.com/watch?v=1Sk88hpvGGw
こちらも流行語大賞に匹敵するほど流行った文言。「タンスにゴン、亭主元気で留守がいい」
「私はこれで会社を辞めました」(禁煙パイポ)
http://www.youtube.com/watch?v=LCZTOcQImts
サラリーマンにウケそうな禁煙用のパイポCMだが、このフレーズも時代を彩るような流行語になった。「やめたい人の禁煙パイポ」。
「かえるコール」
http://www.youtube.com/watch?v=MVAILa5UwIo
http://www.youtube.com/watch?v=E3MObx7-1J4
1980年代に流行したCMとフレーズ。電電公社からNTTに民営化され、工夫を凝らした作品が続々登場した。
「顔は四角でも味はまろやか」(ペヤング)
http://www.youtube.com/watch?v=73yMqCr3640
http://www.youtube.com/watch?v=T9dK26OUPBU
70年代に繰り返し流されていた懐かしいCMなので、ここで紹介したい。ペヤングソース焼きそばは今でも安くて人気がある。柔道部員らしき硬派の面々が腰を振りながら「まろやか~」と声を揃えて言うバージョンも好きだった。
「ブル~ダ~イヤ~、金銀パールプレゼント」
http://www.youtube.com/watch?v=DCscXrYDxzA
このフレーズは私が小学生の頃から20年以上も続いたロングランCM作品。「うれしい白で~す~」の後にこのフレーズが付いた。九重佑三子さんが歌っていた。
「どんぶりばっちゃ浮いた浮いた~するりっとシャンシャン」(どん兵衛)
http://www.youtube.com/watch?v=m1tD-40Of-U
http://www.youtube.com/watch?v=hrFUw7EWk5g
今は亡き川谷拓三と山城新伍の名コンビでシリーズ化したCM。川沿いの柳の木で江戸っ子商人や人力車運びに扮したシリーズが気に入っていた。
「やめられない、止まらない~かっぱえびせん」(カルビー)
http://www.youtube.com/watch?v=k_tiFTEHJzY
これも昭和40年代からロングランで続くCM。個人的には藤谷美和子の「100円でカルビーのポテトチップスは買えますが、カルビーポテトチップスで100円は買えません。あしからず!」という作品が脳裏に焼きついている。
「ファイト~一発!」(大正製薬)
http://www.youtube.com/watch?v=_UsXSr4qFXc
もう30年以上も続くシリーズ。肉体の限界にチャレンジし、何故か命懸けのチャレンジを行う。危険な崖を登ったり、橋から転落しそうになった相棒を力づくで助けようとしたり。決まり台詞が「ファイト~いっぱ~つ!」。「滋養強壮時の栄養補給にリポビタンD!」。勝野洋、宮内淳、渡辺裕之、野村宏伸、宍戸開、ケイン・コスギ、山口達也などが出演した。
記憶の片隅に追いやられていた古いCMだらけで、同年代の方は懐かしく思い起こされたに違いないと思う。CMは時代を映す鏡かもしれない。あの頃、どういう商品や製品がブームになっていたかなどが一目瞭然。世代や風潮、世相、流行などを流暢に物語ってくれる。さて、今週はCM特集に明け暮れたが、また、何かに触れてCMに関する記事を特集したいと考えている。それまでお楽しみに!
記事作成:6月14日(金)~14日(土)