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Channel: 時遊人SUZUのひとり言
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THE 工場見学(8/7)

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 今日は唐突だが差込み記事をお送りしたい。それは先月に「参加者が少ないから」と担当者に泣きつかれ、急遽メンバー入りした「事業所(工場)訪問」。早い話が、お得意様の会社や工場を訪ねて見学し、その後のリレーションを向上させるという狙いで、我が職場が毎年行っている恒例行事。社会勉強のつもりで参加したその一部始終を報告したい。

 昨年は仁井田本家という酒蔵を訪ねたが、今回は事業所が2箇所に加え、三春ハーブガーデン内にある「SARARA」という名前のバイキングレストランでの昼食付きという内容。工場見学は、去年私が担当だった、待池台の西部工業団地内にある「東成イービー」という工場と田村工業団地内にある、味噌や甘酒を製造している「宝来屋本店」である。工場見学など久しく体験していない私は、ブログネタに打ってつけだし、社会勉強にもなると考え、人助けとなるし承諾した。では早速エピソードも含め、時系列を追っての紹介していきたい。

 9:45 職場玄関にて受付。昼食代の1,575円を前納し、領収証を貰い、十六茶を受
     け取ってバスに乗り込む。今回の参加者は総勢26人。中型バス。

 9:55 職場発。西部バスの運転手、あまりよくルートを知らない。インターン線まで出
     て、右折して国道49号線へ。何故か途中から左折、右折をくり返し、田んぼの中
     の一本道を行く。すると西部工業団地内の道路に合流。しかし、ここから運転手
     が道を間違い、迂回する羽目に。バスの車内では、初対面の方々もいるため、ひ
     とりずつ自己紹介。私は先週北海道でさんざん美味しいものを食べて来て、一昨
     日、人間ドックに行ったら、人生初のメタボ宣告を受けたことをカミングアウト。今
     日の昼食は野菜中心と宣言した。

10:17 「東成イービー」着。1年前の7月に3度、企業訪問で訪れた場所。対応してくれ
     たさんは今回は不在。女子社員も笑顔でお出迎え。感じのいい会社だ。
     まず、2Fのフロアで全員がプロジェクターで投影されたPCパワーポイントによる
     会社概要について聞く。

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10:45 その後、A班とB班に分かれ、工場内を見学。私はA班。さほど大きくはないが、
     今、最先端技術を駆使し、業績を伸ばしている優良企業だ。
     1Fの工場では、まずレーザービームを照射して行う金属同士の溶接工程を見物
     した。一台数億円もしそうな高価な産業機械類がズラリ。ロボットアームや様々な
     計器類が居並ぶ。そこで機械操作をしていた若者は、なんと私と面識のあった今
     年4月に入社した新入社員。すでに即戦力として働いている。次に隣りのスペース
     で、更に巨大な産業機械が数台並ぶ。そこで金属同士を溶接し、加工、別の部屋
     で若い男女2人が検査していた。僅か数ミリの金属の間からレーザーを照射し、
     その奥の金属を溶接・加工するという技術を垣間見た。実際に異なる素材同士を
     加工した金属部品が展示され、手にとって見ることができた。接合部分が美しく、
     滑らか。この技術は産業機械や宇宙ロケット、人工衛星「はやぶさ」、国際宇宙ス
     テーションの部品に実際応用され、受注もあるという。まさしく時代の最先端をリー
     ドする企業だった。もともと東京に本社があったが、郡山に移転したらしい。

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11:20 2Fノフロアーに戻り、トイレへ。すると手洗いが面白い。水受けがなく、斜めに板
     があって、手を洗った水は、器ではなくてその板の上に落ちる仕組み。トイレまで
     ハイテクだった。帰りがてら、工場長や案内説明してくれた社員らと全員で工場社
     屋をバックに記念撮影。√2は?とか8÷4は?とかお決まりの掛け声。

11:33 東成イービーを出発。社員4人が我々のバスが見えなくなるまで律儀にも見送り
     してくれた。なんという素晴らしい会社なのか・・・。社員教育もできた会社は、やは   
     り業績が伸びることの証を垣間見た気がする。

     西部工業団地内を国道に向かって東へ走行。右手に体育館の手前、こんもりとし
    た森が見える。昨年ここで、本宮の無職の22歳の男性が夜に禁止されている釣り
    に興じ、酒を飲んで池に入って泳ぎだし、溺死する事故が起きた。その翌日、私が
    この会社を訪れたのだが、警察やマスコミ車両が多く、福島県警の黄色いテープで
    立ち入り禁止措置が取られていた。
     その後、T字交差点を右折してR49へ合流するが、その交差点には、以前に私の
    ブログにクイズ形式で載せた招き猫の石像が未だに置いてあった。

