「Youtube」を観ていて、たまたま小野町の観光PRする動画に辿り着いた。そう言えば、福島県に暮らして47年も経つのに、小野町を訪れたことは2~3回しかないことに気づき、何か面白そうな名所はないかと探し、幾つかのスポットをピックアップした。まずはその動画を紹介したい。
小野町イメージビデオ
福島県小野町で11月22・23日に1泊2日で開催される第3回笑顔コンのイメージビ
CM https://www.youtube.com/watch?v=3-1iYNQKMnY
「はぴスタ」時代に梅田澪理アナが小野町を訪問した時の模様
梅ちゃん、可愛いすぎる!私の理想のタイプだ。顔も性格も素敵な女性だ。
小野町の紹介動画 https://www.youtube.com/watch?v=USVW6nWIs8w
そして、小野町は「小野小町」生誕の地という伝説がある。世界三大美女に数えられる彼女は、てっきり秋田県出身だと思っていた。町おこしのためのでっち上げか?という疑念が沸き、地元に足を踏み入れれば、その真相を解き明かすこともできるのではという密かな期待もあって、訪れることにした。
私が考えた郡山発「小野町」往復5時間(午前中5:00~10:00)コースはコチラ
郡山―田母神―①東堂山満福寺&昭和羅漢像―②リカちゃんキャッスル―③小野小町生誕の地碑&小野篁館跡・愛子神社・鬼石―小野新町駅―④夏井千本桜―⑤夏井諏訪神社(大杉)―⑥船引小沢の桜―⑦三春富士―⑧雪村庵―郡山
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正直に言えば、この旅は昨年計画したものを、桜の季節に実施したいと半年近く温めておいたものだ。実際、4月7日(木)に実施する予定で休暇を取り、実際に日大付近まで行ったのだが、途中で雨に降られ、断念してUターンした。そのリベンジ編として実行した。しかし、私はどうも旅行を計画すると、天気には祟られるようで、11日は最高気温が10℃以下の冬に逆戻り。その前日と翌日は20℃近い陽気という異常さ。この傾向は北海道に住んでいた時からそうだ。晴れていても、私が外に出たとたん、雪がちらつくのが日常茶飯事だった。では寒さに震えながらの旅を振り返りたい。
実際の旅行の様子・・・実行日 4月11日(月) 天気:くもり
この日は土曜勤務の振替休日だった。不安材料は、この日だけ低温で最高気温が8℃という異常気象とガソリンが残量半分以下という危険な状況にあったこと。それでも強行するのは休暇が取れないことと花の命は短く、今を逃せばその時機は去ってしまうからだ。
7:00 自宅発。どんよりとした空模様 気温4℃ 冬に逆戻り 奥羽大、逢瀬川桜並木。
風が強く、桜吹雪状態。最悪天気どうして今日だけ?市内渋滞。脱出困難。
ROUND1前、クリーム色のラウム。割り込み車線変更DQN。信号OUT連続。
トラックも多い。脇道は入れず。方八町動かず。工業団地渋滞。直進。
東山霊園方面へ。ワイパーで窓を拭いても汚い。冬用のままだから?
7:35 守山でようやくR49へ。35分も要する。集団登校中。桜あちこち満開。
7:40 矢田川セブン バス 5℃ ラジオで昨夜菜根屋敷のファミマにコンビニ強盗。
ラーメンむじな芝桜。
7:52 田母神分岐、県道13へ左折。峠道。暴走プリウスを追尾。7:56ランクルPC。
左折してひとつの山を迂回。ふれあいの森公園。180度回り、ようやく東堂山入口
を発見。左折して山道の参道へ。狭い急坂。
8:03 東堂山満福寺着。37.7km。境内のP広い。案内板あり。冷え込みきつい。3℃
寒すぎる。無人静まり返る。石像多数。石段を登る。苔むしている。
1758年建立の仁王門が立派。その先に下のVTRの鐘楼が・・・。幽玄な美しさ。
石段と緑と侘び寂のコラボ。森羅万象を実感できる。来て良かった・・・。
<東堂山満福寺>
冷え込んで手先が冷たい。石段を登ると本堂の見晴らし台へ。石垣も古い。
鐘楼は1861年建立。それでも江戸時代。本堂で参拝。無人。防犯カメラあり。
ひんやり感で真冬の気候。昨日までのぽかぽか陽気消える。日露戦争記念碑。
裏手のふれあいの森まで1kmの散策路方面。崖の斜面沿いに昭和羅漢が散在。
いろいろな趣向の石像が多数。怖い。野球帽や庶民の暮らしそのままのデザイン。
形状。石像にはお賽銭が・・・散策路100mほどでUターン。土砂崩れや落石があれ
ば、誰も助けに来ない。熊も出そう。木陰で薄気味悪い。戻る。
大石垣は1887年建立。石段からの鐘楼が風情あって古の情緒感じる。手がかじ
かむ。気温低く桜はあと一週間後か?
