Quantcast
Channel: 時遊人SUZUのひとり言
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1757

懐かしのサスペンスドラマ主題歌集

$
0
0

 私は大のテレビっ子だったことは、これまで何度も当ブログで語って来たし、これまで2000近い記事の中で、その取り上げる比率の多さを見てもお分かりだろう。そうしたテレビの歴史の中で、私が好きだったものに、刑事ドラマや探偵の真似ごとができる推理ドラマが好きだった。今日は、1970年代から80年代にかけて一世を風靡した刑事・探偵を取り上げたサスペンス系の推理ドラマを振り返りたい。

 火曜サスペンス劇場

 岩崎宏美や竹内まりや、杉山清貴らがエンディングテーマを担当していた。特に初代の「聖母たちのララバイ」は印象的で、犯人の犯行に及んだ心情を描写し、ドラマのコンセプトにマッチしていた。個人的には 今は亡き坂口良子さんと長門裕之さんが出演した「坂道の家」が記憶に残っている名作。

 土曜ワイド劇場

 今もロングランで続く「殺人推理劇場」である。初代オープニングの風船のようなシャボン玉のようなものが浮かび上がるOPはもうない。2代目のスポットライトの映像とスリリングさを煽るOPが一世を風靡した。

 私は「江戸川乱歩の美女シリーズ」が大好きで、毎回欠かさず見ていた。美女が入浴中に犯人に襲われて命を落とす場面はドキドキものだった。また。浅茅陽子と田中邦衛が名コンビの「幽霊温泉シリーズ」もそそられるものがあった。「単発では米倉斎加年と音無美紀子の松本清張の声「ダイヤルは死の囁き」、名高達郎主演のスキーのギルランデを使った殺人トリック、宇都宮雅代が主演していた京都妖怪シリーズ、夏樹陽子の「鱶女」、峰岸徹と樋口可南子が共演した「北海道殺人事件-私の婚約日記」、市毛良枝が初ヌードを披露した「複顔」もまた衝撃的で、今でも記憶に残っている。なぜかエッチな描写シーンがあるものが印象にある。

 他には「タクシードライバー推理日記」や「西村京太郎トラベルミステリー」などの人気シリーズがあった。

 山村美紗サスペンス

 コチラはあまり見ていなかったが、いろいろなシリーズとして放送されていた推理ドラマ。「女検視官」「不倫調査員」「葬儀屋」「キャサリン」「赤い霊柩車」シリーズなどがあった。

 金田一耕助シリーズ「あざみの如く棘あれば」

 この古谷一行扮する金田一耕助の映像が大好きだった。当時、福島テレビの土曜22時からシリーズで放送していた。土曜日放送だったので、「土曜ワイド」と交互に夜更かしして見たものだ。この後は「鶴光のオールナイトニッポン」を聴くのが定番で、毎週の楽しみだった。「女王蜂」「獄門島」「悪魔が来たりて笛を吹く」「犬神家の一族」「八つ墓村」「悪魔の手毬歌」「真珠郎」「不死蝶」などがあった。

 横溝正史シリーズのロケ地紹介動画はコチラ

 かつては様々な刑事ドラマが全盛の時代で、一憶2千万総探偵時代と言われたほど、こうした刑事ものや探偵ものがもてはやされた。自分がドラマを見ながら犯人を当てようと推理したこともあったし、ドラマと現実の区別がつかないほど、犯罪が横行した時期で、こうした殺人シーン満載のドラマがやり玉に挙げられたこともあった。

 しかしながら、今思えば、様々な事件現場をテレビの世界で見たことで、防犯意識が高まり、犯罪の抑止力になっていることもあるし、第一、正義感に溢れたカッコ良い刑事に憧れて、警察官を志す者もいたに相違ない。現代社会で、毎日のように全国各地で殺人事件が起きている。自分の身を守るのは自分しかないが、犯罪を撲滅するための規範意識を高めるために一役買ったという意味では、こうしたサスペンスものもあって然るべきだろう。

 記事作成:4月29日(火)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1757

Trending Articles