「来年のことを言うと鬼が笑う」というが、今年もいよいよ残り3ヶ月を切った。つまり2014年も4分の3を過ぎたことになる。年の瀬に向けて、何かと慌しくなるこの時期、1年間を振り返るにはまだ早すぎる感は否めないが、そろそろ、私が毎年、年末に発表しているその年の「重大(10大)ニュースランキング」の候補を絞り込んでいく作業、いわゆるノミネートに入りたい。気づけば、「あれって今年だったっけ?」とか人間の記憶は当てにならないというのはありありで、特に半世紀を生きた私にとっては、脳が衰退し、あまり記憶に自信がなくなって来たのも事実だ。
したがって、ここで深まり行く秋を前に、いったん今年を振り返って、どんなニュースが世間を闊歩し、我々もその一報に一喜一憂したかをここで整理しておきたい。そのような趣旨で本日の記事を記載するに至った。
では、早速ではあるが、1月から順に、月ごとに主なニュースを列挙し、振り返っていきたい。
1月 マルハニチロ農薬混入事件(異常行動の変人中年オヤジ逮捕)
STAP細胞生成成功 小保方晴子氏ら会見
https://www.youtube.com/watch?v=Nf6slUvvpLI
2月 ソチオリンピック羽生結弦金メダル
佐村河内守氏、作品偽装発覚
北陸、日本海側で記録的大雪
https://www.youtube.com/watch?v=0ZuCek3Y2hs
https://www.youtube.com/watch?v=oaLy6naEWrQ
3月 笑っていいとも32年の歴史に幕
マレーシア航空370便、ベトナム沖で消息絶つ
https://www.youtube.com/watch?v=N3F2gCCiYGg
https://www.youtube.com/watch?v=VAhfVpENw2E
4月 消費税5%→8%
韓国フェリー「セ・ウォル号」沈没。多数の修学旅行生が死亡
小保方氏記者会見
https://www.youtube.com/watch?v=Tcnepq7SDVw
https://www.youtube.com/watch?v=F-ldeppWGJQ
5月 脱法ハーブが危険ドラッグに名称変更
小保方氏、不正研究認定
PC遠隔操作の片山容疑者、罪状を認める
タイでクーデター発生
東京都議会でセクハラやじ事件
https://www.youtube.com/watch?v=xojBTlz5XFc
https://www.youtube.com/watch?v=S7vxOZ5xTuE
https://www.youtube.com/watch?v=jd-ZHKXxqP0
6月 富岡製紙工場が世界遺産に登録
ブラジルワールドカップ開催、ドイツが優勝 日本はグループリーグ敗退
ASKA、覚せい剤取締法違反と麻薬取締法違反で逮捕
https://www.youtube.com/watch?v=3wVT1y5vPd0
https://www.youtube.com/watch?v=mQaLFs57Pkk
7月 マレーシア航空17便、ウクライナで撃墜され、死者多数
AKB握手会傷害事件(入山杏奈、川栄李奈が負傷)
野々村竜太郎議員、政務調査費不正支出発覚。記者会見で喚く
都議会議員、中学生とのLINEで不適切な書き込み(辞任せず)
佐世保女子高生殺人事件
https://www.youtube.com/watch?v=4VcSPDnOstw
https://www.youtube.com/watch?v=OC2lAWuwJbA
https://www.youtube.com/watch?v=Xbchlq8St4I
8月 理化学研究所の笹井氏が自殺
イスラム国で、各国のジャーナリストが人質 殺害ビデオが公開される
各地で台風被害甚大 福知山市、福岡市などで浸水被害
広島市で大規模土砂災害で死者74名の大惨事に(20日)
https://www.youtube.com/watch?v=5NZQ5PaCYPc
https://www.youtube.com/watch?v=K5IS0H9TZdE (閲覧注意)