写真撮るとすべて反射して部分的に白っぽくなる。パワースポットだから?
8:28 満福寺発 参道を下り、農道山田線へ。右折左折繰り返し、県道13へ。
昔来た「関東エラストマー」の前を通過。小野町の市街地へ。小野高校前通過。
本日入学式?係の先生が棒を持って誘導。信号右折し、さらに200m先右折。
8:33 リカちゃんキャッスル前。写メのみ。昔娘を連れて来て以来。まだ開門せず。
8:41 小野新町駅へ。小さな駅。磐越東線の基幹駅にしてはこじんまりしすぎ。
駅前の一角に「小野篁館跡」という石碑建つ。案内図によると、この周辺が屋敷跡
南側を回って踏切を渡り、線路の東側へ。ゴミ出しの住民に尋ねるが「愛子神社
なんて聞いたことない」だと・・・。地元なのに知らないとは。Uターンして戻ると、
50m先に標識有り。左折し、狭い一本道を進むが、行き止まり。駐車場無し。
愛子の墓、神社、鬼石まで100m圏内だったが、私有地につき観光取りやめ。
小野小町発祥地伝説、解明できず・・・。
県道を線路と並行に夏井方面へ南下。2kmほどで右手に川沿いに桜並木が・・・。
しかしまだ蕾状態。強風?鯉のぼりがバタバタしている。
8:55 諏訪神社の駐車場へ。ここまで50.4km。大きな釜が鎮座。県道を渡って向か
い側の神社へ。霊験あらたかな佇まい。ひっそりして無人。まったく寒すぎ。ひんや
り。杉の巨木が2本。聳え立つ。樹齢1200年もの大木のご神木。しめ縄。
その周りが順路。そして石段を登って本堂へ。広場からの眺め抜群。
千本桜はまだ時期尚早。蕾硬そう。あと1週間はかかりそう。
やはり写メすると白く光る。反射。縦アングルでないと全景入らず。
<夏井諏訪神社>
「小野町で新しい生活」はコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=H2FzRrTQHnc
9:07 諏訪神社発。赤の欄干の橋を渡りたくて県道を南へ。保育園を夏井駅舎と思った
ら、夏井駅は駅舎無く、ホームのみ。やがて右折して踏切越え、さらに右折。
夏井川沿いの細い一本道へ。赤い橋の上で写メ。暴風荒れ狂う。川の上は風も冷
たくて痛いほど。鯉のぼりまで移動。2つめの赤い欄干の橋を渡り、テントのあるさ
くら祭り本部へ。人影なし。桜はまだ硬い。暴風に飛ばされそうになりながら、橋の
中央で写メ。髪の毛は逆立ち、くしゃみ。風邪ひきそう。高速がすぐ上を走る。鯉の
ぼりがバタバタと音を立てて飛んでいきそう。山の上に展望台あり。その建立記念
碑あり。
<夏井千本桜>
https://www.youtube.com/watch?v=5q9Ee63GCwo
https://www.youtube.com/watch?v=HMNZ9Dt-Z9E
https://www.youtube.com/watch?v=4T61rdSOJTE
https://www.youtube.com/watch?v=HMNZ9Dt-Z9E&nohtml5=False
