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Channel: 時遊人SUZUのひとり言
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往年のモテ男(A型編)

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 「往年」と聞くと、戦前とか1950年代など、かなり古めかしい印象があるが、私の中高大時代は、1970年代後期から1980年代だった。その頃に「イケメン」として名を馳せた人気抜群の芸能人やスポーツアスリートがいた。今日は、かつて人気絶頂だった方々を紹介したい。ただし、今日はA型(血液型)限定でお送りしたい。

 世良公則

 ヤマハポプコン、世界歌謡祭出身のロックバンド「ツイスト」のヴォーカル。派手なアクションと露骨表現の歌詞で女性ファンの心を鷲づかみにし、熱狂させた。サラサラの長髪に細い顔が当時の流行だった。明石家さんま、長渕剛もそうだった。「宿無し」「銃爪」「燃えろいい女」など大ヒットした。しかし、ヴォーカリストから俳優の道へと移行し、「太陽にほえろ」の刑事役や「マルモのおきて」などに出演。今では父親役が板につくようになった。

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 荒木大輔

 昭和55年当時、1年生から早稲田実業高校のエースとして甲子園に登場。甘いマスクで甲子園ギャルの注目を一心に集めた。追っかけやスタジアムに黄色い歓声がこだました。私と同年代で、高1の夏の甲子園でビューで、いきなり連続無失点で決勝まで勝ち上がり、愛甲猛投手率いる横浜に敗れ、準優勝となった。5期連続甲子園出場の立役者となったが、その後は、毎回、優勝候補筆頭に名を挙げられながら、決勝まで進出したのは1度だけだった。和田監督の勝負強さも光るが、私は3年生の芳賀投手や小澤二塁手の堅守が印象に残っている。リトルで世界大会に出場した実力の持ち主。

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 川合俊一

 ソウル五輪が開かれた1988年前後、富士フィルムのエース、日本代表のセンターエースとして活躍した。195cmの長身と色白で甘いマスクを武器に、女性ファンを虜にした正統派二枚目のバレー選手だった。神エピソードは、バレンタインにはトラック4台分のチョコが全国から寮に届き、それが2部屋の天井まで埋まったという。それほどルックスは最高だった。奥さんも同じA型の女優・中野みゆき。
 性格は潔癖症な性格で、家族間で同じ歯磨き粉を使うのがダメ。風呂も2つある。また、警戒心・防犯意識が強く、寝室にスタンガン、3段警棒、木刀、手錠を備えている。

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 藤井郁弥

 1980年代の日本の音楽シーンを席巻した、ご存知「ザ・チェッカーズ」のメインヴォーカル。福岡出身で構成され、メンバー全員がチェック柄のコスチュームで、今で言うツーブロックのサイド刈り上げ、前髪を垂らしたヘアスタイルで登場し、女子中高生の絶大な人気を得た。女の子でも藤井フミヤの髪型を真似していた。「ギザギザハートの子守唄」でデビューし、アイドルでありながら、ダンス系と本格派のバンド系を融合させたスタイルで、瞬く間にスターダムにのし上がった。
 しかし、メンバー同士の確執により、活動停止し、1992年に正式に解散した。相手の高杢もA型だが、プライドが高く、一度感情面で仲たがいで関係がこじれるとその修復は難しい。2004年にバンドメンバーで、ドラム担当だったクロベエこと徳永善也ががんで死去。
 サックス奏者の弟の藤井尚之もまたA型。私が好きだったのは、「あの娘とスキャンダル」「涙のリクエスト」「Song for U.S.A.」だった。ソロでは「夜明けのブレス」がカラオケの十八番だった。

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 吉田栄作

 均整の取れた顔立ちとモデルだっただけに182cmの長身に加え、サラサラヘアーが特徴的で小顔。1988年に「ナイスガイ・コンテスト・イン・ジャパン」でのグランプリ獲得がきっかけとなり、映画『ガラスの中の少女』でスクリーン・デビュー。阿部寛、風間トオルらと共にモデルやモデルオーディション上がりという、新しいタイプのイケメン俳優のハシリだった。1990年代は加勢大周・織田裕二と3人で「トレンディ御三家」「平成御三家」と呼ばれ、当時のトレンディドラマにも多数主演して人気を博し、1991年、当時世界的に流行し始めた「クライムサスペンス」を思わせる『もう誰も愛さない』の主演は大きな反響を呼んだ。個人的には、石田ゆり子と共演した「君にためにできること」が好きだった。
 人気絶頂の時に、突然アメリカ留学に旅立った。妻は同じA型の平子理沙。

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 加勢大周

 彼は正真正銘の2枚目俳優だった。若い女性の誰もが、爽やか好青年風のルックスと均整の取れた甘いマスクに心酔し、あの笑顔にコロリとやられたと思う。
 ところが、1991年に前事務所からの独立を画策した際に、前事務所が芸名の使用の停止を求めて裁判所に提訴し揉めた。その後、1年3カ月の裁判の結果、勝訴となり加勢大周の芸名は認められたが、その後前所属事務所が「新加勢大周」として同名タレントをデビューさせる。ただ、すぐに「坂本一生」。プロダクション側は「加勢大周の名をプレゼントする」とインタビューで公言しこの問題は収束した。
 1995年頃からは助演としての出演が目立ってくるようになった。この頃から、台湾のTVドラマへの出演を始め、現地で人気を博した。2008年10月5日、東京都世田谷区新町2丁目の自宅マンションにて、覚せい剤3グラムと乾燥大麻9.4グラムを所持していたとして、覚せい剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(所持)の現行犯で逮捕され、懲役2年6か月、執行猶予3年(求刑懲役2年6か月)の判決が下った。この裁判の初公判にて、「田舎の親元に戻って一からやり直したい」と芸能界引退を表明し、バーテンダーとして仕事をしている。

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 さて、現代の「モテ男」と言えば、ルックスが大切らしく、小顔で長身、脚が長く、とろけるような笑顔に女性は参ってしまうようだ。今日はA型限定の往年の「モテ男」を列挙したが、もっと古い世代では、A型の「モテ男」と言えば、加山雄三や石原裕次郎、他には、郷ひろみ、沢田研二(ジュリー)、松田優作、中井貴一、神田正輝、舘ひろし、真田広之、渋谷哲平、唐沢寿明、織田裕二、石黒賢、筒井道隆らが人気を博した。
 現在、A型のモテ男は数が少ない。木村拓哉、福山雅治、向井理、TAKAHIRO、玉山鉄二、竹野内豊、妻夫木聡、小栗旬、福士蒼汰、内田篤人などO型のように、国民的人気を誇り、女性がお熱を上げ、圧倒的な存在感を示す人は僅か。A型は爽やか好青年タイプが多く、個性があまりない。阿部寛、市原隼人、小出恵介、坂口憲二、GACKT、玉木宏、大沢たかお、松坂桃李、藤原竜也、佐藤健、綾野剛、ダルビッシュらがいるが、いずれも真面目な優等生タイプで、スマートな印象だ。

 特に、血液型でイケメン度が決まるわけではないが、熱狂的な人気を博すのはO型やB型には及ばない印象がある。生真面目さは大切だが、女性を夢中にさせるのは、多少、少年ぽさを残していたり、ちょっと悪ぶっていたり、優しかったり、ぐいぐい引っ張っていくタイプだったり、話しやすいひょうきんさを兼ね備えていたり、母性本能をくすぐるような個性や容姿があってこそなのだと思う。

 記事作成:10月5日(日)


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