9月に入っても怒涛のチョイ旅ラッシュは続く。今回は9月4日(水)に休暇をとって単独強行しようと練っていたが、3日に台湾旅行に同伴した職場の同僚から誘いを受け、土曜日に変更した。予定としては、メインに県立美術館で開催中の伊藤若冲展を据え、加えて松尾芭蕉の足どりを追い、更には飯坂温泉周辺で、彼や歴史上の人物にゆかりのある寺院を巡ろうという腹積もり。しかるにその予定行程とは・・・。
①県立美術館(伊藤若冲展)ー②中華料理「万里」ー③文知摺観音・石ー④医王寺ー
⑤飯坂温泉街(駅・松尾芭蕉像・鯖湖湯)ー⑥大鳥城ー⑦松原寺ー⑧中野不動尊
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では当日の模様をお送りしたい。9月7日(土)
8:23 自宅発 天候はくもり。分厚い雲で照度不足。肌寒いのに半袖短パン。
白のオデッセイとろい。
8:28 同僚宅発 4号バイパスに乗る。交通量多いが流れはまぁまぁ。21℃表示。
8:38 本宮IC通過。車内では松尾芭蕉談義。信号停車時「相馬物流」のダンプ運転
手、ゴミクズを平気で投げ捨てる。こういう輩に運転させるな!
本宮の手前左側の田んぼに石碑。「ひととり橋の戦い」の古戦場。これも初耳。
8:50 二本松分岐。バイパスは80km/hペースで流れている。
9:08 伏拝交差点。順調。同僚、走行中のメモ書きに慄く。弁天山鬱蒼として気色悪
い。
9:16 大仏橋渡って左折。県庁前。9:20福島駅前。ここまで44.5km。芭蕉と曾良の
像見えるが超ミニサイズ。左折して曽根田方面へ。青信号になって交差点を渡っ
たら、後続がついてこない。変速信号?Y字交差点を美術館方面へ右折。見覚え
のある並木道の通り。右カーブした正面に図書館と隣接の美術館が見える。すで
に人が大勢並んでいる。最後尾のプラカードを係員が示して整理。左折して駐車
場へ。何とか一番奥に縦列駐車。他県ナンバーばかり。
9:26 県立美術館着。「伊藤若冲展」を観賞。この展覧会は、東日本大震災復興のた
め、被災三県(岩手・宮城・福島)で開催。プライスコレクションと銘打って、プライ
ム氏所蔵の絵画類を貸出して実現したもの。9月23日までだが、土日は連日、
満車になるほど超満員。既に200人以上が列。周囲は秋の装いなのに、自分は
半袖短パン。場違いの格好。曇り空で肌寒いくらい。円を描くように列に並び、25
分待ってようやく9:58に受付へ。800円で入場券を購入。同僚とはそこで一旦
別れ、自由見学。台湾の故宮博物館ほどではないが、土曜日なので人の波でご
った返し。まずは来場記念スタンプを押して中へ。パンフ取り忘れ、戻る一幕有
り。ショーケースの中の作品を列に並んで覗き込むが、ゆっくり観賞していられな
い。来場者、20代~80代の女性が多い。若くて美人も多数来場。若冲にたどり
着くまでに疲れる。水墨画や油絵、水彩画まで多数展示。円山応挙や応震の名
画も多数展示。でも作品よりも人を見に来た感じで、気づかれ。私が目を引いた
のは、応挙の作品も秀逸しているが。花鳥風月が際立った作品が目白押しだが、
鶴や虎、猿、像などの動物を描いたもの。我々が今日訪れる、義経物語で、身代
わりとなって討ち死にした佐藤忠信と継信の絵巻も物語風に描かれてあった。ま
た、文庫本サイズで描かれた、源氏物語も細かい絵づらに人気が集中。私自身
も鮮やかで細かい描写の技法に魅了された。達磨、柳の下の幽霊も迫力があっ
た。濃淡、陰影に優れ、立体感がある絵が多かった。36歌仙なのに35人しか描
かれていない構図や屏風絵も数多く展示されていた。1年を通し、各月の代表花
と季節の風物詩のコラボ作品も目を引いた。他にも動物園をテーマにしたコーナ
ーや美人が専門もコーナー(なぜかタイトルが「恋文」ではなく「ラブレターを読む
