どこかで見覚え、いや聞き覚えのあるメロディーというのは誰にでもあるものだ。されどそれが何で使われていたのかとか、曲のタイトルが思い出せないというの世の常だ。
今日は、そうしたどこかで聴いたことのある有名なメロディーを取り上げてみたい。おそらく人の注意を惹きつける曲ばかりだ。
1 ファンファーレ
ファンファーレと聞くと普通の人はJRAの発走時に流れるあの曲を思い浮かべるだろう。小学生の頃、鼓笛隊でトランペットを吹いていた私は、運動会や秋の交通安全運動とタイアップした鼓笛隊パレードでファンファーレを演奏した良き思い出がある。
中央競馬ファンファーレ集
開催場所やレースの種類によって違う曲を演奏しているのがわかる。1980年代~1990年代に競馬は人気が沸騰した。人気のデートスポットになったり、武豊など若き天才ジョッキーの出現がその人気に火をつけた。私はシンボリルドルフ、ミスターシービー、トウカイテイオー、オグリキャップが大好きだった。競馬には、人と馬の絆や熱きドラマがあり、毎週欠かさず競馬中継を見ていた。馬券を買わなくても、美しく走る馬の姿を見ているだけで十分だった。
2 駅の発車メロディ&車内放送
JR東日本郡山駅
私は鉄道オタクではないが、電車に乗ると心ときめく。これは幼少の頃からそうだった。今は亡き父に連れられて東京見物に出かけた時の期待感やL特急ひばり号に乗車できる嬉しさは心躍るものだった。ここ10年で日本全国に普及した各駅の発車メロディ。駅ごとに曲調が異なり、特徴的だ。昔は終点上野が近づくと「鉄道唱歌」が流れた。懐かしい。昔は終点上野が近づくと「鉄道唱歌」が流れた。懐かしい。
現在の車内アナウンス(英語)
Ladies and gentleman, we'll soon make a breif stop at Koriyama. Stop after Koriyama, we'll be Utsunomiya.
昔の車内アナウンス (英語)
Ladies and gentleman, we'll soon make a breif stop at Koriyama.Passenger's changing to the Tohoku Local Line, Banetsu East Line, Banetsu West Line, Suigun Line, please transfer at this station. After leaving Koriyama, We'll stop at Utsunomiya, thank you.
このアナウンスを必死になって暗記したものだ。今でも英文を見なくてもスラスラ言える。
【車内放送】さよなら485系特急ひばり号(5・25号 鉄道唱歌 ラストラン上野駅発車シーン)
なんとも懐かしい。7時49分郡山駅発の「ひばり1号」で何度東京に遊びに行ったかしれない。赤羽駅を過ぎてしばらく過ぎた頃にこのメロディーが流れると、もう終点の上野駅が目の前であることを悟った。日暮里~鶯谷周辺の見慣れた高い派手系のビルが林立し、やがてスローダウンし、暗いホームへと滑り込んでいく。ターミナル駅の車止めまで客車に沿って移動。先頭車両の顔を写真に撮るのが好きだった。私は当時は、鉄仮面型よりも旧式のボンネット型のほうが好きだった。何とも凛々しい姿だったクリーム色の車体に赤いライン。いかにも特急列車という風情だった。今の新幹線より2倍以上の時間がかかって、10時16分着で優に2時間半を有したが、旅の情調は遥かに濃かった。
3 ラジオのBGM
① いすゞ歌うヘッドライト~コックピットのあなたへ~
実際の放送(石渡のり子) https://www.youtube.com/watch?v=InRiYPhbrWQ
② ラジオ講座
③ 夜をぶっ飛ばせリクエストで45分(ラジオ福島自主制作番組)
https://www.youtube.com/watch?v=lEF9k3FVPzk
https://www.youtube.com/watch?v=oLoIQ37MAMw
日替わりでラジオ福島の人気パーソナリティーがDJを担当。金曜日の「かぐや姫」こと竹野美智子アナウンサーが大好きだった。私もこの最終回を録音していた。
番組テーマソングは「マルタ島の砂」。
https://www.youtube.com/watch?v=HGb1xX1AP2E
④ 日立ミュージックインハイフォニック
いずれも私が受験勉強でお世話になった名番組だった。ラジオ福島では毎週ウィークデーの22時から放送していた。中学生当時、私はBCLにハマっていて、ベリカード欲しさに日本全国のラジオ局に「受信報告書」を送りまくったものだ。
さて、最後のほうは福島県民限定版のようになってしまったが、私にとってはすべてが懐かしい。この歳になると、若い頃の想い出がとても貴重で、宝箱にしまっておきたい気になってしまう。だから記憶を掘り起こして、このような文面でブログに残すのかもしれない。私が多感な時期を過ごした青春時代に寄り添ってくれたメロディーに感謝したい。
記事作成:1月24日(土)