師走の便りが聞こえ出すと、急に恋しくなるのがクリスマスソング。街角にはツリーに飾られたネオンの装飾が夕闇に映え、クリスマスキャロルが街頭に鳴り響く。そんな寒い季節を彩り、恋人たちにとって聖なる日が近づいて来る。その定番中の定番で、てっぱんソングと言えば、山下達郎の「クリスマスイブ」だ。1990年代に大ヒットしたJR東海のテレビCM。誰もが映画のワンシーンのような恋人との甘いひとときを恋い焦がれた。クリスマスイブは特別な一日となった。
さて、私自身、中学時代から彼の曲を聴いていた。「Big Wave」など、夏をイメージさせる楽曲が多かったが、彼は竹内まりやを妻に迎えたことで、音楽の幅が広がり、卓越した英語力を駆使し、世代や国境を越えて、世界中の人々の心に刻まれる名曲を残した。では彼の曲の中で、特に私がお気に入りだったものを取り上げたい。
1位 「クリスマス・イブ」
「JR東海」のCMはコチラ→ https://www.youtube.com/watch?v=vqocw6y1z6I
言うまでもないNo.1ソング。発売から30年以上が経過しても、未だに受け継がれるクリスマスソング。
2位 「さよなら夏の日」
https://www.youtube.com/watch?v=5LYwh23uy9E
夕日が傾く海岸線。暮れなずむ浜辺で、彼氏の肩に彼女が頭をちょこんと乗せて、波打ち際を見つめてふたり寄り添っているイメージがある。ひと夏の想い出を記憶の中に刻み込んで、そんな若い頃のひとコマを目を閉じて回顧している。
3位 「Loveland Island」
日差しの降り注ぐ、真夏の昼下がりの海岸。誰もが開放的になる心ウキウキの季節。ひと夏の出逢いを期待し、焼けた素肌で砂浜を闊歩する。旅先でのアヴァンチュールを模索する。
4位 「Your Eyes」
名バラード。ドラマの挿入歌やBGMとして使われることが多い名曲。なんと妻の竹内まりやも英語でせつせつと歌い上げており、聴き比べができる珍曲。夫・山下達郎は明治大学だし、奥さんの竹内まりやは慶應義塾大学卒のエリート。英語の歌を歌わせたら最強コンビで右に出る者はいない。
竹内まりやの「Your Eyes」 https://www.youtube.com/watch?v=ZkYiumBMisA
5位 「踊ろうよ、フィッシュ」
1987年のANAのCM映像。石田ゆり子の水着姿が眩しかった。夏のてっぱんソング。
6位 「RIDE ON TIME」
私が高校時代に一世を風靡した名曲。サーフィンブームやDISCOブームを象徴する古き佳き時代の名曲だ。
7位 「高気圧ガール」
不思議と血湧き肉躍るような活力が漲るご機嫌サウンド。心が弾み、蒼い海に心を向かわせる。
8位以下は「埋め込み処理無効」のため、アドレスのみ紹介します。
8位 「Endless Game」
https://www.youtube.com/watch?v=H4xQL9H1Zwk
このPVの美しさとメロディラインに惹かれてのランクイン。ぜひ聴いてほしい。
9位 「蒼氓」
https://www.youtube.com/watch?v=2a810ZxX8fs
一日の終わり、眠りに就く際に聴きたい。「遠き落日」をイメージしてしまう。
10位 「Big Wave」
https://www.youtube.com/watch?v=6o1hHhn4Lgc
サーファーの後方に迫りくる背丈の数倍も大きなビッグウエーブ。その大波を自由自在に乗りこなすサーフテク。真夏の青い海とサーフィンの爽快感を描いたレコードジャケットは実にオシャレで、時代の最先端を行っているイメージがあった。
10位 「ずっと一緒さ」
https://www.youtube.com/watch?v=v-23AjJiWAY
このPVとイントロが気に入ってのランクイン。
11位 「Down Town」
https://www.youtube.com/watch?v=QeaLZnaOfnU
Epoに提供した名曲。「オレたちひょうきん族」のエンディングテーマとして使われヒットした。
12位 「Merry-Go-Round」
https://www.youtube.com/watch?v=2fRsWK5d6ts&spfreload=1
彼の透き通る耳触りのよいご機嫌サウンドは、どことなくバカンス感を掻き立てる。
13位 「光と君へのレクイエム」
https://www.youtube.com/watch?v=YtpccwfdPKw
1970年代にデビューし、今も現役で光り輝いているミュージシャンやシンガーは、曲調や作風が似ている。山下達郎、佐野元春、松任谷由実、竹内まりや、大瀧詠一らがそうだ。息が長く、今の若い世代がBGMなので耳にしても古さを感じない。世代を越えて愛される名曲だ。彼の奏でる楽曲は、イントロから美しい。ついつい達郎ワールドに引き込まれていく。彼らは昨年亡くなった大瀧詠一を除き、いずれも還暦を過ぎた。しかしアンチエイジを彷彿させる若々しさは、こうしたサウンドの賜物なのかもしれない。歌声も変わらない。これから何十年先まで彼らの名曲はいつまでも遺されて行くことだろう。
記事作成:10月18日(土)