美人」)もあった。狐の嫁入りの作品も、その細やかさに圧倒された。これで800
円は安い。なかなかショーケースの前に立つのが難しいほどの混雑ぶりだった。
11:15に外の売店前で待ち合わせだったが、100作品あるうち、80番代以降
の若冲の作品が展示されているコーナーへ辿りついたのが10:58.のこり15分
程度でメインを観賞しなければならない。あまりここで時間を取ると、本日盛りだく
さんの行程を消化できなくなる。「ブドウの木」の水墨画は圧巻。そこで人だかりが
できた。「足をなめるトラ」も立体感がすごい。オーラスは、小さいタイルを貼り合
わせたような巨大な横長の「鳥獣花木図屏風」。説明図も長い。11:12に待ち合
わせ場所へ。すると同僚が鑑賞中、ふと、隣りに福島市在住で、職場で私の座席
の隣りの女性同僚と鉢合わせになったという。偶然にしては出来すぎ。次の予定
があるので、そこで見学終了。外へ。朝方より、更に人の列が長く続いていた。
広場から車に戻る際、旅館やまとが確認できた。ここは曰くつき。私も泊まったこ
とがあるが、昨年、除染で連泊している工事関係者が酔っ払って女風呂を覗いた
りする事件が頻発したり、苦情が多い旅館。昔の民宿そのもので、隣りの声はバ
ンバン聞こえるし、畳は古くてダニやゴキブリまで出そうな部屋だ。注意されたし。
http://www.art-museum.fks.ed.jp/exhibition/jakuchu.html
11:19 県立美術館発。帰り道、この駐車場に入ろうとする長い車列が300mほど続い
ていて大渋滞。朝のうちでラッキーだった。駐車場所も確保できたし、並ぶのも30
分かからなかった。ここから交差点までも長い列で、信号3~4回待ち。次は西口
のビューホテル地下にある「万里」という中華料理店で昼食。立体でJRと新幹線
の間を渡らずとも、その手前を右折し、2つの踏切を渡って、駅西口へ。そしてビ
ューホテル前を右折。200mほど離れた場所にあるゲート式の専用駐車場へ。
11:35 福島ビューホテル駐車場。ほぼ予定通り。ここまで48.1km。歩いて戻る。
11:41 中華料理「万里」着。テーブルは10席程度。幸い、予約なしの飛び込みで4人が
けソファー付きのテーブルを確保。昼食飲茶ランチのみ。大人1,500円でメイン
ディッシュやデザートを1品ずつ選び、それ以外の8つの料理は1時間の制限時
間で食べ放題というシステム。ワゴンで女性店員が運んでくる。主菜は牛肉とピー
マンの炒め、デザートからは胡麻団子をチョイス。烏龍茶は4~5杯おかわり。食
べ放題の飲茶はシュウマイ、小龍包、海老蒸し餃子、翡翠餃子、春巻き、水餃
子、焼き饅頭を食べた。どれもパリパリで、プロの技が凝縮。また、鮭入り炒飯が
旨くて、2杯おかわり。スープも美味。サラダと漬物も付いて十分満腹。デザート
は、胡麻団子が2つ入りで、メタボには最悪の状況。中華料理は苦手だったが、
舌ベロ麻痺の辛い料理はセレクトしなかったので、何とかやりそこねた。12:45
までだったが、盛りだくさんの行程を控え、12:40に切り上げて会計。いつ来れる
かわからないが、スタンプカードを作ってもらった。3時間無料の駐車券も貰う。I
崎さんというべっぴん店員さんが処理。鼻が高く、シンクロ選手似。
http://www.fukushima-viewhotel.jp/restaurant/banri/
12:50 駐車場発。架線の立体交差を渡り、直進なのに間違えて右折レーンに入ってし
まい、遠回りして元の路線に。信夫山方面へ向かい、右折。
13:00 サタふくが終わったばかりのFTVの社屋の前を通過。4号線にぶつかり、左折し
て合流。緑色が派手な福島赤十字病院の前を素通り。
