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Channel: 時遊人SUZUのひとり言
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THE 危険スポット2

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 以前、当ブログで同名のタイトル記事を掲載したことがある。今回は、その続編。日本中には訪れれば死を招くような危険極まりないスポットが点在している。しかしなぜか人は吸い寄せられるようにそこに足を踏み入れてしまう。自ら君子危うきに近づいていってしまう。そして当りお前のように命を落とす結果に陥ってしまう。この記事は、そうした安易な発想で危険スポットに踏み入れることのないよう警鐘を促す意図もあって、あえて掲載していることをあらかじめ断っておきたい。なお、リンクした映像はURLをクリックすれば閲覧可能ですが、遺族に配慮し、衝撃を伴うものもあるため、埋め込み処理は行いません。ご了承願います。

 死者が多い危険な祭り

 古来からその地域で伝統を重んじて長年続けられてきた日本のお祭りの風習。勇壮にして賑やか。誰もが楽しめるお祭りなのに、ひとたび死亡事故が起これば、一気に暗転し、負の遺産を残しかねない。日本全国には大小合わせ30万以上もの祭りがあるというが、その中で毎年死者が多く出てしまっている祭りを取り上げたい。

 だんじり 

 大阪府岸和田市で行われる祭り。山車が猛スピードで民家の軒先を霞めるように曲がることから、常に転倒や衝突が続出。岸和田市などによると、だんじりは高さ約4メートル、重さ約4トンあり、カーブをうまく回りきれず、外側に大きく膨らみ、だんじりを引く男性が、だんじりと街灯柱との間に頭などを挟まれ、死亡するケースが後を絶たない。

ニュース映像はコチラ→ https://www.youtube.com/watch?v=SkSCMMXsiCQ

                https://www.youtube.com/watch?v=Mu7IZ0wy11E

 御柱祭

 日本3大奇祭のひとつに数えられ、数え年で7年に一度行われる長野県諏訪地方の御柱祭。長野県諏訪市で行われていた諏訪大社の御柱祭で5日、氏子の男性1人が垂直に立った御柱から落ちて死亡した。

ニュース映像はコチラ→ https://www.youtube.com/watch?v=xgo42Kbh6TE

 大凧祭り

 2015年の「東近江大凧まつり」で、重さ700キロの100畳敷き大だこが落下し、1人が死亡、6人が重軽傷を負う事故が発生した。

ニュース映像はコチラ→ https://www.youtube.com/watch?v=jawKFruPmT8

 危険なテーマパーク

 1. 富士サファリパーク

 1980年4月23日開園した静岡県裾野市にあるサファリパーク形式の動物園。
 2005年10月25日、飼育員2名がヒグマに襲われ、1人死亡、1人重傷の事故が発生し、休園。
 2005年11月17日、クマ舎改修工事などの安全対策を実施し、営業を再開。
 2012年10月16日、飼育員1名がゾウに襲われ、死亡する事故が発生し、同21日まで休園。

 2. 群馬サファリパーク

 、群馬県富岡市にある動物園で、過去、複数回、観光客や飼育員が放し飼いの猛獣に襲われて命を落としているものの、一定期間の休園の後に、現在も営業を続けている不思議なパーク。以下は「Wikipedia」の記事を記載します。

  •  1990年8月24日 - 開園前の朝に象舎からゾウを出す作業をしていた飼育係の男性(21歳)がオスのアフリカゾウ(推定25歳、体重約6500kg)の鼻に巻かれて死亡。頭や胸の骨を折り即死であった。当園オープン以来初の死亡事故。
  •  1997年8月2日 - 園内を走行中に乳児が泣いてむずがったため、60代の祖母が別の車に乗っていた母親に孫を渡そうと車を降りたところをベンガルトラに襲われ、助けようとした祖父も別のトラに襲われる事故があった。祖父母は共に死亡したが、孫は従業員が救助し無事だった。
  • ニュース映像はコチラ→ https://www.youtube.com/watch?v=XfrnimhAzvY

  •  2016年8月16日 - 軽自動車で巡回していた女性従業員(46歳)がオスのツキノワグマ(5歳、体長約170cm、体重約110kg)に襲われ死亡。自動車の窓は開いており鉄製のパイプ格子1本が壊れていた。
  •  https://www.youtube.com/watch?v=x00ZbGVOxVo

