今年もスポーツ界は話題が多かった。いきなりロシアのソチオリンピックがあり、男子フィギュアスケートで羽生選手が金メダルを獲得する快挙。ブラジルのワールドカップサッカーは、日本代表は振るわなかったが、ドイツの優勝で幕を閉じた。そして「エア圭」こと錦織圭選手の全米オープンでの決勝進出の快挙、そしてソフトバンク・秋山監督の有終の美を飾る感動V、そして日米野球でのヤングジャパンの躍動は見応えがあった。実に今年はスポーツ界が盛り上がった1年だった。しかし、そんな華々しい今年、惜しまれながら現役引退を決意したアスリート達がいる。本日は、年の瀬にあって、そのような選手をピックアップしたい。
プロ野球
1. 里崎智也
試合 打数 安打 打率 本塁打 打点 四死球 三振
1089 3476 890 .256 108 458 419 897
ロッテ一筋にプレー。2006年の第1回WBCでは日本代表正捕手として出場し、世界一に貢献した。A型
2. 金子 誠
試合 打数 安打 打率 本塁打 打点 四死球 三振
1996 6344 1627 .256 84 620 475 1086
日本ハム一筋20年。生え抜きの苦労人だった。1993年常総学院からドラフト3位で入団した。内野手で背番号8 B型
3. 稲葉篤紀
試合 打数 安打 打率 本塁打 打点 四死球 三振
2213 7578 2167 .286 261 1050 708 1269
1994年ドラフト4位で法政大学からヤクルトへ入団。10年間在籍した後、日本ハムへ移籍。チームリーダーとして主砲としても活躍。WBCでは世界一に貢献した。敵味方が一緒になって胴上げするシーンは感動を生んだ。稲葉の人柄が成せる業だった。O型
4. 横山竜士
登板 勝利 敗北 セーブ 被本塁打 与四死球 奪三振 失点 防御率
507 46 44 17 91 327 692 337 3.42
広島一筋に18年。ルーキーイヤーに10勝を挙げ、華々しく登場。その後は中継ぎで登板することが多く、勝利に恵まれなかった。B型
5. 谷佳知
試合 打数 安打 打率 本塁打 打点 四死球 三振
1877 6465 1923 .297 133 738 563 711
ご存知谷亮子の夫。1996年にドラフト2位で三菱自動車岡崎からオリックスへ入団。いぶし銀の活躍で首位打者を獲得した俊足好打の名外野手。2007年に巨人に移籍し、7年間プレーし、今年古巣のオリックスに戻ったが、2千本安打にあと77本と迫りながら、1年限りで引退となった。木村拓也コーチが亡くなって、その追悼試合で放った満塁ホームランは「同級生の天国の木村拓也に捧げるアーチ」として多くの感動を生む一撃となった。O型
6. 星野仙一
監督としての成績
年数 試合 勝利 敗戦 引分け 勝率 リーグV 日本一
17 2277 1181 1043 53 .531 4 1
1987年の中日を皮切りに2002年阪神、2011年楽天の指揮を執り、17年間の監督業を今年全うした。その間、優勝4回、日本一1回を達成。17年在籍のうち、Aクラスは10回だった。楽天を初の日本一に導いた。五輪監督も務めたが、芳しい成績を残せなかった。O型(wikipediaはAB型とあるが、O型である)
7. 秋山幸二
監督としての成績
年数 試合 勝利 敗戦 引分け 勝率 リーグV 日本一
6 865 456 369 40 .553 3 2
誠実な人柄で、堅実な野球を展開し、在籍6年で3度の優勝を果たし、辞任を発表した今年、有終の美を日本一で飾った。重病の夫人の看病が辞任理由だったが、その甲斐なく今冬亡くなったのはいたましい限りだった。O型
他のスポーツ
プルシェンコ
ロシアの男性元フィギュアスケート選手(男子 シングル)。2006年トリノオリンピック金メダリスト。2002年ソルトレイクシティオリンピック及び2010年バンクーバーオリンピック銀メダリスト。2014年ソチオリンピック団体戦金メダリスト。世界選手権優勝3回、欧州選手権優勝7回、グランプリファイナル優勝4回。グランプリシリーズ通算22勝。ロシア連邦功労スポーツマスター。
シウバ
ブラジルの元総合格闘家。パラナ州クリチバ出身。アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス在住。ヴァンジ・ ファイトチーム/キングスMMA所属。ブラジリアン柔術黒帯。元PRIDEミドル級王者。
琴欧州勝紀
ブルガリア共和国ヴェリコ・タルノヴォ州ヴェリコ・タルノヴォ市出身で佐渡ヶ嶽部屋所属の元大相撲力士。愛称はカロヤン。身長202cm、体重155kg、握力120kg、血液型はO型。
山田暢久
静岡県藤枝市出身の元サッカー 選手。ポジションはディフェンダー、ミッドフィールダー。1994年の入団以来、浦和レッズ 一筋でプレーしたバンディエラである。血液型A
通算成績 リーグ戦出場&得点 ナビスコ杯&得点 天皇杯&得点
540 (27) 109 (6) 53 (5)
~引退の危機に瀕している選手~
中村紀洋
相次ぐ首脳陣批判で、今崖っぷち。昔から歯に衣を着せぬ発言でトラブルの主役だった。年棒交渉では持論を譲らず、調停に持ち込まれたこともしばし。いよいよ各球団も愛想を尽かした印象。実力的にはまだイケると思うので、勿体無い気がする。O型
今回紹介したアスリートは、第一線で活躍し、ファンが多かった方々。したがって恵まれているし、幸せな競技者人生を送れた方たちだ。一方では、一生懸命努力しても芽が出ず、スポットライトを浴びることも無く、人知れず去っていったアスリートも数多くいることを忘れてはならない。
記事作成:12月初旬~12月17日(水)