13:07 岩谷下交差点を右折。片側2車線の広い道路へ。阿武隈川にかかる橋を渡る。
標識とナビを頼りに歩道橋のあるY字路を左折し、文知摺観音方面へ。県道317
だ。しばらく進むと正面に文知摺観音の文字が。行き過ぎて、戻るように駐車場
へ。
13:13 松尾芭蕉も訪れた文知摺観音着。55.6km地点。ノート記入。小さな川の向か
い側に鐘楼。小川の橋を渡ると、右手にいきなり松尾芭蕉の立派な銅像が。しか
し、拝観料を支払う社務所に看板が・・・。なんと「8/17~9/30まで除染作業中
につき拝観できません」の文字が・・・。本来なら400円かかる。作業員はジェット
噴水の音もけたたましく、作業に従事しているが、目と鼻の先にある「文知摺石」
見たさに、内緒で30mほど往復。目の前に石碑と一段高い位置に元禄時代に建
立された芭蕉の句が刻まれた句碑が。今にも崩れ落ちどうな気配。その奥に、今
回の目玉である「文知摺石」が鎮座していた。それを見て驚く。予想外に巨大。こ
れを300年以上前、当地を訪れた松尾芭蕉と曾良が同じ光景を見ているという
現実。そして歴史ロマン。感慨深い。奥の細道の記述通り、その医師の周りには
柵が張り巡らされてあった。順路はあったが、隠密行動なので、すべてを網羅で
きず、その場所の上にあった人肌石のみ見物。同僚は、虎女(とらめ)の墓を見
たがっていたが、除染作業中では仕方ない。私は初めてだが、彼は3回目の訪問
らしい。落胆は少ない。そそくさと退散。ここで思いがけず時間短縮となった。
13:25 文知摺観音発。僅か12分の滞在。来た道を戻り、阿武隈川の手前から右折。
東部体育館の前を通る。先行車はダンプで、砂を積み、ドクロのようなマーク。や
がてY字路で合流。右斜め方面へ。県道4という記載。道端に放射線量の表示。
0.28だった。郡山より低い。
13:32 ローソンのT字路を左折。月の輪方面へ。ももの果樹園が多い。阿武隈川を渡
る。松尾芭蕉はここを渡し舟で渡っている。県道387号。黒のノアがちょこまか車
線変更してウザイ。R4を渡り、アンダーパス。瀬上。阿武隈急行の福島学院駅の
ガード下を潜る。JAへ続くお馴染みの道。このあたり
も右手にはりんごの果樹畑。
13:40 右折して国道13号へ。本来はもっと手前を右折して、ショートカットしたかったあ
が、迷い込みそうなので安全パイを選択。飯坂インターを過ぎて飯坂線の線路を
渡ってすぐ右折。線路沿いの道へ。姉と姪っ子が暮らしている家の近く。
13:45 途中、飯坂線の医王寺前駅の崎で、標識に従い左折。住宅街の狭い道を進
む。通りを2つ横切る。駅からは結構遠い、住宅街で右折。200m先の行き止ま
りが「医王寺」だ。第2と第1駐車場があった。砂利の大きな第1駐車場へ。
13:48 医王寺着。68.5km。竹林が横一列で聳える。昔、私が小学生の頃、姉が文通
していた飯坂の女の子に会いに来た際、私も同行したが、もしかしてここかと思っ
たが、違う印象。入口の右手に下り坂があり、芭蕉が歩いたとされるその名も「芭
蕉坂」。竹林で薄暗い小路が下っていた。社務所で人の良さげなおばあちゃんが
門番。入場料300円は同僚が運転代として払ってくれた。念のため撮影禁止箇
所を尋ねる。宝物殿のみダメ。門をくぐると圧倒される景色。300m先までまっす
ぐ伸びた杉並木の参道。時代劇に出てきそうな瓦が乗った白い石壁。
まずは銅像を観て、その後、松尾芭蕉の句碑。「笈も太刀も五月にかざれ上幟」
と石碑に刻まれるが風化して読み取れない。隣りの黒の御影石に同じ文言。続い
て本殿へ。何故か菩提寺である如宝寺に似た造りだと思ったら、なんと医王寺は
開祖が同じ弘法大師空海の真言宗豊山派の宗派と判明。内部に潜入。参拝。掛
けてあった心経が全く同じ。その後、境内に入って来た20代後半くらいの男と同