9:21 夏井千本桜発。満開を期待したのに残念・・・。線路沿いの細い一本道へ。
踏切でちょうど郡山方面の列車を待つ。写メ。信号を左折して県道41へ。
9:27 小野新町駅前で列車を追い越す。市街地を通り抜ける。旧道へ。
9:31 小野警察署前。右折しR349へ。コメリやスーパー、しまむらなど集まるエリアを
通過。途中の道すがら「吉野辺たねまき桜」を発見。祠あり。立ち寄り写メ。
左折してさらに右折。後続車を引き離す。田園風景をしばらく走り、右手に「小沢の
桜」の看板を見つけ、急停車。戻って駐車場へ。
9:52 小沢の桜到着。75.1km。同時に白の軽も。先に徒歩で畦道を往復して周辺の
長閑な景色。ここは映画「はつ恋」で使われた桜の大木だ。
と遠くの片曽根山のコントラストを楽しむが、桜はまだ咲かず。やはり低温で、小野
や船引は中通りでも阿武隈山系なので開花遅い。速攻で出発。
小沢の桜(船引町)
ナビでは船引経由だったが、200m先で路上駐車して確認。10分ほどナビをい
じってUターン。戻って右折、急坂。そして右折。芦沢方面へ。次はいよいよ滝桜。
時間帯からして、もしかするとテレビ中継しているかも・・・。TUF「げっきんチェック」
で生中継あるかもしれない。
10:08 途中で「地蔵桜」の標識と赤い幟を発見。立ち寄る。79km。無人で誰もいない。
まだ蕾状態。ここもあと5日はかかりそう。写メのみ。滝桜は見頃なのに・・・。
ボウリングの巨大ピン。右折2回、左折して滝桜入口へ。車の行列。広大な駐車場
で、しかも平日なのに満車状態。奥のほうまで誘導される。途中で戻り、運よくス
ペース発見。
10:20 滝桜到着。出発から79km地点。まだ給油ランプはつかず。
歩いて歩道を行く。桃やレンギョウなど綺麗。仮設トイレのある料金所へ。
300円の桜観料を払い、パンフを貰う。トンネルの遊歩道を歩き、人込み凄い。
中国語が飛び交う。出店やフードコートあり。桜の苗木も売っている。5分歩いて
滝桜の周辺へ。すると、案の定、テレビのクルーがいた。2台のハンディ。誰かタレ
ントはいないか見渡すが、スタッフのみ。滝桜の周囲を一周。再び集合写真のお
立ち台の段がある付近で、生放送中の場面に出くわす。柏屋の法被を着た店員
が、カメラに向かって話していた。
その後、山頂まで登って土手の上の桜並木を見たり、周辺の田舎の里山の風景
を満喫。遠回りで周回して下る。石の標識など撮影。写メの合計50枚は撮影。
帰ろうと集合写真用の段差まで来ると、どこかで見覚えのある体格のいい男を発
見!なんと「ヒッキー北風」だった!いつもように派手なチェックの服装。やっぱり
予想通り、満開の滝桜の中継を「げっきんチェック」で生放送していた・・・。
テレビに映らないように気をつけながら、ヒッキーを遠目で盗撮!
予想通り、テレビのクルースタッフが満開の桜をリポートしていた。
勇壮な、それでいて優美な枝垂桜。思わず息をのむ美しさ。
どこに行っても人の波。平日なのに、昨日満開の情報を聞きつけた観光客がわんさか!