     3. 秋田八幡平クマ牧場 

     2012年4月20日、午前8時頃、冬期閉鎖中のクマ牧場の運動場からヒグマ6頭が脱走し、女性飼育員2名が死亡する事故が発生した。運動場は地下に掘られる形で高さ4.5メートルのコンクリートで囲まれていたが、冬期間に除雪した雪を運動場に投棄していたため壁際の一角に雪山ができており、この山を登って外へ出たものとみられる。餌場で作業中の女性従業員(当時75歳)の悲鳴を聞きつけ、男性従業員(当時69歳)が駆けつけると、クマに襲われている女性従業員の姿があった。もう一人の女性従業員(当時69歳)が倒れており、呼びかけたが応答はなかったため、男性従業員は秋田県警に通報した。駆けつけた近所の猟師によると、女性従業員を引っ張り合うクマの姿が見えたという。県警は正午過ぎ、地元の猟友会にクマの射殺命令を下した。2頭が餌場内に隠れたため難航したが、午後4時に脱走したクマ6頭は全て射殺された。 射殺されたヒグマらは、解体解剖され、胃内からは握り拳程度のくすんだ赤色の肉片、毛髪、捲れた皮膚、胃液で黄色に変色したタイツなどが発見された。
     牧場の経営者と、除雪を担当していた従業員1名がオリなどの安全管理を怠ったとして、業務上過失致死容疑で6月9日に逮捕され、罰金50万が略式命令が下された。牧場がその後閉鎖されたため行政処分は見送られた。
     この牧場はもともと2012年秋には廃園する予定であったが、死亡事故に伴い休園し、6月に閉鎖した

     事故の映像 https://www.youtube.com/watch?v=izZ-PIkzyyo

     また、テーマパークではないが、動物による事件はほかにもある。幸い死者はでなかったが、千葉県の君津市にある神野寺で飼われていた虎2頭が脱走し、一ヶ月間も行方知れずで、付近の住民を恐怖に陥れた。以下は「Wikipedia」の記事を記載します。

     1979年(昭和54年)8月3日、当時の境内に併設されていた動物園で飼育されていたトラ2頭が逃げた。27日間の捜索と山狩りの末に2頭は猟友会によって射殺された。一頭は翌日、もう一頭が8月28日のことだった。

     我が郡山のカルチャーパーク内にあるドリームランドのジェットコースターでも2名の作業員が点検中に、走り出したジェットコースターに巻き込まれて亡くなっている。

     死者の多いサーキット

     モータースポーツを行うサーキット場は四輪、二輪による事故が頻発し、それによって死亡事故も起きている。日本には鈴鹿、筑波、富士スピードウェイ、SUGO、ツインリンクもてぎなどを始め、多くのサーキット場があって、モータースポーツファンの聖地と化している。しかし、一方では多くの事故や死亡にいたる重大事故も起きている。そんな中、注意喚起のため、特に死亡事故が多いサーキット場を挙げたい。

     富士スピードウェイ

     40年以上前にあった高速30度バンクで1973年と1974年の2年連続で死亡事故が起きてしまった。コースアウトしてフェンスに激突して車体が大破して全身を強く打って亡くなる事故が多く発生した。
     1977年には正式に日本グランプリの名を冠して第2回大会を開催した。第2回は1コーナーでジル・ヴィルヌーヴ(フェラーリ)マシンが宙を舞い、立ち入り禁止区域にいたカメラマンとそれを排除しようとしていた警備員に激突、あわせて2名が死亡する事故が起きた。 

    事故発生時の映像→ https://www.youtube.com/watch?v=AnLJcoclOYc

      
     1983年(昭和58年)に再び富士GCで起きた若き天才レーサー高橋徹の死亡事故があった。

    事故発生時の映像→ https://www.youtube.com/watch?v=nxfW638zUyg

     2015年10月にはポルシェ996RSRでレースに向けての走行練習中のクラッシュで死亡するなど、死亡事故は多く発生している。

     鈴鹿サーキット

     1965年8月20日、三重県の鈴鹿サーキットでの練習中、浮谷東次郎は立体交差を過ぎての150R(現在の130R)で、コース上を歩いていた2人の人を避けようとして当時コース脇にあった水銀灯に激突。衝撃でマシンの外に放り出された浮谷は、両足の骨折や頭部を強打する等の重傷を負い、翌21日脳内出血により23歳で没した。

    https://www.youtube.com/watch?v=K2-AQZd-wfg

     1970年8月26日、鈴鹿サーキットで行われたテスト中にヘアピン手前の110Rコーナーで川合稔が乗るトヨタ・7ターボがコースアウトし、コースサイドの溝に落下。川合はマシンから投げ出され、病院に搬送されたが死亡した。享年27。

