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Channel: 時遊人SUZUのひとり言
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不朽の名作邦画とその名優たち

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 今年の年の瀬に向かい、2人の昭和を代表する名優が相次いでこの世を去った。まさに巨星落つという印象だった。高倉健さんと菅原文太さんだ。二人とも任侠ものが出世作隣、その後、銀幕のスターとして私たちを楽しませてくれた。そして寡黙でありながら、誰もがその存在感に圧倒された。どちらも80歳を越えていたが、若々しく、いつまでも元気で活躍されるものと思っていた。ゆえに訃報を聞いた時はそのショックも大きかった。日本映画の牽引車であり、黎明期から長年活躍されたお二人だった。

TakakurakenSugawara1

 この2大スター逝去に絡み、私のブログ記事「往年の名優回顧録~男優編~」に一日で400を越えるアクセスがあった。誰もが2人の死を悼み、彼らの残した多大な功績を称え、彼らの在りし日の姿に思いを馳せたに違いない。本日は、彼らの遺した功績を振り返ると共に、その時期ヒットした印象に残る名作を紹介したいと思う。

 まずは、昭和が生んだ不朽の名作を「予告編」で紹介します。今回も動画の「埋め込み処理」はしない。数が多いのと、下手に行うと、どうやら私の記事に目をつけ、何かにつて、「削除報告」を行うスパイのような輩がいるからだ。クリックすれば、「YouTube」の動画に飛びますが、予告なく削除される場合がありますので、ご了承願います。

 生きる https://www.youtube.com/watch?v=-Utv8HGHJB8

 二百三高地 https://www.youtube.com/watch?v=7cCuVXsZvBA

 八甲田山 https://www.youtube.com/watch?v=eIOrbfALUtU

 幸福の黄色いハンカチ https://www.youtube.com/watch?v=W0Ghd95UwZI

 動乱 https://www.youtube.com/watch?v=zg5qJuv1EMo

 影武者 https://www.youtube.com/watch?v=KlcLQho9MpI

 乱 https://www.youtube.com/watch?v=Ra86GKFXbEw

 連合艦隊 https://www.youtube.com/watch?v=ibniXQq2KoE

 男はつらいよ https://www.youtube.com/watch?v=k8BcXxo70lU

 野性の証明 https://www.youtube.com/watch?v=I8xOHAdctoE

          https://www.youtube.com/watch?v=0MutNQZw6hw

 戦国自衛隊 https://www.youtube.com/watch?v=9GUqcdU5vEQ

 犬神家の一族 https://www.youtube.com/watch?v=7onKhHoJEy0

 復活の日 https://www.youtube.com/watch?v=__awhEinGR4

 人間の証明 https://www.youtube.com/watch?v=-wQ0ik_wZG4

 仁義なき戦い https://www.youtube.com/watch?v=wfe4JCFKFTg

 網走番外地 https://www.youtube.com/watch?v=aI1fehIWiJE

 トラック野郎 https://www.youtube.com/watch?v=cgPUU4E66wM

 蒲田行進曲 https://www.youtube.com/watch?v=_GAY7yzH7es

 復讐するは我にあり https://www.youtube.com/watch?v=nTjDvEpbk_A

 昭和を代表する、このような名作を残した名優たちが相次いでこの世を去っている。高倉健、丹波哲郎、佐藤慶、夏八木勲、緒形拳、三船敏郎、萬屋錦之助、大滝秀治、森繁久彌、二谷英明、小林昭二、山村聰、菅原文太、石原裕次郎、長谷川一夫、田村高廣、上原謙、勝新太郎、三国廉太郎、若山富三郎、天知茂、藤岡琢也、高橋悦史、林隆三、など名作映画には欠かせなかった方々である。
 続いて、追悼の意味を込め、これまでに活躍された往年の名優の中で、特に印象に残る方々を取り上げたい。なお、お送りするランキングは、個人的な見解によるもので、世間の趣向を示すものではありません。今回は故人の男優限定でお送りします。