https://www.youtube.com/watch?v=fePbCC0bIwk
9月 K-POPのアイドルユニット「Ladies' Code」のウンビとリセ、交通事故死
錦織圭、全米オープンテニスで初の決勝進出
スコットランドがイギリス独立を目指し住民投票 惜しくも独立ならず
兵庫県議、政務活動費不適正支出で記者を振り切り逃走。返さないと言い張る
ASKA被告に懲役3年執行猶予4年の有罪判決が言い渡された。
兵庫県幼児行方不明事件 生田美玲ちゃん殺害遺体損壊 47歳のオヤジ逮捕
御嶽山噴火で56名死亡 戦後最大の山岳事故となった。死因は噴石が直撃した
ことによる損傷死。行方不明者7名で犠牲者はさらに増える見込み(9/27)
https://www.youtube.com/watch?v=xZ-3G6Ec9KM
https://www.youtube.com/watch?v=mPR1vhUJKDA
https://www.youtube.com/watch?v=Mo7TFebBoQw
https://www.youtube.com/watch?v=1-nL_RA8GXo
https://www.youtube.com/watch?v=rWNflLtj0Sk
https://www.youtube.com/watch?v=rzbRIDkbel8
今日は、備忘録の意味合いも含めて今年起きたニュースを一旦整理しておきたくてこのような記事を執筆してみた。人の記憶は実に曖昧な物で、日本国内、いや全世界で起きる事件や事故のニュースが、毎日のように次ぎ次と飛び込んで来る。良いニュースよりも人が大勢亡くなるような凄惨な事件や事故のほうがニュースになりやすいのは周知のところだ。もちろんニュースがない日などありえないが、そう考えれば、その前に起きた重大なニュースですら、新しいニュースや情報の前に霞んでしまう。
さて、今年を振り返れば、政治家の不祥事絡みの事件が多すぎ。実に情けない。政治家としての自覚や責任の欠片も感じない愚行が連鎖的に発生した。特に酷かったのが地方議員の相次ぐお粗末な不祥事。政務調査費の私的利用や使途不明金が明るみに出て、その釈明記者会見で、大泣きし、喚く愚かな議員、説明責任すら放棄し、マスコミからの逃走を図るベテラン議員。女子中学生とLINEを組み、「キモイ」と言われ、逆上して脅迫メールを送りつける議員、議場において、女性蔑視とも思えるセクハラやじを飛ばす議員など。公人である自己の立場をまったく認識できていない。
内閣の構成メンバーたる法務大臣ですら本会議場に赤いストールで登場。しかも「公職選挙法」に抵触する団扇を配るなどあり得ない所業が発覚した。呆れて物も言えない。こんな善悪の判断もつかず、場を弁えない輩が法務大臣の椅子に座っている日本の内閣は最低だ。こういう非常識の大臣が「死刑執行命令書」に判を押すべき立場にいるとは忌々しき事態だ。結局は、10月20日に小渕大臣とともにW辞任に追い込まれた。しかも許しがたきは、神妙な面持ちで辞任会見に臨むのかと思いきや、席上でもへらへら薄ら笑みを浮かべ、全然悪びれていないこと。ことの重大さを認識できていない。こういう者は、二度と国会議員に当選させてはならない。また。法律に疎い人間に法務大臣を任せるなどもってのほかだ。日本の国会議員は、大臣ですら非常識な人間がこんなにも多いのかと呆れてしまう。
また、片山さつき議員は名指しで民主党をツイート批判し、反発を買い、謝罪する始末。昔から自民党は傲慢で思い上がるとろくな言動を行わず、失言が元で引責辞任するケースが相次いでいたことを、よもや忘れたとは言わせない。
さらには、清廉潔白なイメージだった小渕優子通産大臣にしても同様。2千万円もの政治資金の使途不明が発覚。野党から厳しく追及されながら、釈明できない。これは俗世間で言うと横領や使い込みに相当し、懲戒免職に該当する卑劣な行為だ。国民から搾り取った血税をあまりにも軽視しずぎ。当の議員は甘い汁を吸いながら、国民には増税を押し付けて生活を困窮に追い込んでいる。こんな悪政が平然と罷り通るのが今の自民党政権だ。こちらもやはり最後は、議員辞職をせず、大臣のみの引責辞任で幕引きをして事態の収拾を図った。小渕元首相の愛娘だけに、私も汚職はないと信じていたので残念至極だった。彼女は会見でも深々と頭を下げ、申し訳なさそうな態度に終始したのは評価できる。また捲土重来を期し、再起を図ってほしい。