    次の工場見学は「味噌」でお馴染みの「宝来屋本店」だが、その前に腹ごしらえ。最
    初の工場見学が予定より長引き、遅れそう。しかも、運転手が近道を行かずに、わ
    ざわざ混む郡山市街地を横断しようという腹。R49を南進し、桑野のコナカの交差
    点から左折し、うねめ通りへ。ビバ、COWBOY、ロッテリア、ゼビオ、イトーヨーカドー
    シミズストアの前を通過し、右折してR4へ。そして旧星総合病院の交差点を左折
    し、JRのアンダーパスの地下道を東へ。つまり美術館通りだ。その信号でバスが明
    らかに信号無視。すぐ右にパトカーが先頭で信号待ちしていたのでOUTかと思っ
    た。そして旧薬師堂火葬場があった場所のすぐ脇を通り、横塚界隈を進む。よくネ
    ズミ捕りを行う美術館前のアップダウンを抜け、緑が丘団地へ入る手前のセブンの
    交差点を左折。この道は何度も通ったことがある。そして「こばりどん」の前を右折
    し、「三春ハーブガーデン」の敷地内へ。私はおそらく、20年ほど前に一度訪れた
    きり、とんとご無沙汰だった。平日にもかかわらず、駐車場にはすでに多くのマイカ
    ーが駐車してあった。

12:15 三春ハーブガーデン「サララ」に到着。26名分はすでに予約席として手配済み。
    さっそく食事開始。レストランの中は広い。200席はありそう。客は半分程度。しか
    も意外とメニューは豊富。炭火のエリンギ焼きが楽しめるコーナーまであった。私は
    ダイエット宣言したにもかかわらず、その美味そうなメニューに驚き、つい元を取ろ
    うとして6回もおかわりしてしまった。私はサラダ6~7種類、パスタ、ピザ、日本そ
    ば4杯、うどん、スペアリブ、唐揚げ、天ぷら、温泉たまご、オムレツなどありとあら
    ゆるおかずをセレクト。どれも健康食で、いくら食べても満腹にならず、つい調子に
    乗っておかわりしすぎ。ドリンクやお茶も充実。オレンジ2杯、烏龍茶、プアール茶、
    アイスコーヒーをセレクト。更にデザートはヨーグルト、アイス3回などとにかく貧乏性
    丸出しで食いまくった。一緒に訪れた同僚や上司も呆れていた。私は飲まなかった
    が、ハーブティーも種類豊富で、10種類以上は優にあった。
     満腹中枢が満たされ、またしても後悔。その後、隣りの棟にあるポプリやハーブを
    使った様々なお土産コーナーに。建物の中は広く、可愛らしいグッズや小物でいっ
    ぱい。店員さんに断って許可を貰い、店内の写真も撮影した。十分見物した後、バ
    スに戻る。さすが日本人、出発時刻の5分前には全員が着席。

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13:15 三春ハーブガーデン発。来たルートを緑が丘団地入口のセブンまで戻る。信号
     をそのまま直進する。私のかつての同僚が退職後、古民家を改造して独学で蕎
     麦屋を始めたのだが、その店を探すが、道端には確認できず。狭い坂道を登って
     下って、変電所の脇に出て、そのまま水門町へ。右折して右手にテクノアカデミー
     の校舎を見ながら、行合橋の手前を左折。田村工業団地に向かう道で、しょっち
     ゅういわきに釣りに行くときに通る道。従兄弟が務めるパナソニックの前を素通り
     し、やがて右手に「宝来屋本店」の看板が見えた。

13:30 1分も遅れず、ジャストに到着。幹事の目や計画に狂いはない。玄関から入り、
     靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて2Fの会議室へ。そこで挨拶後、63歳のベテラン
     男性が会社&工場の説明。彼がまた面白い。商業高校卒業後、この道に入った
     が、技術は奥が深く面白いらしい。宝コージくんのマスコットキャラのシールや「み
     そ知り博士Q&A」、「みそができるまで」のパンフとガイドブックを貰った。   
      彼の話を端折って紹介すると、味噌の原料は大豆だが、国産は僅か3%。額国
     産の輸入品が97%を占めるそうだ。もちろん大豆だけでは味噌はできない。麹 
     菌が必要だが、この菌は今では兵庫の灘と京都でしか手に入らないらしい。この
     菌は空気中から採取する。その元となるコウジには二種類あって、糀は味噌とな
     り、麹は酒や醤油になる。また酒の流通ルートで水を足していくことから水増しと
     いう言葉が生まれたことや菌についての講話があった。キムチは韓国の国菌、ヨ
     ーグルトはブルガリアの国菌、糀は日本の国菌となっている。また、日本米や食
     料は台湾や香港に大人気だそうで、中でも日本ではあまり知られていない佐賀県
     のお米が大人気で、日本の技術はどこにも負けず、どんなに不況であっても日本
     の製品は生き残れると自信を持って熱く語っておられた。結構ためになるありが
     たいご高説だった。