                        代 表 作

 1位 石原裕次郎 「嵐を呼ぶ男」「夜霧よ今夜もありがとう」「狂った果実」

 2位 高倉健 「幸福の黄色いハンカチ」「網走番外地」「鉄道員」「駅」 

 3位 萬屋錦之助 「一心助」「宮本武蔵」「忠臣蔵」「竜馬がゆく」

 4位 笠智 衆 「父ありき」「晩春」「麦秋」「東京物語」

 5位 菅原文太 「トラック野郎」「仁義なき戦い」

 6位 天知 茂 「非情のライセンス」「明智小五郎シリーズ」

 7位 緒形 拳 「砂の器」「八甲田山」「鬼畜」「復讐するは我にあり」「火宅の人」

 8位 松田優作 「蘇る金狼」「殺人遊戯」「人間の証明」「家族ゲーム」「太陽にほえろ」

 9位 鶴田浩二 「人生劇場」「博徒シリーズ」「傷だらけの人生シリーズ」「大空港」

10位 夏八木勲 「白昼の死角」「黄金の犬」「影の軍団」「戦国自衛隊」

11位 芦田伸介 「氷点」「三姉妹」「七人の刑事」「元禄太平記」「大忠臣蔵」

12位 森繁久弥 「社長シリーズ」「屋根の上のヴァイオリン弾き」

13位 長谷川一夫 「銭形平次捕物控」「地獄門」「近松物語」

14位 二谷英明 「特捜最前線」「青い山脈」「赤いハンカチ」「不死身なあいつ」

15位 竹脇無我 「姿三四郎」「人生劇場」「」「大岡越前」「岸辺のアルバム」

16位 大川橋蔵 「銭形平次」「新吾十番勝負」

17位 片岡千恵蔵 「国士無双」「多羅尾伴内」「大菩薩峠」「十三人の刺客」

18位  勝 新太郎 「座頭市」「悪名」「兵隊やくざ」「御用牙」

19位 長門裕之 「太陽の季節」「次郎長三国志」「狂った果実」「日本侠客伝」

20位 田村高廣 「二十四の瞳」「喜びも悲しみも幾歳月」「天平の甍」「二百三高地」

21位 三船敏郎 「七人の侍」「無法松の一生」「白痴」「赤ひげ」「日本海大海戦」「用心棒」

22位 千秋 実 「羅生門」「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「昨日、悲別で」

23位 三国連太郎 「ビルマの竪琴」「飢餓海峡」「利休」「息子」「釣りバカ日誌」

24位 若山富三郎 「博奕打ち 総長賭博」「賞金稼ぎ」「子連れ狼」「姿三四郎」

25位 宇津井健「ザ・ガードマン」「赤いシリーズ」「いのち」「新幹線大爆破」「沈まぬ太陽」

26位 加藤 嘉 「真空地帯」「砂の器」「ふるさと」「タンポポ」「白虎隊」

27位 松山英太郎 「江戸を斬る」「非情のライセンス」「肝っ玉かあさん」「時間ですよ」

28位 大坂志郎 「はたちの青春」「東京物語」「大岡越前」

29位 三浦洋一 【七人の刑事」「池中玄太80キロ」「さすらい刑事」

30位 峰岸 徹 「若い季節」「風と雲と虹と」「高校教師」「おくりびと」

31位 船越英二 「野火」「黒い十人の女」「白い巨塔」「熱中時代教師編」「暴れん坊将軍」

32位 志村 喬 「酔いどれ天使」「野良犬」「羅生門」「生きる」「七人の侍」

33位 丹波哲郎 「Gメン’75」「丹下左膳」「大霊界」「人間革命」「砂の器」「白虎隊」

34位 岸田 森 「腐食の構造」「座頭市と用心棒」「蘇る金狼」「天下堂々」

35位 岡田英次 「真空地帯」「二十四時間の情事」「砂の女」「白い巨塔」

36位 山村 聰 「命ある限り」「あゝ忠臣蔵」「女優須磨子の恋」「宗方姉妹」