さりとて、クリーンなイメージを演出するために女性大臣を多数登用した第二次安倍政権だったが、政治家特有の「政治とカネ」の悪しき慣例は払拭できず、任命権者の安倍首相の責任も大きい。同日の閣僚のW辞任は前代未聞かつ異例中の異例。両者は、公職選挙法や政治資金規正法に違反して辞任に追い込まれた汚職なのだから、刑事告発して法の裁きを受けるべきだ。
それにしても最近の政治家は、私利私欲やら保身ばかりで大義をすっかり忘れているろくでもない議員ばかりだ。もう少し国の行く末を憂い、身を粉にして取り組む気概の或る者はいないのだろうか。
また、話を変えるが、最近のニュースで一番許せないのは、何の罪のない子供たちがテロの犠牲になったり、極悪人の犯罪者によって命を絶たれる理不尽な事件である。被害者の身分やその家族の心情は大きくクローズアップされるが、直接手を下した犯人のプライバシーの権利や人権が保障されるマスコミ対応にも疑問符がつく。昔なら、さらし者にして打首獄門だ。殺人鬼を生きながらえさせ、厚生させる意味などどこにあるのか?いくら猛省を促したところで殺害された被害者は帰ってこない。あまりにも惨い事件が連続する日常に、「神も仏もないのか」と嘆きたくなる。昨日までそこで生きていた人間が、翌日にはこの世から消えている現実があまりにも多い。死を覚悟する暇も与えられず、突然の事件や事故で絶たれる命が現実にあるのだ。「人のうわさも75日」ではないが、大規模災害や重大事件により、それ以前のニュースが人間の記憶から忘却され、時間の経過とともにいつの間にか風化してしまうのだ。そこで亡くなった方は二度と生還しないのに・・・。そうした事態をを回避したいがゆえに今回、このような記事をしたためた次第だ。
では最後に、今年(2014年9月まで)に話題を集めた方々と亡くなられた有名人を紹介し、結びとしたい。
・話題になった方々
1 小保方晴子(STAP細胞生成で天国から地獄)上司の笹井氏の自殺に発展
2 日本エレキテル連合「いいじゃ~ないの~」「ダメよ~ダメダメ」(流行語大賞候補)
3 野々村竜太郎・・・会見で大泣きし、喚き散らす、両耳に手を当てるポーズが話題に
4 大谷翔平・・・オールスターで自己最速の162km/hをマーク。観衆ざわめく
5 錦織圭・・・全米テニスで日本人初の決勝進出を果たし、世界ランクも7位に躍進
・亡くなられた有名人
1 宇津井健(俳優)「赤いシリーズ」で山口百恵の父親役がハマリ役だった。
2 永井一郎(サザエさん波平の声)バッカモ~ンという雷が聞かれないのが残念。
3 三瓶明雄(DASH村の農業指導)TOKIOにとって大事な人物だった。
4 蟹江敬三(俳優) 「あまちゃん」 渋みと人間臭さが滲み出た名バイプレーヤー。
5 林隆三(俳優) 渋みのある名優だった。
6 土井たか子(元社会党首・衆議院議長/売上税廃案・マドンナ旋風)
7 奥大介(元Jリーガー)過去は日本代表として活躍したが、晩年は女優だった元妻に
DVを働き逮捕され、栄光から転落を味わった挙句の事故死。
記事作成:10月1日(水) 一部追記含む
追 記 (10/18~20)
ここで野球ネタ。今年のNPBのペナンとレースはセ・リーグが巨人、パ・リーグがソフトバンクの優勝で幕を下ろした。しかし、巨人は、あの戦力でよく優勝できたと感じていた。エース内海・菅野の相次ぐ不調と故障、まったく打てない打線、期待と魅力を感じないメンツ。やはり原采配の傭兵の凄さが際立った。私はCSに阪神が勝ち上がってきた時に、嫌な予感がしていた。たぶん、ボロクソに負けるだろうと。悪い予感は的中した。阪神相手に4連敗と惨敗し、日本シリーズ進出を逃した。CSのチーム打率が2割そこそこ。チャンス時にことごとく凡退し、残塁の山を築いた。迫力を欠き、ソロホームランでしか得点できず、繋がらない打線。第一戦に先発起用した内海の背信がすべて。今季の彼は、かつてのエースの面影はなく、出せば打たれると誰もが感じていた。個人的に先発を回避し、杉内に初戦を託すべきだった。私はこうなることは初めから予想していたし、ノックアウトされたことは誤算などではない。この初戦を落としたことで阪神に勢いを与えてしまった。