一行動。福島の緑百選に選ばれた美しい杉並木の参道をゆく。途中、石碑が多
数。墓地の手前の右手の駐車場のような砂利の空き地の一角に、横並びで佐藤
忠信像、中央に源義経像、右に佐藤継信像が鎮座していた。妙な場所に建てた
ものだ。どうやらライオンズクラブが出資して寄贈したようで、平成17年に建立。
奥の場所に薬師堂。それを囲むように医王寺の歴代住職の墓が立ち並んでい
た。その奥に、佐藤忠信・継信兄弟の墓、その一族の墓、そして父母(佐藤元治)
公の墓もあった。一帯は背丈のある木立に囲まれ、曇り空と相まって薄暗く、夕
方や夜に訪れたら不気味極まりない雰囲気。しかもあの夏の暑さが嘘のようにめ
っきり肌寒くなった。神妙に参拝を済ませた。周辺はやぶ蚊が多く、腕に止まった
蚊を一撃で退治。しかし、何箇所か刺された。蜂も飛び回っている。実がつかない
という乙和の椿が聳えていた。戻る際に、墓地内の一際大きな半球体状のこんも
りした塚へ。心経を納めるお堂のようだ。そして宝物殿へ。いきなり大きな芭蕉の
上半身像が鎮座。46歳で彼は飯坂を訪れたようだ。その割には老け顔。人生
50年と言われた時代なので、どうみてもおじいちゃん。私より若いのにおじいちゃ
ん風。人生50年の時代だ。宝物殿内、やぶ蚊を持ち込んでしまい、また蜂が飛
び回ってブンブンうるさくて気が気でない。内部は多数の戦で使われた武器や道
具が陳列。忠信公、継信公ゆかりの品や、いかにも重そうな甲冑や錆び付いた
手刀などどれも貴重。絵画も展示。社務所でおばあちゃんに礼を言って去った。
14:35 医王寺発。47分も滞在したようだ。元の計画では15:15発なので40分早い。
小雨がパラつく。フロントガラスを打つ。来た道を戻る。途中で大きな通りを左折。
T字路を右折。イチイの交差点。穴原温泉の帰りに何回か通った。左でゲートボー
ル大会。クランク状の道。やがて飯坂線の線路沿いの県道3へ左折。飯坂温泉
郷へ向かう。この路線は民家沿いで柵もないので、小学生や幼児が多数電車に
ひかれて命を落としている。やがて温泉街へ。しかし、駅がコンビニだったので、
見落として通り過ぎる。川沿いに温泉街が連なる橋を渡って、直進し坂を上り、交
番で左折。迂回して元の道へ戻る。橋を渡り、コンビニの駐車場へ。小雨は降り
止まず。
14:45 飯坂温泉駅着。71.4km。駅前は広くないのが意外だった。芭蕉の像がある場
所はちょっとした広場。小雨の中見物。若い女性2人組と遭遇。句碑も交えて芭
蕉像の写メ。ここを訪ねた芭蕉は、ひどい体験をしたようだ。筵のような粗雑な寝
床に、やぶ蚊に刺されまくり、大変な目に遭ったと記されている。コンビニの裏手
に階段があり、その下の階が駅の改札口。降りて写メ。切符売り場と改札、その
先に終点駅であるプラットホームがあったあった。スタンプをノートに押印。上に上
がるとちゃっかり同僚はりんごを5個で180円という激安特価で購入していた。雨
が強まる気配。付近の案内板で鯖湖湯の位置を確認。
14:52 飯坂温泉駅発。左折して狭い商店街の坂道を上る。
14:54 鯖湖湯。狭いのに路駐。対向タクシーとすれ違えず通過待ち。一度入ったことが
あったが、こんな場所だったか?車窓のみ。写メ。その後、ひときわ大きいホテ
ル聚楽の前で停車して写メ。よく潰れず持っているものだ。次に向かうのは同僚
のたっての希望の大鳥城址へ向かう。場所が分からず、ナビの示す方角へ向
け、狭い温泉街の道をさまよう。堀切邸の入口を素通り。右左折を繰り返す。飯
坂線と並行する県道3号へ入り、花水板から右折。舘ノ山公園方面へ。更に右
折し、穴原へ行くトンネルを潜り、すぐに左折。戻るように坂を上る。左に飯坂球
場が。山の麓に沿って右にカーブし、貯水場のような施設の左に駐車場があっ
