ずいぶん前にシリーズ記事として「どーでもいい話」を書いたが、今回はその類。世の中には疑問だらけで、ふとした話題で、なぜそうなの?という素朴な疑問が絶えずついて回る。今回もそうした内容の記事でお茶を濁したいと思う。
1 火に油を注ぐ話
運動不足解消のために、軽くストレッチしただけで筋肉痛(50代)
準備運動だけで骨折(60代骨粗しょう症)
最近は翌日ではなく、3日後くらいに筋肉痛に襲われるようになった。気持ちは若くても、体力は絶対的に衰えている。それに昔はスキーで一度も止まらずに滑り降りられたのに、今では途中、5回は休んで息を整えないと降りられなくなった。
2 理由がわからない話
現住所は別の場所で、昔、家族(親・兄弟)と暮らしていたかつての家を「実家」と呼ぶのはなぜ?今住んでいる場所こそ「実家」ではないのか?どうして幼少期に暮らし、育った家を「実家」と呼ぶのだろう。そういう意味では、実家は正しくは「旧家」とか「元家」と言うのが正しいのではないか?それに納豆と豆腐の言葉の起源がわからない。
それに言い方が変わるのも解せない。昔は「コンサート」と言っていたのに、今では「ライブを見に行く」という表現になった。もっと昔は「オンステージ」とか「リサイタル」と言っていた。バンドもユニットと表現方法を変えた。ジョイントはフューチャリング、リバイバルは再ブレイクと言う。まだまだある。コンピレーションアルバム、オムニバスアルバム、トリビュートアルバム、カヴァーアルバム、リミックスアルバム、スプリットアルバムなど名称多彩で訳が分からない。これも一種のその時代の流行語なのか?でもそれが標準語になっていることに気づき、昔を知っている者からすると、少し寂しい気持ちになる。
3 許せない話
女性の一番の晴れの日は成人式の振袖姿だと思うが、成人に日当日に、着付け業者が夜逃げしてドロンしていた許せない実話。しかも、その業者が「hareno-hi」というから余計に腹が立つ。最悪なことに、予約者には事前に倒産を知らせる連絡もなく、当日着付けができずに洋服のまま成人式に出席した女性もいた。女性が一番輝く思い出に残る日を台無しにしておきながら、その社長はぬけぬけと上海にいて、フェイスブックを更新していたという。これはれっきとした詐欺で、被害者は200名を超える見込み。
私の娘も今年、成人式を迎えただけに他人事とは思えない。こういう人の気持ちを逆なでしたり裏切る奴は許せない。地獄へ落ちろ!だ。
横浜市や八王子市は被害者救済のために、もう一度成人式を挙行してあげてほしい。
4 よくある話
Youtubeってキーボードで打とうとしたら、画面を見ると「ようつべ」と打っていることがよくある。それでも検索できるから凄い。「ようつべ」で実行キーを押しても「Youtube」が出て来る。打ち間違いと言えば「国破れて山河あり」を「国敗れて山河あり」と思い込んでいたり、「取りざたされている」を「取りだたされている」と間違えて覚えたり、「勘違い」を「感違い」と文字通り勘違いしていたり、「価値観」を「価値感」と長年書き続けていたり、結構気づかずにやってしまっているミスは山ほどあるようだ。
5 怖い話
初夢で宝くじ10億円が当った夢を見た。みずほ銀行へ受け取りに行った帰り、強盗に遭い、マシンガンで蜂の巣にされた夢だった。当らなくて良かったと心底思った。
6 人生のモテ期
私の半生を振り返ると、一番モテた時期は小学校低学年の頃だった。毎朝、一緒に学校へ行こうと誘ってくれた女の子や「好き」と告白されたり、ラブレターをもらったもことも複数回あった。
でも中学に入ると逆に嫌われる存在で、しばらくは女にモテるなどということは一切なかった。人は一生のうちにモテ期は決まっていて、小学校の頃にそれが来る人もあれば、中学、高校で来る場合もある。また社会人になってモテ始める人もいる。人生いろいろだ。
7 夢を買う話
日本人ほど物事に執着せず、ものわかりが良い民族はないだろう。宝くじは2千万枚に1枚というまず当たらない仕組みにもかかわらず、「買わない宝くじは当たらない」とばかりに当選者のためにわざわざ投資をして結果、損をしている。おめでたい民族だ。本当に10億円当たった時のことを想像できるだろうか?夢のような日々を送れると思ってやしないか?
当たった時のことを想像、あるいは妄想して過ごすのが楽しいだけ。それはまさに夢を買うものに相違ないが、もし当たったら大変な出来事が起こる。
まず、当選したことは誰にも言えない。秘密を隠し通して生涯を乗り切ることは出来るのか?誰かについ自慢したくて口を滑らしてしまわないか?
