これまで数多の刑事ドラマが制作・放映された。尾行や張り込み、聞き込み捜査や追跡を行い、犯人逮捕に至る過程をつぶさに演出し、カッコよさや華やかさも同時に存在する。しかし、一方では、刑事ドラマに欠かせないシーンが殉職だろう。数々の刑事ドラマでそれは撮影された。ではどんな刑事ドラマがあったか、誰が殉職したか振り返ってみたい。
1 太陽にほえろ
早見淳 (萩原健二・愛称マカロニ)刺殺
マカロニ刑事のテーマ http://www.youtube.com/watch?v=F27ORUB94Ro
柴田純 (松田優作・愛称ジーパン)銃殺
ジーパン刑事のテーマ http://www.youtube.com/watch?v=Mm3isTkDsv8
三上順 (勝野洋・愛称テキサス)銃殺
テキサス刑事のテーマ http://www.youtube.com/watch?v=O3jHNF0F1rs
滝隆一 (沖雅也・愛称スコッチ)病死
田口良 (宮内淳・愛称ボンボン)銃殺
ボンボン刑事のテーマ http://www.youtube.com/watch?v=28uWqNneS0U
島公之 (小野寺昭・愛称 殿下)交通事故死
岩城創 (木之元亮・愛称ロッキー)銃殺
竹本淳一(渡辺徹・愛称ラガー)銃殺
春日部一(世良公則・愛称ボギー)刺殺
山村精一(露口茂・愛称ヤマさん)銃殺
山さんのテーマ http://www.youtube.com/watch?v=UIfm2jeCT8g
石塚誠 (竜雷太・愛称ゴリ)銃殺
ゴリさんのテーマ http://www.youtube.com/watch?v=sVe55y9yt4M
七曲署だけで12人も殉職するとは、誰も転勤したがらないのでは・・・。過酷な勤務状況だ。
テーマソングはコチラ http://www.youtube.com/watch?v=39WCxyazy_A
2 Gメン’75
関屋一郎(原田大二郎)銃殺
津坂真一(岡本富士太)銃殺
テーマソングはコチラ http://www.youtube.com/watch?v=rncvneFGgZo
3 特捜最前線
吉野竜次(誠直也)銃殺
津上明(荒木しげる)焼死
蒲生大介(長門裕之)銃殺
テーマソングはコチラ http://www.youtube.com/watch?v=3zXv518yD54
4 西部警察
兼子 仁(五代 高之・愛称ジン)銃殺
巽 総太郎(館ひろし・愛称タツ) 爆死
松田 猛(寺尾 聡・愛称リキ)銃殺
沖田 五郎(三浦友和・愛称オキ)病死
浜 源太郎(井上昭文・愛称源さん)銃殺
大門圭介(渡 哲也・愛称団長)
テーマソングはコチラ
http://www.youtube.com/watch?v=0O7Uke3Dj_A
5 夜明け&明日の刑事
太田完一(谷隼人)
田島秀夫(田島真吾)
浅倉尚平(梅宮辰夫)
テーマソングはコチラ
http://www.youtube.com/watch?v=gS1leyDKNao
http://www.youtube.com/watch?v=XMuxpMu_JDg
6 大空港
1978年7月24日から1980年3月24日に全78話が放送されたフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ。
鯉沼三郎(中村雅俊)爆死
神坂紀子(片平なぎさ)爆死
立野謙一(岡本富士太)射殺
梶大介(緒方拳)爆死
菊池徹(黒沢年男)射殺
西條慎吾(永島敏行)射殺
空港特捜部らしさゆえか、刑事の殉職パターンは爆弾が仕掛けられた飛行機の爆発と共に散るというケースがほとんどだった。先駆者の「太陽にほえろ」の殉職ブームに沸いていた当時の刑事ドラマを象徴する作品である。
番組テーマソングはコチラ http://www.youtube.com/watch?v=XcTaNpC0JJk
さて、今日の記事はいかがでしたでしょうか。昭和の香り満載でお送りしました。この頃は、刑事ドラマ花ざかりで、昔のドラマは1年以上の連続シリーズは当たり前で、人気シリーズともなれば、10年の超ロングランも当然。更にはシリーズ化し、Part1~Part3などというように、キャストを変えながら、長々と続いたものだ。これらの映像に惹かれて警察官や刑事の道を志した方もきっと多い筈。しかし、常に危険と隣り合わせであることを実感させるのが各刑事の殉職シーンだった。視聴率が下り傾向に陥ると、お決まりのように刑事をひとり殉職させて脚光を浴びるという手法も無きにしも非ずだが、それまで活躍していた名刑事がそこで殉職して番組を去るのは一抹の寂しさがあった。
今では、このような泥臭く、人間の心理や本質を突いた名ドラマが少なくなった。私は個人的には本日挙げた6つの刑事ドラマは大好きで常に見ていた。こうしたドラマの復活を心待ちにしているが、大部分の出演者たちは、その多くが亡くなってしまった。もういちど同じキャストで見ることはDVDや再放送でしか叶わないが、これほど視聴者に衝撃を与え、毎週期待に胸を膨らませて放送を待ちわびるような刑事ドラマをぜひ制作してほしいと思う。渡哲也、鶴田浩二、緒方拳、坂上二郎、大滝秀治、二谷英明といった味のある渋い俳優が少なくなったが、ぜひ古き佳き時代に立ち返って私が大好きだった刑事ドラマの真髄を見せてほしいと希う。
参考ブログ http://matome.naver.jp/odai/2135337813354899001
記事作成:3月2日(日)~4日(火)