37位 上原 謙 「愛染かつら」「三百六十五夜」「めし」

38位 川谷拓三 「仁義なき戦い」「どドーベルマン刑事」「ビルマの竪琴」「前略おふくろ様」

39位 田宮二郎 「白い巨塔」「悪名」「黒の爆走」「黒の超特急」

40位 ハナ肇 「ニッポン無責任時代」「アッと驚く為五郎」「クレージーシリーズ」

41位 杉浦直樹 「悪女の季節」「ときめきに死す」「あ・うん」「岸辺のアルバム」「おとこ同志おんな同志」

42位 細川俊之「女囚さそり 701号怨み節」「ムー一族」「大河ドラマ」「日本沈没」

43位 米倉斉加年「国盗り物語」「風と雲と虹と」「ダイヤルは死の囁き」「ちりとてん」

44位 東野英治郎 「水戸黄門」「東京物語」「用心棒」「七人の侍」「キューポラのある街」

45位 林 隆三 「国盗り物語」「黄金の日日」「飛ぶが如く」「炎たつ」「噂の刑事トミーとマツ」

46位 中谷一郎 「水戸黄門」「独立愚連隊」「ああ爆弾」金環蝕」

47位 西村 晃 「水戸黄門」「ゼロの焦点」「赤い殺意」「マタギ」「浴室の美女」

48位 高橋悦史 「不毛地帯」「小説吉田学校」「鬼平犯科帳」「日本の首領」

49位 東野英心 「本陣殺人事件」「八甲田山」「あばれはっちゃく」「海峡」「中学生日記」

50位 榎本健一 「西遊記」「虎の尾を踏む男達」「洒落男」

51位 佐分利信 「戸田家の兄妹」「婚約三羽烏」「感情山脈」「暖流」「誘惑」「嫉妬」

52位 佐田啓二 「花の生涯」「不死鳥」「君の名は」「喜びも悲しみも幾歳月」「秋刀魚の味」

53位 赤木圭一郎 「拳銃無頼帖」「霧笛が俺を呼んでいる」「素っ裸の年令」

54位 天本英世 「仮面ライダー死神博士」「キイハンター」「大江戸捜査網」

55位 山城新伍 「白馬童子」「桃太郎侍」「不良番長」「仁義なき戦い」

56位 小林昭二 「犬神家の一族」「女王蜂」「西部警察」「ウルトラマン」「仮面ライダー」

57位 沖 雅也 「太陽にほえろ」「俺たちは天使だ」「姿三四郎」

58位 名古屋章 「刑事くん」「日本沈没」「日本沈没」「男の紋章」「柔道一直線」 

59位 坂上二郎 「夜明けの刑事」「明日の刑事」

60位 石立鉄男 「おくさまは18歳」「パパと呼ばないで」「気まぐれ天使」

61位 鈴木ヒロミツ 「時間ですよ2」「夜明けの刑事」「赤いシリーズ」「誇りの報酬」

62位 荻島真一 「おていちゃん」「隠密剣士突っ走れ」「ありがとう」「明智小五郎シリーズ」

63位 藤岡琢也 「八甲田山」「連合艦隊」「おやじのヒゲ」「赤穂浪士」「渡る世間は鬼ばかり」

64位 村田和夫 「姿三四郎」

65位 松村達雄 「男はつらいよ」「元禄繚乱」「日本の戦後シリーズ」「まあだだよ」

66位 夏 夕介 「野生の証明」「極道の妻たちⅡ」「特捜最前線」「花の降る午後」

67位 下川辰平 「太陽にほえろ」「竜馬がゆく」「どですかでん」「華麗なる一族」

68位 成川哲夫 「スペクトルマン」「東京バイパス指令」「柔道一直線」「悪魔くん」

69位 河原崎長一郎 「花の咲く家」「宮本武蔵」「大河ドラマ」「遠き落日」

70位 古尾谷雅人 「ヒポクラテスたち」「北の国から」「丑三つの村」

71位 高松英郎 「柔道一直線」「しとやかな獣」「黒の試走車」「怒れ三平」

72位 中条静夫 「ザ・ガードマン」「大都会」「赤い衝撃」夢千代日記「あぶない刑事」