もし人に話したらどうなるか?妬みから知り合いは離れて行くだろう。肉親や家族であっても血肉の争いとばかりに、分け前をせがんだり、取り合いになるだろう。場合によっては殺意の対象になる危険性もある。金に困っている者から命を狙われるかもしれない。周囲は皆、敵に思えてきて人間不信に陥るかもしれない。秘密厳守の銀行員が当選者の氏名をこっそりSNSでバラす可能性は全くゼロではない。びくびくして一歩も家から出られなくなる。
それに一生遊んで暮らせるだけの財を一瞬で手に入れたら、生活はまず一変する。仕事はバカらしくてやめるだろうし、毎日遊び呆けて堕落する一方だ。
人が変わったように態度はでかくなり、とげとげしい応対になり、派手な振る舞いをして浪費生活に陥る。金が目当ての連中が取り囲み、隙あればと狙うだろう。真の友人は疎遠となる。金で愛情や人の気持ちまで買えると錯覚し、人間関係が破綻するかもしれない。
豪華な車や家を買い、旅行三昧。毎日10万円使っても使いきれない。毎晩愛人をはべらしてドンペリに札束を並べてドミノ倒し。札束の布団ってのもありえる。全身高級ブランド品と高級時計に身を包み、愛車はフェラーリとポルシェ。週一で銀座でどんちゃん騒ぎ。ありとあらゆる贅を尽くし、やりたい放題。
こんな生活を一年も続けたら、間違いなく体を壊す。莫大な財を使い切った途端、それまで表面的に付き合ってきた連中は、手のひらを返したように去っていくだろう。
そしてたったひとり取り残された時に、人生の本当に意味や真実の愛を思う存分知らされることになるだろう。
しかし、それなのに人々は果てしなき夢を見て毎年のように宝くじを買う・・・。
8 募金や基金の話
日本人ほど助け合い精神が強い民族もない。困っている人がいれば、なんとか支援をしようとするし、震災が起これば義援金や生活物資を送り、なんとか役に立ちたいと切に願う。そして毎年夏に繰り広げられる24時間テレビの募金やクリスマスのチャリティミュージックソン、更には緑の羽根、赤い羽根募金、交通遺児募金など数多くの募金が存在する。
私はずっとそうした募金活動には絶え間なく参加していたが、24時間テレビの裏事情を知ってする気が失せた。それは日本全国で募金活動を展開してようやく2億円集めても、そこに出演するタレントの出演料(ギャラ)の方が何十倍も高い、そして番組の制作費も天文学的費用がかかっていると聞いた。私はてっきりボランティアでノーギャラでやっているのかと思い込んでいた。しかしタレントや芸能人はどれが仕事なので、こうした番組にもしっかりと高額ギャラを貰っている。びっくりしたのは番組の最後にだけ登場して「サライ」を歌っている加山雄三と谷村新司はたった10分の出演で数百万円ふんだくっていると聞いて愕然と来た。なんのための募金なんだ?本末転倒だ。
そして、○○の羽根募金はちゃんと初期の目的に使われているのだろうか?どこかの捕鯨反対団体のように、その組織や団体の存続のための費用や職員の給料を募金で賄っているのではないか?さらには事務費や多額の広告費、鳥から羽をむしり取って募金集めの材料に使っているのではないかとの疑念を抱いた時に、真面目に募金していたバカバカしくなった。まさか時代劇の悪代官ばりに、そこの財団の理事長がすべて横領しているのではないか?多くのことを勘繰りたくなる。見えない部分までちゃんと世間に公表して変な憶測を生ませない努力まできちんと示してほしい。
9 薬物混入事件の話
年明け早々、私が危惧していた事件が実際に起きた。平昌五輪で、日本人憎さに韓国の横やりや妨害、粗悪な環境提供など差別的待遇があるのではないかとの懸念を記事にしたためたが、日本人選手への薬物混入で失格を偽装するのではないかと思っていた矢先、同様の事件が起きたのだった。しかも日本人が日本人を陥れようという汚い事件。
その選手は我が福島県に籍を置く選手だった。残念でならない。後輩選手の台頭に恐れをなし、正々堂々と戦わずして姑息な手段で五輪代表をもぎ取ろうと画策したのは断じて許しがたい卑怯な行為だ。良心の呵責に耐えかねて自白したのは幸いだったが、この一件で日本人の信用も地に堕ちた。私が危惧するのは、この事件をヒントに韓国人が嫌いな日本人を陥れるために同様の行為を実行するのではないかということだ。どうやら私には先見の明というのが生来備わっているらしく、私がブログで取り上げたことが実際に起こったことが過去何度もあったのは周知の通りだ。
10 年齢と共に変わる趣向
子供の頃に食べられなかった物がこの歳になって好きになったり、聴く音楽の趣向が変わったりしていないだろうか?私はかぼちゃや茄子が苦手だったが、今では好物になった。演歌なんか馬鹿にしていたのに、風呂場で口ずさむのはそうした曲が多くなった。
もっとも身に染みて体験したのは、若い頃は2ドアのスポーツクーペに乗っていたが、家族が増えた途端にファミリーカーの代表格のミニバンになり、子供が巣立ってからは燃費が安いコンパクトカーに乗るようになった。それが歳をとるということなのか?でも昔取った杵柄とはよく言ったもので、バブル時代に通い詰めたディスコに50歳を過ぎてから懐かしんで再び出向いたり、あるいはスキー場通いをまたしてみたり。子育てが終わった45歳以上をターゲットにした商売は今、花盛りのようだ。
私の予想だと、もうすぐバンドブームが再来すると見ている。90年代を席巻したバンドブーム。それを体験した世代が親となり、それを聴いて育ったそのジュニアが再びバンドに夢中になる筈だ。10~20代の頃にアイドルブームを経験した世代が50~60代になり、その子供たちがAKBや乃木坂、ジャニーズなどの多人数ユニットでアイドル好きなようにこうした趣向は一定周期で繰り返されるのだ。
さて、いろいろなことを好き勝手に書き綴ったが、どの話に興味を持っていただけたでしょうか?どの話に共感したでしょうか?たぶん、同じ時代を生きた同世代の方々は理解してくれそうな気がする。
記事作成:1月10日(水)