本日は、当該企業には失礼かもしれないが、最近とんと見かけなくなった名物CMをお送りします。一時は飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進した企業だが、バブル崩壊以降、斜陽したり、流行り廃りの真っ只中で、次第に時代に置いてけぼりを喰ってしまった感がある。栄枯盛衰を感じるが、私が個人的に思い出深く、忘れがたいCMばかりだ。
コスモ石油
「ココロも満タンに~コ・ス・モ~石油!」
コスモ石油は丸善石油と大協石油が合併して誕生した。日本の石油元売りといえば、バブルの頃は、日本石油、モービル石油、エッソ石油、出光興産、昭和シェルが大手だったが、そこに殴り込みをかけたのが新生コスモ石油だった。企業イメージ先行でCMがイメージアップを果たした役割は大きかった。今でも違うバージョンを放送しているそうだが、福島県内ではめっきり見かけなくなった。
ブルーダイヤ
「嬉しい~白です~ブル~ダ~イヤ~、金~銀~パ~ル、プレゼ~ント!」
このCMはたぶん、10年以上流れたと思う。私が小学生の頃から大学生の頃までは頻繁に制作されて、放送された。それだけこの洗剤はヒット商品だったということ。洗濯済みのTシャツが何重にも干され、青空の下、風にたなびいている絵がとても印象に残っている。
小学館
「ピカピカの一年生」
こちらもシリーズ化し、長きに渡って放送された。微笑ましく誰が見れも笑顔になれるおもしろいセリフが凝縮されていた。かつては本屋の陳列台を華々しく飾り、一世を風靡した「小学~年生」シリーズが、次々廃刊となり、CMも減り、今ではほとんど新作が作られなくなった。残念でならない。
積水ハウス
「住まいの参観日」
バーバババが出てくるCM。積水ハウスと言えば「大きく~ふくらむ~夢~夢~夢~」が有名だ。しかし、この「参観日~参観日~住まいの参観日~」も覚えやすい節回しとメロディーで耳に残った名作。
山本山
こちらも70年代から80年代にかけて一時代を築いたCM。「江戸っ子だってね」という清水次郎長一家の森の石松をモチーフにしたキップのいい作風。「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」のフレーズは知らない日本人はいないだろう。回文。
桃屋
「ごはんですよ」
このCMもロングランで、長く続いた。黄金期は70年代。大村崑をイメージした主人公が様々な場面で「佃煮海苔」である「ごはですよ!は桃屋ですよ」の言い回しでPRする。
アデランス
アデランスの登場は衝撃的だった。イメチェンどころか、世のお父さんに光を与え、生きがいややる気まで再生させてしまった画期的な商品で、革命をもたらした。その後、「アートネーチャー」と「リーブ21」が同業者として登場。需要もあって、一気に市場は拡大した。
黄桜
「カッパっぱ~ルンパッパ~」
この歌は誰でもおなじみ。色っぽい女性カッパの誘惑。妻のひざ枕でほろ酔いでいい気分になったカッパがリズミカルな曲調に乗ってアニメーションを繰り広げた。「カッパッパ~ルンパッパ~カッパ黄桜ルンパッパ~」という日本人なら誰でも口走れる名曲だ。
クレアラシル
http://www.youtube.com/watch?v=21Yh2MAcqvM
このCMも1980年代頃に隆盛を極めた。リレーメッセージ形式で、中高生の期待の星だった。ニキビをこれほど大々的に取り上げたCMは珍しかった。日本人、外国人を問わず、多くの若者が元気にCMに登場。ニキビに悩める青春たちを明るくサポートした。
個人的に好きだった島田奈美の懐かしいCMはコチラ
http://www.youtube.com/watch?v=fQlwNe4BFe0
http://www.youtube.com/watch?v=GP_tQRPJmS0
http://www.youtube.com/watch?v=8ecI18boI-0
今回は9社の懐かしいCMとしてお送りしましたが、もし好評であれば続編も考えたいと思う。
記事作成:8月20日(火)