     1992年5月24日、鈴鹿サーキットで行われた同レースは27周目、4番手争いをしていたアンドリュー・ギルバート=スコットと小河は0.165秒差でコントロールラインを通過した。直後の1コーナーで小河はスコットを追い抜きにかかった。インにフェイントをかけたあとアウトにラインを変えた瞬間、2台は接触。小河のマシンはスコットのギアボックスに乗り上げ、絡み合ったままコントロールを失って1コーナーでコースアウトした。小河のマシンは波状に設置されたサンドトラップをジャンプ台のようにして飛び上がり、コースサイドのタイヤバリアを飛び越えてテレビカメラの支柱に真正面から激突した。小河は応急手当を受けた後に鈴鹿市内の村瀬病院へ搬送されたが、脳幹損傷により即死状態だった。享年36歳。また、この事故でビデオカメラマンの桜井一英が重体、その後死亡している。

    事故発生時の映像→ https://www.youtube.com/watch?v=gAxXRgCntlQ

     2003年、シーズン開幕戦、日本GP(鈴鹿)で、日本の若き天才レーサーと目された加藤大治郎は、予選で好調といえない状態で11位。決勝ではまずまずのスタートをきり、4位争い集団につけた。3周目、130Rの立ち上がりでマシンが左右に激しく揺さぶられ、コントロールを失い、立て直そうと試みたもののその先のシケインのスポンジバリアに激突した。発生から激突までわずか2秒ほどであった。ヘリコプターで病院に搬送され意識不明の状態が2週間ほど続いたが、4月20日未明、脳幹梗塞のため夭折する。26歳。

    事故発生時の映像→ https://www.youtube.com/watch?v=BB9Yo8ON-xY

                  https://www.youtube.com/watch?v=2wtl2ySG-nY

    死亡を伝えるニュース→ https://www.youtube.com/watch?v=p2X6YrXLr3M

     2012年10月21日にスーパー耐久第5戦ST-3クラスのレース中にレーサーの中嶋修さんがフェンスに激突にして亡くなった。その3日後の24日にはバイクの練習をしていた男性が二人、追突事故で死亡した。更に11月8日には、同じく鈴鹿サーキットで、43歳の男性がバイクの練習をしていて防護壁に激突して死亡する事故が発生。

    事故発生時の映像→ https://www.youtube.com/watch?v=3n3LauaWObQ

     2014年には雨の中で行われた日本GPでビアンキを悲劇が襲う。アクアプレーニング現象によってコースオフし、マシン回収車に衝突したビアンキは頭部に重傷を負い、フランス・ニースのニース大学付属病院に転院した。2015年7月17日夜、意識が戻らないまま入院先の病院にて死去。25歳没。

    事故発生時の映像→ https://www.youtube.com/watch?v=zj6exfIWFwU

     我が福島県にも二本松市にエビスサーキットがあるが、丘陵地を利用して山を開拓して作られたサーキットだけに、高低差が激しい。バイクで転倒して亡くなるライダーが多い。

     死を招くスポット

     富士樹海

     10月にNHKの「ブラタモリ」で3週に渡って富士樹海について取り上げたが、ここは一度足を踏み入れ、迷い込んだらほぼ脱出は不可能で、逆に自ら命を絶つためにここを訪れる方が毎年いる。以前は、毎年のように捜索隊を編成し、遺体の回収を行っていたが、この10年は行っていない。理由は、マスコミが取り上げ、テレビでその模様を放送すれば、ここが自殺の名所と全国に知れ渡ることとなり、かえって自殺者をここに招くことになる。したがって、散策コースを外れた林の中には、発見されずに放置されている遺体が数多くあるのだ。でも、冷やかし半分や肝試し的発想など探検気分で入れば、自身も出られなくなる危険が高まる。ここは富士山噴火の噴石や溶岩がたまって形成された地形で、磁場が強く、方位磁石やGPSが誤作動する場所だ。絶対に遊び半分では立ち入らないことだ。

     遺体発見(閲覧注意) https://www.youtube.com/watch?v=en4XBidyP5I

                    https://www.youtube.com/watch?v=pgAHP4M84ZE 

    今日の記事は人の命にかかわる重大のもので、決しておふざけで記載するものではない。亡くなった方々は、よもやそこで自分が絶命するとは思いもよらなかったに違いない。どこにもそういう危険なスポットがあるもので、あと数秒ずれていたら助かった命もある。運悪くというだけでは片づけられない問題で、謹んで哀悼の意を表すると共に、謹んで故人のご冥福をお祈り申し上げます。

     記事作成:11月2日(水)


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