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Channel: 時遊人SUZUのひとり言
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私が切望する北海道旅行プラン

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 過去、当ブログで何度も北海道に関する記事を書いてきた。最近では3年前に飛行機で往復し、予てから切望していた美瑛の美しい風景の散策を実行したが、時間と金銭的な問題が解決できれば、毎年でも訪ねたいと考えている。私が19歳~21歳までを過ごした北海道。離島を除き、訪れていない名所はないくらい、北海道全土に渡り周遊したと自負しているが、「次回行くとしたら」というテーマでそのプランを取り上げたい。それは再訪したくなる魅力的な場所ばかりだ。

 「黄・寅・馬・黄金・幸福・幻橋・羆嵐・神の岬巡り」

 このタイトルのキーワードでどこを指すかわかった人は相当の北海道通だ。黄は映画「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地となった夕張、寅は「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地となった幾寅駅、馬は新冠から静内にかけての牧場銀座のサラブレッドロード、ぜひサラブレッドたちの墓参りをしたい。続いて黄金は襟裳岬から広尾方面に向かう太平洋岸の断崖絶壁の難所に築かれた黄金道路、そして言わずもがなだが、幸福は旧広尾線にあった幸福駅、とここまでは気づいた方も多いに違いない。では幻橋とはどこか?それは上士幌の糠平湖にある「タウシュベツ橋梁」のことだ。つまり北海道の南東側を主に巡るプランだ。ここには31年前の想い出が詰まっている。1985年6月にバイクでツーリングして以来、ご無沙汰だ。つい最近、BS・JAPANの再放送で、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の太川陽介、蛭子能収らが北海道のこの地方を訪ねた回を見て、無性に行きたくなった。

 1日目

 自宅・・・車・・・9:55福島空港・・・飛行機・・・11:30新千歳空港(レンタカー)―新夕張IC―13:00夕張(幸福の黄色いハンカチロケ地)―占冠IC―15:30幾寅駅(鉄道員ロケ地)―平取―18:00新日高

 この日は、生前、寡黙であり続けた高倉健の主演映画尽くし。昭和40年代に放映された「幸福の黄色いハンカチ」。ひょんなことから犯罪者になった男を、刑期が終わるまでひたすらに待ち続けた妻との再会を描いた高倉健の珠玉の作品。倍賞千恵子、桃井かおり、武田鉄矢が熱演した。そして、原作を何度も読んだ訪問を熱望していたのが映画「鉄道員」のロケ地になった石勝本線「幾寅駅」。学生当時、バイクで近くの金山湖を訪ねたが、その20年後にそこがロケ地となる映画が制作されるなんて思いもしなかった。子役の広末涼子が可愛かった。初日は「高倉健ワールド」にどっぷりと浸りたい。

 2日目

 7:30新日高(新冠・静内・耶馬溪)―様似(エンルム岬)―10:30襟裳岬―悲恋沼―黄金道路・フンベの滝―広尾(31年前の野宿した砂浜)―14:00幸福駅~愛国駅―花畑牧場―16:00帯広―16:30池田(ワイン城)―17:00足寄(松山千春生家)

 この日は31年ぶりに訪れた日高サラブレッドロードの再訪。当時は、明和牧場で引退後、種牡馬生活を送っていたあの伝説の名馬「ハイセイコー」と出逢った。私はここでサラブレッドたちの墓参りを実行したい。また、素通りした感が強い日高耶馬溪の景色を堪能したい。海岸沿いに大小さまざまな奇岩が登場するあの一本道。そして歌に詠まれし襟裳岬。あの何も無い景色をもう一度体感したい。そしてそこから険しい崖沿いをくり貫いて作った難工事「黄金道路」。時々波を被るその道路を走りたい。そして広尾では、テントで野営した海岸を訪ね、昭和40年代後半に一大ブームを巻き起こした「幸福駅」。そして北海道が生んだ大スター松山千春の生家を三度目の訪問。あの頃、木造だった駅舎は見違えるほど近代的に甦った。

 3日目

 7:00足寄―7:30上士幌(糠平湖・タウシュベツ橋梁)―11:00層雲峡(レンタサイクル)13:30―14:30士別―16:00苫前(三毛別羆事件現場・郷土資料館)―17:30留萌(黄金岬)留萌港で釣り―21:00深川(素泊まり)

 この日は長丁場。ローカル路線バス乗り継ぎの旅も3日目がヤマ場。距離を稼ぐ。朝早く足寄を発ち、ずっと願っていた糠平湖の東側にある、旧国鉄の橋梁である「タウシュベツ鉄橋」をしかとこの目で確かめたい。そして新婚旅行で妻とサイクリングした層雲峡の断崖と滝群を見て歩き、そしてその夕方には士別経由で三毛別の羆事件の現場へ。そして犠牲になった方たちの冥福を祈りたい。郷土資料館にはその時の模様が再現されたジオラマや模型がある。そして留萌の黄金岬で夕日を探し、港で夜釣りに興じたい。

閲覧注意

 4日目

 7:30深川―9:00小樽―10:15積丹岬・神威岬13:00―14:15小樽―15:00千歳空港16:15・・・飛行機・・・17:30福島空港・・・車・・・自宅

そして旅の締めくくりは、北海道に住んで初めてツーリングで訪れた場所、神威岬。エメラルドグリーンが眩い澄んだ海、そして念仏トンネルを越えた先に現れた水無立岩。そして夕闇迫る中、尾根づたいに歩いて岬の突端にたどり着いた神威。最終日だけはここの絶景に思う存分浸りたい。

 本当はもう一日かけて5日間でゆっくり廻りたいプランだ。やはりバイクツーリングの時のように一日250km以上走るのは北海道では必須という気持ちがあって、ついつい焦ってしまう。その場に長時間のんびり過ごし、水彩画(デッサン)とか海釣りに興じて、大自然やら広大な大地を思う存分満喫したいと思う。学生時代とは違う、50代ならではの旅を楽しんでみたい。

 記事作成:9月22日(木)


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