私がこれまでに訪れた都道府県は36県。北海道や沖縄には4回以上訪ねているのに、九州4県、四国3県、それに山陰地方2県、山陽地方1県、近畿地方1県は訪ねていない。私の半生の中で、旅行は私にとって切っても切り離せない大切な趣味だが、今日はこれまでに私が訪れた観光地や名所のうち、「ベスト30」とまだ足を踏み入れていない11県でぜひ死ぬまでに訪ねたいスポットを備忘録もかねて書き記したい。
第1位 知床(北海道・カムイワッカの滝・知床五湖)
32年前、私が北海道に住んでいた時に一番感動した場所。滝壺が露天風呂になっている。
第2位 千光寺公園(広島県尾道市)
ここからの尾道水道を見下ろす光景は抜群。NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」のロケとして使われ、瀧本美織が好きになり、訪れた。震災の年の8月だったが、被災者ということで高速代が無料になったために2泊3日、車で往復したのだった。
第3位 伊豆(静岡県・戸田から見える富士山)
バイクと車で3回訪れているお気に入りの場所。昔、江戸川乱歩の美女シリーズによくロケで使われ、好きになった。特に修善寺や西伊豆の戸田が大好きで2回「さくら」という民宿に泊まった。料理が素晴らしかった。
第4位 京都嵐山(京都府・竹林・神護寺・嵯峨野)
高校時代の修学旅行で気に入り、これまでに4回訪れた。化野念仏寺が不気味だが気に入っている。神護寺では座禅を組んだ記憶がある。紅葉シーズンは最高。
第5位 裏磐梯(福島県・五色沼・檜原湖)
我が福島県が誇る磐梯山の大パノラマを拝める場所。五色沼でハートの鯉を見つけてみては・・・。
第6位 美瑛・富良野の景観(北海道)
CMに登場する丘陵や木々、並木が有名。ロール状の干草が点在したのどかな風景が広がり、広い空と緑豊かな大地のコントラストに魅了されることうけあい。
第7位 下郷美観地区(福島県・大内宿・塔のへつり・湯野上温泉駅)
江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚える。茅葺屋根の民宿&古民家街、曲がりねぎ一本で食べる高遠そば、塔のへつりは奇岩群が川に沿ってせり出す風光明媚な場所。ここでは鮎の塩焼きが名物。茅葺屋根の珍しい駅舎の湯野上温泉も見ごたえあり。駅に隣接して無料の足湯が温かい。
第8位 山寺(立石寺)(山形県)
ずっと行きたかった場所で、4年前に訪ねて、頂上まで息を切らしながら歩いて登ったことを覚えている。
第9位 厳美渓(岩手県)
ここは2回訪れた。中学生の頃、亡き父親に車で連れて行ってもらった。渓谷の上をロープで団子を運ぶカゴが往復していた記憶が鮮明に残っている。
第10位 秋田県田沢湖
金色のタツコ像で有名。日本一深い。青い湖面が息を呑むほど美しい。
第11位 鎌倉高校前駅(ホームの前が湘南の海、江の島、スラムダンクの踏切)
ホームのベンチに座って江ノ島を望むのが好きで2回訪れた。その北側の踏切が多くの台湾人で賑わう「スラムダンク」のOP映像に登場する有名スポット。
第12位 日本ライン木曽川下り~犬山城
今は亡き父親に高校合格祝いで旅行に連れて行ってもらった場所。明治村の日本を代表する由緒ある建物の再建を見て感動した。犬山城には3回訪れたが、あの風景が大好きだ。
第13位 奈良(長谷寺&室生寺)
高校の修学旅行で訪ねた。侘び錆の世界。特に室生寺の五重塔は必見の価値あり。落雷で木立が倒木し、屋根が壊れたが、見事に修復された国宝。
第14位 日光東照宮
ここも国宝にして世界遺産。徳川家の菩提寺。我が松平容保もここの宮司となった。陽明門や見猿言わ猿聞か猿、天井に描かれた龍が見ごたえ抜群。
第15位 函館の教会群と夜景
ここは日本三大夜景(神戸、長崎)だけでなく世界三大夜景(ナポリ、香港)に挙げられる大人気スポット。ハリストス正教会やキリスト教会などが混在している。旧函館公会堂がお気に入りだ。
第16位 鎌倉・長谷寺(紫陽花)
5月下旬から6月にかけて境内の傾斜を利用して見事な紫陽花が見頃となる。その頃は人だかりでとてもゆっくり立ち止まって見学などできない。ここは郡山市ゆかりの久米正雄の胸像などがあり、映画のロケ地に使われるほどの見晴らしは抜群。
第17位 磐梯吾妻スカイライン(吾妻小富士・紅葉)
すり鉢状の噴火口の周囲を1時間かけて歩くことができる。春先、福島市内から見上げると、雪ウサギが見られる。
第18位 美幌峠
ここから見下ろす屈斜路湖の眺望は最高。夏は濃霧が立ち込める神秘的な場所と化す。
第19位 襟裳岬周辺(黄金道路)
私は一度しか訪れていないが、魅了された。岬ではなく、その先の太平洋岸に沿って連なる波避けと土砂崩れ避けのシェード付きの道路。時々波が道路にも打ちつけるスリリングな道路。バイクで走るとマジ怖い。悲恋沼も哀愁漂う。
第20位 富士五湖周辺(忍野八海・風穴)
日本の昔の郷愁誘う懐かしい田園風景が広がる。忍野八海は水車小屋などが点在。
他にも奥入瀬渓流は見逃せない場所。
訪ねた都道府県だが、まだ行っていない観光地
京都・天橋立。日本海側の山陰に近い場所はまだ一度も行く機会がなかった。私にとっては日本の中で一番遠い存在となっている。
死ぬまでに一度は訪れたい場所
錦帯橋
唯一山口県で行きたい場所はここ。山口はかつて長州であり、私の祖父母の生まれが会津のため、幼少の頃から敵賊と思っていた。
桂浜
かつては「はりまや橋」に行きたいと思っていたが、日本三大がっかり観光名所になってしまい、行きたくなくなった。坂本龍馬も会津人から見れば、薩長同盟を築いたパイプ役だけに敵にあたる。
鳥取砂丘
やはり山陰地方。鳥取県にあるが、行く機会がない。お隣の島根も出雲大社や宍道湖など見どころはあるのに、交通の便がイマイチのせいか疎遠になっている。
軍艦島
世界遺産として脚光を浴びる30年以上も前から、私はここに足を踏み入れてみたいと願っていた。それは昭和50年頃、公共広告機構のCMで「資源と共に消えた島」として紹介された。それを見て、こんな狭い島に、街があり、5,000人もの島民が石炭ドリームを夢見て共同生活をしていたのかとガク然としたからだ。
怖いが一度は訪ねたい場所
津山貝山地区
「八墓村」の舞台となった30人殺しがあった場所。巡礼というか慰霊が目的。
群馬・御巣鷹山
決して冷やかしではない。慰霊登山に訪れたい。山中に日航機が墜落し520名も亡くなった場所。歌手の坂本九さんも巻き添えとなり、犠牲となった。
群馬・あさま山荘
かつて連合赤軍が立てこもり、警官隊と銃撃戦が展開され、数名が犠牲になった。昭和47年の厳寒期の事件で、テレビでは連日緊迫した攻防戦が生中継された。
さて、日本全国、まだまだ行きたりていないスポットがわんさかある。日本人に生まれたからには死ぬ前にぜひ尋ねてみたい。
記事作成:8月7日(日)~