て、一旦入ったが、登山できず、車で山頂手前まで行けることを確認し、狭い山道
を上る。黄色い電力会社風の軽ワゴンが先行する。途中で見失う。ベンチのある
見晴らしの良い丘があって、その先に包丁塚の石碑。そして左手にトイレと遊歩
道の階段有り。分からず、同僚の指示に従い進むと、一周して同じ場所へ。
15:06 大鳥城着。76.2km。小雨の降りしきる中、階段を上って本丸跡へ。そこにモニ
タリングポスト有り。何と0.76とホットスポット並みの高い値。本丸後はだだっ広
い野原。一番奥に巨大な大鳥城址を示す石碑。説明板もあり。二本の柱がある
だけの神社があり、左隣には祠。放射線量が高い場所なので長居無用。先に降
りて包丁塚と展望台から眼下の温泉街を見下ろしながら写メ。雨で視界悪い。トイ
レの横の登山道の土手には「土塁跡」と「空濠跡」の標札が建っていた。見失った
黄色の軽ワゴンがエンジンをつけたまま駐車していた。松原寺はキャンセル。
15:15 大鳥城発。曲がりくねった狭い峠道を下り、飯坂球場沿いの道へ。ここで停車
し、中野不動尊方面にナビで目的地設定。しかし、左折する場所を通り過ぎ、Uタ
ーン。右折して舘ノ山公園の西側のヘリを進む。中野不動尊はもっと近い場所に
あると思ったら、結構遠い。左側にあると思ったら、標識は右折3.4kmとあった。
そしてそのT字路の合流地点は栗子方面へ向かう国道13号だった。交通量多
い。登坂車線あり。左折してマイナス方向へ細い道を下る。しかし対向車有り。競
輪選手のような格好のロードランナーが40km/hで下って、なかなか抜けない。す
ると前方に橋の上に築かれた駐車場が。しかし、道なりに直進した先の駐車場
へ。右急カーブの左側だ。峠の途中にあった。これも意外。もっと平坦な場所にあ
ると思っていたが、山の中腹で、坂の途中にあり、しかも正月に初詣客でごった返
す場所なのに、駐車箇所が少ない。一番奥に駐車。競輪選手が追いついた。
15:29 中野不動尊着。83.4km。ここは私の希望で、朱塗りの境内と不動滝のCMが
頭にこびりついて離れず、一度は訪れたいと思っていた場所だった。20m先に入
口があるが、ここは参拝無料。参道に露店が並び、ビニール傘持って行ってとお
ばさん店員が仕切りに勧める。でも小雨程度なので、帰って手荷物増えて動きづ
らいので丁重に断る。念のため写真撮影不可の場所を尋ねるが、ここは大丈夫
との返答。さっそく順路に沿って石段を上がる。もう目の前に朱塗りの境内と滝の
音が聞こえる。大日堂と書かれた矢印。小さな神社でお参り。その先の携帯へ。
風光明媚。台湾のお寺を彷彿させる赤・赤・赤のオンパレード。2階部分から見
物。その裏手に不動滝が。しかし、あまりの小ささに唖然。もっと大きいと思ってい
た。高さはそれなりにある。階段を降りて1階部分へ。すると洞窟の入口になって
いる。洞窟めぐりができる。ロウソクを2本100円で購入。それを灯代わりにし
て、防空壕のような洞窟内を探険。内部は等間隔で、20体の童子像が点在。Y字
路の左が12体。数の多い右側へ。一体ずつこうべを垂れて礼。中はひんやり。し
かし、途中でろうそくの火が消えて、先輩同僚が供えた童子像に戻って、再点火。
滝の裏を回り込むように進み、寂光門から出た。その出口にロウソクの火が付い
たまま供えた。そして滝行を行際に滝壺まで降りられる階段を下りてみた。見ず
に触れたらかなり冷たい。その後、鎌倉時代に疫病を鎮めたあんど釜を見た。茶
屋があったが、ここでUターン。洞窟めぐりの左側の童子を回った出口らしき穴が
2つ開いていた。同僚もここを訪れて良かったと話した。初めてデジカメを取り出し
て撮影していた。最後に、岩窟の清水で口をすすぎ、ミネラル豊富な飲料水とわ
かって2口飲み干した。小雨に濡れはしたが傘は不要だった。露店のおばさんか
