最近、福島県出身の芸人が脚光を浴びている。我が福島県の誇るローカルテレビ番組に「ドミソラ」がある。土曜日の朝9時半から放送している1時間枠の人気番組だ。「サタふく」と並んで地元のテレビ局の自主制作情報バラエティ番組としては福島県民にはお馴染みの物となっている。
今日は、そうしたご当地番組でも露出度が高い、ご当地出身芸人にスポットを当てたい。
1. 白鳥久美子
1981年12月11日生まれの33歳。福島県郡山出身。お笑いコンビたんぽぽのメンバー。ホリプロ所属。身長165cm。血液型は郡山市に多いB型。顎が長い顔と三つ編みが特徴。
2. あばれる君
1986年9月25日生まれの28歳。福島県東白川郡矢祭町出身。ワタナベエンターテイメン
所属。身長179cm、体65kg、靴28cm。血液型はA型
2008年、大学生お笑いアマチュア選手権大会 「第2回笑樂祭」にて特別賞受賞。ワタナベコメディスクール特待生入学(9期生)。卒業と同時に現在の事務所に所属。
2010年、「めちゃイケ新メンバーオーディション」3次選考進出。
福島県立白河高等学校、駒澤大学法学部出身。
小学生時代から目立ちたがり屋で、『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)を視てお笑いに開眼、中学生の時には既に「お笑い芸人になりたい」と周りに言っていたという。高校、大学の文化祭ではいつもお笑いのネタを披露していた。
芸人を始める前は、フリースタイルバトルのラッパーもやっていたことがあった。しかし、ある日バトルをしていた最中に泣き出し、これをきっかけにラッパーは辞めたという。
3.あかつ
1981年5月22日生まれの33歳。本名は赤津 大輔(あかつ だいすけ)。福島県いわき市出身。フリーランス。身長165cm、体重97kg、血液型A型。
赤津はいわき市に多い姓。福島県いわき市立錦中学校卒業、福島県立好間高等学校卒業、仙台大学卒業、その後東京へ。上京した理由には、ナインティナインに弟子入りしたかったこともあったからとのことであるが、「弟子はとってない」と言われたため、ナインティナインと同じ道をたどりたくNSCに入ったという。最初は高校卒業後にお笑い養成所に入ろうと思っていたが、進路指導の先生に3回も断られ、養成所の募集要項を改めて見たら年齢制限が24歳までと有ったので大学進学を決断。その後もお笑い芸人になりたい思いが収まらず、大学卒業後に東京NSCに入った。
東京NSC10期生出身。吉本興業(東京吉本)に所属していた当時は、コンビ「さんぽ道」のメンバーとして活動。
「さんぽ道」解散後はピン芸人として活動。2007年には芸人の活動を一時休止し、いわき市議会議員である父親の紹介で地元選出の参議院議員岩城光英の秘書を一年間限定で務めた。その後、オスカープロモーションに移籍。2014年5月いっぱいでオスカーを退所、フリーとなる。
特技は柔道で、本人曰く「父にやらされる形で」柔道をしていたとのことで、小学3年生から大学4年生までやっていた。中学生時代と高校2年生・3年生の時に福島県大会で1位、国民体育大会でベスト8に入った成績を残している。段位は2段。オリンピックを目指していた時もあったが、強化選手と試合をした時に、そのレベルの差を痛感してあきらめたという。
4. ゴージャス
1978年11月10日生まれの36歳。福島県いわき市出身。サンミュージックプロダクション所属。身長165cm(靴を含めた場合175cm)。かつてはデンナーシステムズに所属していた。血液型はO
元教師で校長も経験している厳格な両親のもとに生を受ける。福島県内有数の進学校である福島県立磐城高等学校出身で理系クラスに在籍。吹奏楽部に在籍し、トロンボーンを担当していた。高校在学中に全国大会に出場した経験を持つ。元々両親には内緒で芸人活動を続けていたが、2009年10月3日放送の「レッドカーペットSP」内で、実家で両親に芸人活動を告白する模様がOAされた(しかし明確に素顔、本名を公開するというスタンスの放送内容ではなかったが、母親がゴージャスのことを一度だけ「ともひろも…」と言っていた)。 その際、元々は俳優として上京していたことが明らかにされた。放送では名前について触れられなかったが、劇団に所属していた。
2001年から活動を開始。たまたま事務所の主催していたお笑いライブにピンで出演し、優勝。「劇団で誰がとったか判らない笑いよりも、ピンでやって良いのも悪いのも自分だし、滑ったら自分が悪い。それが気持ちよかった」という理由で、芸人になった。都内を中心にお笑いライブを主に活動を続け、2007年からは本格的にキー局のバラエティ番組へも出演し始めた。
2010年6月、地球の歩き方大使に就任し、7月にはダイヤモンド社より自身初の著書「ゴー☆ジャスの地球の学び方」を発売する事が、公式に発表された。
2010年10月、テレビ愛知で初の冠レギュラー番組、ゴー☆ジャスdeナイトの放送が開始される。
2011年3月いっぱいでデンナーシステムズを退社、同年4月にサンミュージックプロダクションへ移籍。キャッチコピーは「泣く子も黙る宇宙海賊」。髑髏のマークが入った黒い帽子と、左目に黒い星型のメイクを施し、白塗りをした顔が特徴。キャラクターの設定として、正式名は「キャプテン・ヘヴィー・ゴー☆ジャス」、出身は「アンドロメダ3丁目」であるという。また、ゴー☆ジャスは7人居るということになっていて、キャプテン・ヘヴィー・ゴー☆ジャスはその中の1人であるという。
ほかにもご当地出身の芸人さんには、三瓶やなすび、加藤茶らがいる。
さて、震災以降、何かと汚染地域として扱われる福島県にとって、このような芸人の登場は、そうした悪イメージの払しょくに一役買うし、復興の広告塔としても十分貢献していると思う。
記事作成:3月21日(土)