73位 渡辺文雄 「大河ドラマ」「ザ・ガードマン」「証明」「大追跡」「大地の子」

74位 下條正巳 「白い巨塔」「男はつらいよ」「真空地帯」「野獣都市」「八つ墓村」

75位 小坂一也 「この天の虹」「オンボロ人生」「二階の他人」「ダイヤモンドは傷つかない」

76位 牟田悌三 「ケンちゃんシリーズ」「3年B組金八先生」「裸の大将放浪記」「刑事くん」

77位 仲谷 昇 「大河ドラマ」「ザ・ガードマン」「ポーラテレビ小説」「不毛地帯」

78位 根上 淳 「暴力の街」「稲妻」「社葬」「白い巨塔」「燃える命」

79位 橋本 功 「若者たち」「八つ墓村」「ゴジラ」「天と地と」「大岡越前」

80位 蟹江敬三 「あまちゃん」「影の軍団Ⅲ」「龍馬伝」「鬼平犯科帳」「スケバン刑事Ⅱ」

81位 岡田真澄 「初恋カナリヤ娘」「キイハンター」「マグマ大使」「ロマンス」

82位 本郷功次郎 「特捜最前線」」「釈迦」大菩薩峠「空手バカ一代」「武田信玄」

83位 荒木しげる「特捜最前線」「仮面ライダーストロンガー」「暴れん坊将軍」 

84位 地井武男 「北の国から」「太陽にほえろ」「時間ですよ」「刑事貴族」

85位 嵐寛寿郎 「鞍馬天狗」「右門捕物帳」「網走番外地」

86位 小林桂樹 「日本沈没」「社長シリーズ」「裸の大将」「椿三十郎」

87位 成田三樹夫 「兵隊やくざ」「仁義なき戦い」「柳生一族の陰謀」「江戸を斬る」「影の軍団」

88位 渥美清 「男はつらいよ」「幸福の黄色いハンカチ」「キネマの天地」「拝啓天皇陛下様」

89位 有島一郎「社長シリーズ」「若大将シリーズ」「暖春」「夫婦百景」「飛び出せ青春」

90位 小池朝雄 「刑事コロンボ」「仁義なき戦い」「ザ・ガードマン」「キイハンター」

 中には「なんでこんな有名人がこんなに下位なの?」と疑問に思うかもしれない。しかし世代的にタイムリーではなかった人やライブでは見ていない人などが多いためにこのような結果となった。

 この場をお借りして、改めまして謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 最後に、現在もご存命で活躍している「大物」と呼ばれる俳優さんを紹介します。この方たちも映画界やテレビ業界をリードして来たベテラン俳優さんだ。いつまでもお元気で活躍してくれることを望みたい。

 仲代達也 津川雅彦 里見浩太朗 松方弘樹 宍戸錠 加山雄三 加藤 剛

 松平 健 露口 茂 田中邦衛 役所広治 山本学 古谷一行 大和田伸也 藤 竜也

 横内 正 北大路欣也 渡 哲也 江守 徹 森山周一郎 杉良太郎 千葉真一

  伊吹吾郎 若林 豪 竜 雷太 西田敏行 藤岡弘 嵯川哲朗 小林 旭 石橋 凌

 平幹二朗 伊藤孝雄 田村正和 梅宮辰夫 遠藤憲一 加藤武 草刈正雄 神山 繁

 近藤正臣 柳生博 穂積隆信

 記事作成:11月21日(金)

  編集後記

 この記事は超大作のように思えるが、実は別々に書いた記事を無理やり1本にまとめたものです。だから長々とした記事になってしまった。理由はすでに2月末までの記事が完成しており、今年の一大ニュースとなったため、早めに掲載したく、何とか押し込んだからだ。


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