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Channel: 時遊人SUZUのひとり言
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最近見かけないモノ

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 過去、当ブログでは30年以上前の昔によく目にしたり、使われていたものの記事を書いた。当ブログの基本コンセプトは「時を遊ぶ」にある。時代を遡り、昔なつかしいモノや流行などを振り返り、青春時代を回顧することが目的なのだ。
 では今回もその初心を忘れずに「最近見かけなくなったモノ」について10個取り上げたい。年齢を重ね、子どもではなくなったから、おもちゃのような類で、もう世代的に使わなくなり、見かけなくなったものも含まれている。

 シャーベット

 降雪地帯では、雪が解けてシャーベット状になるとか、よく耳にする言葉だが、私が幼少の頃、夏場のおやつとしてよく食べたのがこのシャーベット。氷を入れる容器に水で溶いた粉末状の「ハウス」のシャーベットを入れて、冷凍庫で凍らせれば、3時間ほどで完成する。まぁ、サイコロ型のアイスという感じだが、しゃきしゃきで歯ごたえや舌触りが良い、子供には絶品の氷菓子だ。

  アドバルーン

 昭和の時代に、よくデパートの屋上などから上空に向かって伸びた宣伝広告でアドバルーンがあった。それが高層ビルの建設ラッシュにより、空が狭くなるにつれて需要が減ったという。同じように、宣伝の媒体として、セスナ機が上空を飛びまわって、地上に向けて巨大スピーカーから大音量で店の宣伝を行う光景も見られなくなった。
 ここ郡山では、昭和の時代に、二本松にある「北風木工所」のチャーター機が上空を旋回し、広告メッセージを流したものだ。
 もっと見なくなった宣伝媒体は、チンドン屋だ。私が幼少期には、よく駅前アーケードなどで、派手な身なりで列を作ったチンドン屋が練り歩いていた。

 紙芝居屋

 こちらも小学生時分には、近所の公園でよく目にした。自転車に機材を積んだ紙芝居屋のおっちゃんがどこからともなく現れて、多くの小学生を集めて紙芝居を披露する。その後、水飴やニッキを薄焼き煎餅に挟んだお菓子を売りさばいていた。
 かつて虎丸町のさくら通りに「ベニマル」があった。東邦銀行郡山支店の隣りの、今は芳山公園になっている場所だが、その北側に、今も鐘堂公園がある。そこでよく紙芝居が上演されたものだ。

 行商

 小学生時分、放課後に家に帰ろうと昇降口を出ると、なぜかいろいろな行商が店を開いていた。売り物は様々で、針金細工のゴム鉄砲から、カブトムシ、クワガタ、ヒョコなどの生き物まで小学生を相手に行商を行っていた。おそらく、市内各地の小学校を転々として商売をしていたようで、我が芳山小学校前では、3ヶ月に一回のローテーションで商売人が現れたものだ。

 正月の遊び

 凧揚げ、独楽まわし、羽子板、すごろく、福笑い、かるたとりなど、昔の子供たちが遊んだであろう日本古来の正月の遊びが斜陽となってしまった。今はお年玉で買ってもらったゲーム機が主流で、外で遊ばなくなった。残念だ。
 正月に限らず、現代っ子は「だるまさんがころんだ」や「おしくらまんじゅう」「花いちもんめ」「ケンケンパ」「グリコ・パイナップル・チョコレートじゃんけん」「缶蹴り」などもやらないだろう。
 また昔なら当たり前だったお正月の慣習もなくなった。祝日にどの家庭の玄関に飾ってあった「日の丸」の旗も掲揚していないし、門松や注連縄も少なくなった。縁起物のだるまや鏡餅は果たして何パーセント飾っているだろう。

 ツムラバスクリン

 昔、一世を風靡した入浴剤。血行促進で体を温める効果があり、1970年代頃から宣伝を大々的に行い、売れに売れた。最近は「花王のバブ」やアース製薬の「バスロマン」に押されているが、我々の世代は「バスクリン」のイメージしかない。

 記事作成:8月20日(日)~


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