私が学生時代を過ごした時期に、彗星の如く登場し、一世を風靡したシンガーがいた。若くして才能を発揮し、音楽ファンを魅了する楽曲を世に放ち、しかも美しき存在だった。そんな彼女達が時代を彩った頃の懐かしい映像と、最近の動画をお送りしたいと思う。
久保田早紀（現在 久米小百合）
あの当時の中高生は、誰もが衝撃を受けたシンガーだった。フランス人形を思い起こさせるような美しさに加え、どこか謎めいた魅惑溢れる存在。そして名曲「異邦人」を弾き語りする時の、不思議な存在感。ソバージュという髪形があることを初めて知った。すべてがミステリアスな雰囲気を醸し、誰もがあの歌声と独特な雰囲気に虜になった筈だ。
現在は、本名の久米小百合として音楽活動を継続している。
小比類巻かほる（現在 KOHHY）
HOLD ON ME https://www.youtube.com/watch?v=i5FNKPBT6zs
Together https://www.youtube.com/watch?v=TXEGP0-hQwU
ドリーマー https://www.youtube.com/watch?v=WTuQ_nWJEAg
ロックをかっこよく歌いこなす、そしてスタイリッシュかつファッショナブルで宝塚にいても遜色ないシンガーが彼女だった。歌唱力も凄まじい彼女は天は二物を与えてしまったかのような圧倒的な声量に圧倒された記憶がある。
島田奈美（現在 島田奈央子）
https://www.youtube.com/watch?v=FiT7dOZTa4A
https://www.youtube.com/watch?v=vfTDvwIfGhg
最後は１９８０年代後半に登場したアイドル歌手・島田奈美。とんねるずの妹役としてドラマに出演して、その可愛らしさから人気に火が付いた。アンニュイでロリっぽい印象だったが、誰もが守ってあげたい妹的存在だった。しかし、「内気なキューピッド」を始め、出す曲がヒットし、ザ・ベストテンにも出演した。
その後、一時期、歌手活動を休止していたが、ジャズにハマり、ラジオのパーソナリティーとして名曲を紹介するDJとして活動。芸名を本名の「島田奈央子」に改め、再スタートを切った。
今日は、懐かしい映像を交えて１９８０年代後半から９０年代初期まで幅広く、かつて一世を風靡したアーチスト達を取り上げ、懐かしく振り返り、当時を偲んでみた。他にも、渡辺美里や石川優子、沢田聖子、岡村孝子、飯島真理、永井真理子、杏里、平松愛理、NOKKOなどが当時のミュージックシーンには燦然と輝き、確かな足跡を残した面々だ。
幸い、今日紹介した３名は、今も現役で音楽活動をされていることを嬉しく思う反面、時の流れの早さを今さらながら実感してしまう。しかし確かに言えることは、私たちの青春時代に、このような華々しくも名曲をあの時代に残してくれ、それを一ファンとして共有できたことを誇らしく思うし、今でもたまにCDで聴くことができることを嬉しく思う。
彼女たちの今後の活躍を心から願い、結びとしたい。
記事作成：１１月２９日(日）