ようやく青空が顔を出し、青い空には薄いピンクの花びらがよく映える。
赤いジャケットがヒッキー北風。チェックのシャツと派手なネクタイがトレードマーク
見つけた時は思わずガッツポーズ。でもテレビには映りたくないので遠くから眺めていた。
帰宅後、録画を確認したが、生放送時のシーンはコチラ
私が映り込んでいないか目を皿にして探したが、発見できなかった。
ちょうど写真右側の場面の時に、その2m離れた真横を私が通った。
してやったりのバッティングだった。新聞を見て行ったわけではないのに・・・。
でももう「梅田澪理アナ」はいない・・・。
ここの桜が満開に咲いている状態での見物は、震災があった2011年4月25日に、出勤途中に寄り道して早朝に来て以来5年振り。その際も、FTVの名和田知加アナが「めざましテレビ」の生中継のため、現場に待機し、出番待ちしている場面に遭遇した。今回またしても・・・。それだけ満開時には中継リポートが集中する。
当時の様子はコチラ
10:55 滝桜発。間違えて左折し、ダム側の道へ。途中美しい橋脚と青い湖面と桜のコン
トラスト綺麗。臨時停車して写メ。あとは3か所。雪村庵、建福寺、小和滝の桜。
旧桜中の近くに出る。福島GAINAXの遊学館見学も良かったが・・・。
見慣れた風景の道。三春町総合運動公園の前の道、左折してR288バイパス。
田村富士には行かず。右折して三春町内へ。八島台へ右折し、懐かしい建物の
前を通過。左折して立体を越える。
11:06、三春駅。駅周辺も桜並木美しい。雷医院を左折し、右手の雪村庵駐車場へ。
11:08 雪村庵。96.5kmも走行。ここから徒歩。観光客10人程度。竹林美しい。
晴れ間が見えだし、6℃まで気温回復。それにしても今日は寒すぎる。
人がいなくなったのを見計らって写メ、しかし運悪くバッテリー切れ、財布に入れた
2本目のバッテリーと交換。手間取る。2日前の民報に写真が掲載されたばかり。
ゆったり周辺を周回。2人、写真家が三脚で撮影。赤い屋根の古い佇まいが情緒
感を漂わせる。
11:21 雪村庵発。トイレ我慢。通勤路だった小和滝への道へ。途中で県警の死亡事故
告知のHP掲載の場所に「重大事故発生地点」という看板あり。合掌。
11:25 建福寺。駐車場にとめて歩いて周辺を散策して桜の写メ。
知り合いの姉がこの近くのめがね橋の急カーブで民家に突っ込み亡くなる死亡交
通事故を起こしたが、この寺で葬儀を行ったらしい。
11:29 建福寺発。残すは小和滝公園の阿武隈川沿いの桜見物のみ。
11:31 小和滝公園入口に車を頭から突っ込む。写メのみ。川沿いは寒い。
11:34 小和滝発。遅い車。左折して清掃工場方面へ。右折して富久山へ。するとガード
下のアンダーパスから工事で車線減になるため大渋滞。信号の手前から左折し
て迂回。かえってタイムロス。旧4号を南へ。R288を横切り、その先のファミマを
右折。日吉神社の前を通過。ベニマル、自由の女神のアパートを越え、奥羽大学
で喜久田街道へ右折。奥羽大前の駐車場の桜並木も綺麗。
11:55 帰宅。総走行距離は110.9km 給油ランプは最後まで点灯しなかった。
写真226枚も撮影。すぐに「げっきんチェック」の放送録画を確認したのは言うまでもない。
<おまけ>
さて、今日の記事は、実は昨年の内に実行しようと計画を立てていたが、やはり千本桜や滝桜を含めれば、春に訪れるのが定石だろうと、半年も温めていた。よって、今日の実施となった。新聞のテレビ欄など見ていなかったが、「げっきんチェック」での生中継の予想は的中した。また、この日の夕方のFCTの「ゴジてれChu!では久保アナが、FTVの「みんなのニュース」でも富永アナが生中継していた。それほどこの時期に全国、いや世界中からこの一本桜の枝垂れ桜を見にやってくるということだ。毎年、違う感動があるし、復興の後押しになる。
そして今回、夏井千本桜は時期尚早で、開化した桜を拝むことは出来なかった。広い福島県内は、タイムラグならぬエリアラグがあるようだ。しかし、一方で収穫は、小野町の東堂山の満福寺の鐘楼。ここは風情があって最高だった。時季外れの異常低温だったことも隠れた穴場を醸し出していた。
ぜひ、満開の千本桜を見に来たいと思う。あの川の両側に連なる桜並木が満開を迎えた暁にはさぞかし綺麗な光景が広がることだろう。
記事作成:平成27年11月29日(日)~平成28年4月11日(月)