しかし、日本シリーズ進出を逸した一番の元凶は3番・坂本にある。チャンスでポップフライばかりを打ち上げ、流れを潰す。今シーズンの彼は545打数152安打。つまり393打数が凡打で終わっているが、そのうち三振が88個。相手の失策エラーでの出塁を除けば、約300打数のうちフライアウトが実に227回。つまり75%を超える割合でフライを打ち上げ、凡打に終わる結果。フライアウトは併殺、三振の次に打者としてはしてはいけないミス。もし二塁ゴロなら、二塁走者が三塁に進塁できる可能性はあるが、ランナーを置いての内野フライはアウトカウントがひとつ増えるだけで何ら進展が望めない。しかも彼の打率.279は他球団の3番打者を比べても最低の成績。クライマックスシリーズで打率1割5分にも満たない彼は、私が監督ならスタメンでは使わない。なぜ原監督は彼を5年連続で全試合出場させているのかがわからない。この5年で打率が3割を超えたことは1度だけ。しかもCSでは、打率1割未満だった彼を、最終戦では3番から1番に据えたのは納得できない。せっかく片岡と井端を入団させたのだから、この2人に二遊間を任せればいい。変化球に上体を崩され、当てるだけの惨めなバッティング。私は以前から何度も彼の無能さを指摘してきた。カッコで野球をやっているだけ。スマートで泥臭さがまったく無いし、失策13個はリーグの野手で3番目に多い。「打てない・守れない」彼を我慢して使う理由はどこにあるのか。ルックスが良くて人気があるからなのか。野球は芸能人ではない。実力がある者を最優先して使うべきだ。
そして、阿部や村田もピークを過ぎ、肉体的な衰えは顕著。スタメンを固定できず、何度も入れ替えてやりくりする苦しい台所事情。今年、巨人で及第点は鈴木尚広と亀井だけ。阪神の勢いに屈した印象は否めない。また、外国人の差が大きかった。阪神は、メッセンジャー、マートン、ゴメスといずれも額面以上の結果を残し、ゴメスは何度も勝負強さを発揮した。そこに西岡、鳥谷、福留というベテランが絡む打線は迫力満点。
一方の巨人は、アンダーソンが途中戦線離脱。キューバの大砲セペダも一軍に固定せず。私が買っているロペスもその煽りを受け、外人枠の規定で出場機会を逸すことが多かった。もったいない。投手陣も不振。今年は不調の西村に代わり、マチソンを守護神に据えたが、これまた背信行為で逆転負けされることも多かった。球速はあるが、ノーコン。山口も昨年までの安定感が無く、四球から崩れることが多かった。これでは勝てるはずが無い。杉内もソフトバンク時代の凄みや安定感を感じない。
さて、巨人を愛するあまり、かなりどぎついことを書き綴ったが、もう少し危機感を持たないと、来季はBクラス転落、監督交代も十分ありえる事態だ。今オフには粛清と大幅なトレード、FAで他チームの主力選手の獲得で、巻き返しを図るのは必至。すでに実績十分の大物選手獲得のため、触手を伸ばしている。たぶん、楽天の嶋、オリックスのエース金子、メジャーの和田や中島にまでアプローチをかけてくるだろう。プロのなのだから結果で判断されるのは当然。少なくとも坂本と山口、内海は大幅減俸し、危機意識を植えつけて来年への巻き返しを図って貰いたい。
最後に、私が監督ならこういうスタメンを組むことを示したい。
1番 亀井/長野 2番 井端 3番 アンダーソン 4番 ロペス 5番 高橋由
6番 村田 7番 阿部 8番 片岡 9番 投手
代打 橋本到 坂本 矢野 太田 代走 鈴木尚 松本哲也
先頭打者は相手が右投手なら亀井、左投手なら長野
2番は曲者で小技の利く選手を配置すべき。今年の巨人は片岡を除いて犠打が下手だった。