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Channel: 時遊人SUZUのひとり言
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想い出の曲⑤

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 このシリーズ記事も第5弾を迎えた。今回は、私に影響を与えたフォークソングを3曲選りすぐってお送りしたい。

 「22才の別れ」 by 風

 この曲を耳にすると、懐かしく学生時代を思い出すのは55歳から60歳前後の方だろう。学生運動が下火となり、フォークブームや長髪にパンタロンというファッションが流行した。カレッジフォークを経験した方には、実際に歌詞と同じような場面を実体験していると思われるので涙モノの動画だと思う。ぜひ学生時代を懐かしむようにご覧下さい。

 私はその後の世代なので、ドラマ「昨日、悲別で」のドラマの主題歌としての認識が強い。いずれにしても名曲中の名曲だと思う。

 「なごり雪」 by イルカ

 こちらも「22才の別れ」と同じコンセプトが漂う。それもそのはず、どちらも「伊勢正三」が手がけた楽曲である。こちらも、時期が来れば好きだった人と別れなければならない切なさや悲哀をその瞼を閉じればその場面の情景が浮かんでくるようだ。春を前にして故郷に帰る彼女。それをプラットホームで見送る彼。学生時代という限られた時間を東京で一緒に過ごし、仲間意識や友情、恋愛事情など複雑に絡んだ人間模様をすべてたち切るように辛い別れが訪れる。そんな世代の情緒を如実に表現した作品だ。

 「夢の中へ」 by 井上陽水 

 斉藤由貴もカヴァーしたが、私の中では彼の楽曲がいの一番に思い出される。中1の頃、他の小学校から入ってきた友人が音楽の時間に自己紹介でこの歌を歌い、小学生だった子がなんてこまっ洒落ているのかとカルチャーショックを受けた。

 この時代のフォークソングは、その歌詞の裏側にある特殊事情を問題意識としてメッセージを送ったり、その歌の情景が美しく思い浮かんでくるところがその世界観である。この頃は数多くのフォークシンガーやグループが登場した。他にはガロ(学生街の喫茶店)、赤い鳥、ハイファイセット、青い三角定規、古井戸、NSP、ふきのとう、荒井由実、吉田拓郎、小室等、かまやつひろし、みなみらんぼう、泉谷しげるなど数多くのシンガーがいた。

 記事作成:12月7日(土)

 

 


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