3月は日本各地で卒業式が執り行われる巣立ちの季節だ。今年、卒業を迎える皆さん、おめでとうございます。この佳き日に学び舎を巣立っていく皆さんに、ぜひ捧げたい楽曲をお贈りいたします。進学で故郷を離れる皆さん、新社会人として新天地に向かう皆さん、きっと大きな期待に胸を膨らませ、新しい世界へ旅立っていくと思います。一方では少しの不安も抱えていることとお察しします。
旅立ちは、人生の新たなステージへ自分を大きく育ててくれる人生のターニングポイントです。あなたを陰ながら見守ってくれた家族、支えてくれた友人の存在を忘れず、感謝の心を忘れずに、大空へ羽ばたいて行ってください。
幼稚園
「おもいでのアルバム」
歌詞入り https://www.youtube.com/watch?v=ejZg6B4FOto
誰もが一度は歌った経験があると思う。幼稚園の卒園式の定番と思える曲で、式に出席した園児、保育士、保護者の涙を誘う名曲。1年の間に起こった出来事を思い出し、最後は小学1年生になる様子を歌っている。全部で7番からなり、2番から6番は春・夏・秋・冬の各季節での出来事を歌っている。
小学校
「翼をください」
この映像は長野市立城山小学校。今年ついに古い校舎と体
中学校
「旅立ちの日に」
https://www.youtube.com/watch?v=5Ac2d5vNxmg
https://www.youtube.com/watch?v=Aug05eegRVc
中学校では、式歌としてこの曲を卒業生が合唱で歌うことが多い。1991年に埼玉県秩父市立影森中学校の教員によって作られた合唱曲である。作詞は当時の校長であった小嶋登、作曲は音楽教諭 の坂本浩美(現・高橋浩美)による。編曲は、多くの合唱曲を手掛けている松井孝夫など、複数の作曲家によるものがある。近年では、卒業ソングの定番として認知され、原曲の変ロ長調の他にハ長調など、たくさんの調で歌われている。また、混声三部版、混声四部版、女声三部版、同声二部版と複数のバージョンが存在している。しばらくは影森中学校だけで歌われた合唱曲であったが、次第にまわりの小中学校でも歌われるようになった。当時東京都の中学校で音楽教論を務めていた作曲家の松井孝夫は、この曲を知ると混声三部合唱への編曲を行った。これが雑誌『教育音楽』に取り上げられたことで、1998年頃までに全国の学校で歌われるようになった。
「手紙~拝啓、十五の君へ~」
アンジェラ・アキが手掛けた名曲。自分自身が15歳の時に自分宛に書いた手紙が、30歳の誕生日に母親から届いたことをきっかけに作られた。歌詞では15歳の「僕」が悩みを未来の自分に宛てて、“手紙”を書くことによって今を生きていくということを表している。
高校
「3月9日」
歌詞入りはコチラ https://www.youtube.com/watch?v=kQsr9-L-O2g
最も感動した卒業式の映像(岐阜聖徳学園大学附属高校卒業式)
平成24年3月1日に岐阜聖徳学園大学附属高等学校の卒業式が行われました。合併にと
「校舎は無くても、附属高校で学んだことへの感謝の気持ち、私達の誇りと絆は永遠に生
最後にどうしてもお伝えしたい動画がある。私は福島県に居を構えており、今から5年前に「東日本大震災」を経験した。東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故により、不自由な生活を強いられた。故郷を追われ、生活が一変した被災者もいまだに多く、仮設住宅での慣れない生活を強いられている。そんな中、心に染みる答辞を述べた卒業生がいた。
今までに聞いたどんな偉い人の演説にもなかった力強い言葉。今一度、私たちは平和とは何かを考えなければなりません。
人生の節目である「卒業」。この季節、人は出会いと別れを繰り返す。それが「想い出」として人の記憶に刻まれる。誰もが経験する「卒業」をテーマにした楽曲は数多いが、卒業式の中で歌われる曲となるとある程度限定される。本日紹介した歌の数々は、その名曲中の名曲で、これからも日本人の「心の歌」として未来永劫、歌い継がれていくに違いない。
記事作成:3月8日(火)