昔流行った曲や想い出の歌をシリーズでお送りしているこの記事も、今回で10回を迎えることとなった。本日は、映画やドラマの主題歌として使われた、私にとって実に想い出深い楽曲を3曲セレクトしてお送りしたいと思う。では早速どうぞご覧ください!
戦士の休息 by 町田義人
昨年ブレイクした「あまちゃん」に、女優・鈴鹿ひろ美役で出演していた薬師丸ひろ子。彼女のデビュー作を「セーラー服と機関銃」だと思っている人が多いかもしれないが、彼女が角川三人娘(他には原田知世・渡辺典子)として登場したのは、まだ中学生の時だった。高倉健と親子役で、娘役として初出演したのが「野性の証明」だった。冒頭、「お父さん、怖いよ。何か来るよ。大勢でお父さんを殺しに来るよ」で始まる。ラストシーンで「お父さ~ん」と叫んで線路の上を走って来たところを銃撃され絶命する。当時、多くの映画ファンの涙を誘った。その主題歌を歌っていたのが、町田義人だった。他にも私が大好きだった「87分署シリーズ・裸の街」(古谷一行・坂口良子)のテーマソング「愛(ラブ)」を手掛けた。映像シーンが脳裏に浮かぶような独特の歌声が大好きだった。
予告編はコチラ
映画のシーンはコチラ
http://www.youtube.com/watch?v=KoF5Y_6wXC0
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男たちのメロディー by SHOGUN
私が中学生の頃(昭和54年)、毎週日曜日に放送され、大人気を博した痛快活劇だった。番組名は「俺たちは天使だ!」だ。麻生探偵事務所の腕利き?探偵の面々が、依頼を受けて数々の難事件に挑み、解決していく。でも毎回のずっこけとはちゃめちゃぶりがウケる。「噂の刑事トミーとマツ」にあったパロディドラマの要素を多分に含んでいた。CAPこと麻生雅人(沖雅也)は一見ダンディーな大金持ちだが、実は事務所の存続すら危うい貧乏探偵。そんな彼のもとに集まったのは、揃いも揃って個性豊かな自由人たち。「運が悪けりゃ死ぬだけさ」を口癖に、一攫千金を夢みて難事件に挑む探偵たちの活躍を描く軽妙にしてスタイリッシュな探偵コメディードラマ。キャストは沖雅也(麻生雅人・・・CAP)、多岐川裕美(藤波悠子・・・YUKO)、渡辺篤史(島岡到・・・NAVI)、柴田恭兵(入江省三・・・DARTS)、そして神田正輝(芹沢準・・・JUN)だった。確かレコードを持っていたと思う。
番組詳細はコチラ
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YOU ARE LOVE by Janis Ian
この曲は1980年6月に公されたSF映画「復活の日」の主題歌だ。猛毒の新型ウィルスによって人類が死滅に追い込まれる中で、生き残りをかけた闘いの模様を描いた不朽の名作。ワシントンに一人取り残された主
STORY
198×年冬、東ドイツの陸軍細菌研究所から新種のウイルスM-88が盗まれた。この
CAST
草刈正雄 クサカリマサオ (吉住周三)
夏八木勲 ナツヤギイサオ (中西博士)
多岐川裕美 タキガワユミ (浅見則子)
永島敏行 ナガシマトシユキ (松尾隊員)
丘みつ子 オカミツコ (辰野の妻)
中原早苗 ナカハラサナエ (若い母親)
森田健作 モリタケンサク (真沢隊員)
JJサニー千葉 チバシンイチ (山内博士)
渡瀬恒彦 ワタセツネヒコ (辰野隊員)
緒形拳 オガタケン (土屋教授)
オリヴィア・ハッセー (女性隊員マリト)
グレン・フォード (リチャードソン大統領)
ジョージ・ケネディ (コンウェイ提督)
ボー・スベンソン (カーター少佐)
エドワード・J・オルモス (ロペス大尉)
ステファニー・フォークナー (女性隊員サラ)
スチュアート・ギラード (マイヤー博士)
セシル・リンダー (ラトウール博士)
チャック・コナーズ (マクラウド艦長)
ヘンリー・シルバ (ガーランド統参議長)
ロバート・ヴォーン (バークレイ上院議員)
壮大なスケールで、感動的なラストシーンはコチラ
さて、今日の記事はいかがでしたか。私と同年代か先輩にあたる年齢の方には懐かしく記憶が甦ったのではないでしょうか。かくいう私は、この映画が公開された時は高校1年生だった。当時は、スターウォーズが封切りされ、E.TやジョーズなどSF映画が脚光を浴びた時代だった。邦画でも、戦国自衛隊や宇宙戦艦ヤマトとか銀河鉄道999が大人気となった。そんな中、異色の大仕掛けの問題作とも思えるような衝撃映画がこの作品だった。人類滅亡、つまり、窮地に追い込まれたり、危急存亡の時に人類はいかなる手段を講じて生き残りを図るかを全世界に警鐘を鳴らした作品である。その後、相次いで起きた大規模自然災害を前に、人間の力はいかに無力であるか思い知らされる。台風・火山・地震・津波・竜巻・集中豪雨・大干ばつなどがそれである。いついかなる時でも不測の事態に備えることの重要性を啓発する意味でも、こうした映画は貴重であるといえる。「天災は忘れた頃にやってくる」。これは正しかったことを、我々は3年前に思い知らされた。来し方行く末、「備えあれば憂いなし」を教訓に災害に備えていかなければならない。
記事作成:1月25日(土)