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      その後、福島第一原発の作業員が着るような白い防菌服と帽子、それに靴を丸
     ごと覆うカバーを履いて、本社社屋の北隣りに隣接する工場へ案内された。
      中に入ると異様に暑い。ましてこの格好。昔のパナウェーブ研究所のようだ。臭
     いが鼻につくような感じの温度管理が行き届いた各部屋や材料の備蓄倉庫、商
     品の保管庫などを次々見て回った。味噌作りには欠かせなかった詰める木の樽
     ではなく、最近はステンレス製の四角いユニットバスのような箱型の樽に入れて発
     酵させたり、熟成させるのだそうだ。だから、昔ほど味噌の匂いはきつくないらし
     い。本日は昨日までの雨天とは違い、30℃を超える猛暑。産業用の巨大扇風機
     は要所にあって回っていたが、熱中症になりそうなほどだった。「三五八」などの
     製品を袋に詰める工程まで見て、最初に入ったスペースに戻った。質疑応答し、
     上司が感謝の言葉を述べて終了。なんでも近場の工場見学できる場所は次々閉
     鎖されてしまった。森永も撤退し、コマツ醤油屋も無くなった。残念で仕方たいと話
     しておられたが、ここは工場見学は前向きに受け入れているとのこと。老人ホー
     ムや小学生の工場見学も何度も受けているそうだ。お土産はないが、一見の価
     値ありである。別棟では、今、世界中で注目されている冷やし甘酒を製造してい
     る。モンド・セレクションでゴールドを獲得し、受注が間に合わず、朝の5時から20
     時まで工場はフル稼働だそうだ。熱心に説明してくれたベテラン社員に、私たちも
     拍手で感謝の意を表した。ここでも来社記念の集合写真撮影。

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14:37 宝来屋みそ本店発。最後は社員に見送られての出発となった。
     帰りは水門町経由。行合橋を渡り、東部幹線に出て、いつもの昭和ドライバー
     ズカレッジ、KEISEN、自転車でGOで藺草アナが訪ねた中華料理屋「一番」の前、
     そしてお気に入りの「半田屋」の前を通過。例の薬師堂火葬場跡(現・浄化センタ
     ー)を右手に見ながら進行。チラ見したところ、私の祖母を火葬した時の建物がそ
     のまま残っている気がした。その前のロータリーの植え込みも確認できた。昭和
     62年5月、祖母を見送った時、今は亡き従兄弟と座り込んで真っ直ぐに立ち上る
     煙を力なく眺めていたことを思い出した。もうそれも27年も前の出来事になった。

      帰路のルートはカワチ前、旧郡山卸市場前を通過し、昔住んでいたアパートを
     右手に見ながらR288に合流。旧国道を横切り、コナカ前へ。左折してR4へ。そ
     して南東北病院の前の信号から左折し、右折して職場に戻った。カウントダウン
     だったが、名幹事のため、予定通り15時ちょうどに職場に帰着となった。

15:00 職場帰着。参加者にお礼を述べて解散となった。
 
 結構、最初は単なる頭数合わせで渋っていた今回の工場見学だが、目からウロコの事実や実際に目で見て触れて確かめないとわからない事柄が多々あった。また、参加者同士の親睦や交流にも一役であった。また、来年も同じ企画があれば参加したいものだ。

 追記

 帰着後、報告書を記入して提出したが、その後、熱中症の症状から頭痛がひどくなりズキズキ。水分補給をこまめに行い、休養室のソファで仮眠した。

 明日か明後日は、懸案だった「磐梯熱海・猪苗代周辺のマジやばスポット」ツアーか「白河周遊プラン」を決行したいと考えている。睡眠不足で連続のチョイ旅となるが、休暇もそんなに多くないので、天気も良さげなことを鑑みて実施に踏み切りたい。詳しくは下をチェック!

http://tsuri-ten.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-9063.html

http://tsuri-ten.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-ef25.html

 もし偶然、同じ行動をされる方で、たまたま私と遭遇したら「SUZUさんですか?」と一声お願いします。

 記事作成:8月7日(水)

 

 


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