らは声を掛けられなかった。以上で、福島界隈の見学は終了。同僚は疲れて17
時までに帰宅できることを切望。ナビを福島西ICに設定。
15:53 中野不動尊発。急カーブを下る。清水の舞台のような鉄骨を組んだ高い駐車場
を回り込む。1億円は下らないだろう。広大な面積の十六湖公園を通る。ドーム型
屋根の施設にはどでかいゴムまり状のトランポリン遊具。アスレチックも。その先
に左カーブの右手には大笹生養護学校。フルーツライン経由でも西ICに行ける
が、ナビが示す通り、直進。果樹園がそこかしこに点在。
16:03 Y字路。飯坂線沿いへ。交通事故に遭った同僚が入院していた福島第一病院の
前を通過。姉の自宅がある泉駅を通過。ちょうど電車が駅に停車。
16:07 西道路の立体交差を潜り、すぐ右折して合流。国体記念体育館、右手には天気
予報で情報カメラでお馴染みのTUFの社屋を通過。こじんまりしてひっそりしてい
る印象。小野美希アナも中にいるだろうか?西道路の途中から福島西IC方面へ
入るのに、一旦バイパスを降りて、交差点を右折しなければならないのに、追い
越しレーンを走行してしまい、オーバーパスを降りたところで、次の交差点の右折
レーンからUターン。左折して国道115号線へ。
16:15(推定) 福島西IC。100~120km/hペース。小雨。路面はドライ。結構交通量多
い。対向車線で白のアスリート覆面。パトライト回転し走行。取締場面。登坂車線
の一番左側からめちゃ飛ばす車が2台、カーチェイスするかのように猛スピードで
追い越して、走行車線を斜めに跨いで追い越し車線へ。公道でカーチェイス。こう
いう無法者こそ取り締まれ!すると前を行くAKBUSとピンクで目立つように書かれ
たワゴン車が・・・もしかしてAKBが乗って移動する車。追い抜く時に、車を見た
が、後部座席は一面スモークで目張り。外からは一切中は見えず。もしかしてメン
バー乗車?
16:38 本宮IC下車。ETC休日割引で500円。同僚が悪がって、GSに入れてガソリン代
を折半しようと提案するが、私が却下。高速代も辞退。その後は、4号国道を法
定速度遵守で走行。アサヒビール工場、JUSCO前を通過。
16:50 4号バイパスを下車。16:51、同僚の家に送る。この時点では雨が上がって曇
り空。りんご2個を頂く。
16:55自宅着。 走行距離 137.7km
<費用>
伊藤若冲入場料 800円 昼食代 1,500円 ろうそく代 100円 高速代 500円
合計 2,900円。
(後記)
単独であれば、早朝6時出発で時間を最大限有効活用し、「ふくしまスカイパーク」まで足を伸ばしたかったし、廃墟と化した高子沼グリーンランド跡を探険したかった。両者に思惑があって思うようにいかないのが同伴旅行だ。しかし、天気には恵まれなかったが、主だった観光予定地を概ね網羅できたのは幸いだった。芭蕉の足跡を訪ねる旅だったが、県内の道中で、まだ訪れていない箇所もある。できるだけ今年中に回れれば幸いだ。差し当たって近場を攻めたい。守山の田村神社には足を伸ばす必要がある。白河から福島の先までの県内のルートを隈なく歩ければいいのだが、如何せん仕事を持つ身。今後も、出来る範囲で先人たちの偉業に間近で触れられる機会を持ちたいと思う。
さて、8月・9月は怒涛の旅ラッシュとなったが、今後、年内に実施したい予定を列挙したい。
① 被災地訪問(大船渡・陸前高田・気仙沼・南三陸町・石巻周辺)
② 芸能人の墓参り(村下孝蔵・坂井泉水・美空ひばり・石原裕次郎)
③ 磐梯吾妻スカイライン(紅葉・吾妻小富士一周)
④ 磐梯山登山(八方口登山道)9月実施 往復5時間(7:00~12:00)コース
⑤ 御霊櫃峠~大将旗山~額取山トレッキング(7:00~10:30)コース