かつてNHKの人気番組で「ウルトラアイ」というのがあった。身の回りの不思議な事象や疑問にスポットを当て、あらゆる角度から検証を行う趣旨の番組だった。人間の髪や爪、ヒゲが伸びる様子を定点カメラで長時間かけて撮影し、それを早送りでその様子を観察したり、そのメカニズムを独自視点で解明するような番組だった。ミクロの世界観や細胞の仕組みまで謎を解き明かした。
温故知新ではないが、そんな初心に立ち返って、今日は、定点観測カメラの映像を動画サイトから拝借し、それがどうやって完成したのか、あるいはどういう経緯や成長によってその形になったのかを検証したい。
スカイツリーが出来るまで
東京スカイツリー建設の定点観測動画です。
スカイツリーが634mになり、そしてクレーンが解体されるまでを、2009年3月5日から2011年11月17日まで撮影し続けた定点観測動画です。
私は2010年に、当時在学していた慶應義塾大学法学部のスクーリングに参加した際、真下から建設中のスカイツリーを眺め、やたらめったら写真を撮影したことがあった。工事中のスカイツリーを見るのは、その時を置いてほかにないと思ったからだ。
そして2015年、つまり昨年の夏に完成した後のスカイツリーに上った。
https://www.youtube.com/watch?v=_uklJJALXnA
おたまじゃくしがカエルになるまで
ヤゴからとんぼの羽化映像 https://www.youtube.com/watch?v=4lmrLTRD3qU
定点観測ではないが、小学生時分に気になっていた成長過程で起こる生物の「変態」。一番顕著なのがカエルとトンボ。おたまじゃくしがカエルに、水中生物のヤゴが最終成長過程で羽化して空を飛ぶトンボになるとはメルヘンだ。
あべのハルカスができるまで
高さ日本一(300m)の複合商業ビル、あべのハルカスの建設過程を平成23年1月から平成24年10月まで定点撮影しました。
髭が伸びる
ある外国人の男性が、自らを実験台にして、1年365日、ヒゲが伸びる様子を毎日写真で撮り続けた画像集。
東北新幹線 はやぶさ17号(東京→新青森)
東京駅を発って、我が街・郡山を通過するのは1時間6分後。速すぎる。そこから7分50秒後には福島駅を通過。やまびこ号とは比べ物にならないくらい、風景や街の景色がすっ飛んで行く。
鉛筆画 広瀬すず 完成までの一部始終 動画 早送り
誰もが写真と思い込んでしまうほどの出来栄え。この方は、ほかにも石原さとみ、大島優子、桐谷美玲、有村架純、北川景子、新垣結衣などの似顔絵を鉛筆書きのデッサンで描いてしまう。その描写力は圧巻。誰にも真似できない。この映像を見ると、本当に鉛筆一本で描いていることがわかる。
完成品スライドショー https://www.youtube.com/watch?v=54JJ01Zh85E
PCのペイント用ソフトで描く石原さとみ
毛先の一本一本まで精巧に描き、陰影も細かく描写している。この質感は写真のよう。
新宿の35年間を10秒で
テレビで放送された西新宿の35年間の記録映像
戦後、テレビが普及し、そしてバブル以降、家庭用のPCが普及し、昔の映像や懐かしい時代風景が鮮やかに蘇るようになった。かつては記憶の中に閉じ込めておいた宝物たちが、現代に甦るのは生命に息吹を与えてくれているようでうれしい限りだ。
生きているうちにまたお目にかかれて有り難い。
記事作成:10月22日(土)