最初にお断りしますが、今回の記事は、フジテレビ放送の「奇跡体験アンビリーバボー」の映像を取り上げたものではありません。
「事実は小説より奇なり」という言葉があるが、世の中にはその真逆を行く事象がある。つまり科学で証明がつかないような摩訶不思議な現象で、それは謎とかミステリアスな非現実的なものである。
今日は長年の論争にもかかわらず解決しない特選映像を集めてみた。
1 UFO(未確認飛行物体)
かつて「木スペ」で放送された矢追純一監修の「UFO」特集。「チャララーララ・チャララー」という派手なBGMで不安を煽る。目撃例の多いメキシコで現地取材を敢行し、目撃者へのインタビューを行い、再現するというものが多かった。中には「ネッシー」のように捏造した類のものもあったが、それを見た夜は、怖くて寝つきが悪かった気がする。北海道で学生生活を送っていた時には、夜中に金縛りに遭い、眩しすぎる大光量に包まれ、UFOに連れて行かれそうになった。それが夢だったのか現実だったのか今もって不明だが、布団を被り、「早くいなくなってくれー」と願ったら、その光がすーっと消え、暗闇になったのだった。小学生の頃に始まったこのUFO特集は、その後、「水曜スペシャル」の「川口浩探検隊シリーズ」と同様、シリーズ化した。
https://www.youtube.com/watch?v=0Ya6x8Ymras
https://www.youtube.com/watch?v=NB-6fS9p6hU
https://www.youtube.com/watch?v=tu5q5T0mYuM
2 心霊(閲覧注意)
これも触れるのが怖い話題だが、非科学的事象で、証明がつかない。人は死んだらどうなるのか?本当に浮かばれず成仏できない魂が霊となって、現世にいる私たちの前に姿を現すのだろうか?私は霊感が全く無いので、一度も幽霊を見たことがないが、よくTVで放送される投稿映像やYoutubeにアップされている映像は、本当なのか?それともフェイクなのか?でっち上げだとしたら、死者を冒涜する許されない行為だ。
https://www.youtube.com/watch?v=oz_XwLXIHRc
3 UMA(未確認生物)
これもまた不可解。古くから「ビッグフット」と呼ばれる、どうみてもゴリラの着ぐるみを着た雪男やツチノコ、ネッシー、河童、人魚、カラパイアなど多種多彩に存在する。
実在したのは恐竜、マンモス、シーラカンスなどだが、噂が噂を呼ぶ未確認生物は、もしかして人間のロマン追求の成れの果てなのか・・・。
4 初代引田天功の脱出劇
かつて日本テレビ系列で放送された「木曜スペシャル」の中で、その大脱出は行われた。その人の中は「引田天功」。ダイナマイトの爆発や火炎地獄から生還を果たす危険な脱出マジックを次々と考案し、実行に移した。毎回、視聴者をハラハラドキドキさせ、強烈な爆音と凄まじい炎の中から脱出し、奇跡の生還を果たすというもの。
彼はプリンセステンコー(2代目引田天功)の師匠であり、40代の若さで心臓病を患い亡くなったため、こうした偉業は伝説となった。
彼が演じた脱出劇の中で、私が唸ったベスト3を挙げると
1 油地獄水面炎上からの脱出
「死の水道管からの脱出」に似た設定。ヘリコプターで吊り上げられた箱が油壺に投下され、そこから50m離れた脱出カプセルまで狭い水道管の中を移動する。その間、次々と時限爆破装置が作動し、ダイナマイトの爆発が起こり、迫り来る恐怖と時間との闘いを強いられる。毎回行われるのは、設定と違うところで発火し、視聴者を焦らせ、不安に陥れる。誰もが緊張し、固唾を呑んで見守る中、巧妙な計画とトリックによって彼は生還を果たした。
2 激突ジェットコースターからの脱出
読売ランドの既存のコースターに引込み線を増設し、ジェットコースターを小屋にダイビングして激突させ、火災を起こし、その中から彼が姿を現すという脱出劇。時速60キロで小屋に突っ込み、その瞬間にコースターにくくりつけられた箱の中から脱出するという神業を演じたが、僅か0コンマ数秒という瞬時に脱出など不可能。手錠をして箱の中に入れられたと見せかけて、実はカメラワークで見えないところで、箱から抜け、事前にこっそり小屋の中の安全な場所に移動していると思われるが、真相は闇の中だ。
この脱出でも設定外のことが起きる。最上部を走行中のコースターの彼が入る箱が突然に炎を包まれ、視聴者をヤキモキさせる。彼は演出の天才でもあった。
3 火煙塔大脱出
こちらも大掛かりで、高さ20m以上もある鉄塔を組み、ヘリで吊り上げられた箱がてっぺんに下ろされる。そこから地上へ脱出を試みるのだが、こちらも想定外と思わせる爆発が起き、箱が炎に。上から順に爆破が起き、凄まじい爆音と炎に包まれる。お決まりのように救急車が登場し、不安を煽る。そして骨組みだけになった脱出小屋の中から、成功した彼が姿を現す・・・。
毎回、巨額の費用を投じ、大掛かりなセットを組み、視聴者を釘付けにした。彼の遺志を2代目引田天功(プリンセステンコー)が受け継いだが、2回程度の脱出を行ったが、鼓膜を破るなどあまりにも危険な試みだったため、いつからかイリュージョンに転向した。
5 超魔術
1990年頃にMr.マリックが登場し、マジックを超えた「超魔術」を披露した。もちろん魔術なのでタネも仕掛けも存在するが、視聴者の目をまんまと欺き、さも浮世離れした超絶マジックで世間に一大センセーションを巻き起こした。それはユリ・ゲラーに近いような衝撃があった。コインの瞬間移動や500円玉が手の甲を突き抜けてテーブルに落下したり、ピラミッドパワーで空中にコインを浮かべたり、念力でガラスを粉々に砕いたり、それは荒業と言えるような所業だった。
そして超魔術を終えた際には「これがハンドパワーです!」と決め台詞を吐いた。
https://www.youtube.com/watch?v=H4kySQj88zo
さて、今日はアットランダムに私が最近、気になっている衝撃映像を取り上げた。世代的に、どうしても古い出来事や懐かしい映像を取り上げてしまう傾向がある。過去を美化するのが歳をとった証拠かもしれない。
記事作成:4月21日(金)