私は自分ではアイディアが豊富で、思いついたものをすぐにブログの記事にしてしまうほど、企画力があると思い込んでいる節がある。これまでも、商品化してほしい製品やDVD化してほしいドラマなどをこの場を借りて訴えて来た。今回のテーマもその手の類だ。
1 映画・テレビドラマのロケ地めぐりの本
HPなどではこの手の紹介記事はわんさかある。個人のブロガーが自身で訪れた名所をガイドマップ的な視点で画像満載で作成したものだ。しかし、不思議なことに、日本でこれだけ多くのテレビドラマの名作が制作され、放映されているにもかかわらず、どの出版社もそのガイドブックをあまり出していない。そこで提案したいのは、毎月1冊ずつ、日本の映画・テレビドラマのロケ地をグラビアとマップ付きで紹介してほしい。春夏秋冬に分けて特集を組んでほしい。これは是非、ディアゴスティーニに編纂をお願いしたい。ついでにロケ地が映っている名場面をピックアップして独自に編集したDVDを付けてほしい。版権問題で、実現困難な部分もあるが、ぜひ実現させてほしい。
まずは全国規模で、このテーマでの提案をさせて頂き、その後、当地福島県に置き換えて当てはめてみたらどうかを探りたい。
映画の場合
例)幸福の黄色いハンカチ
踊る大捜査線
HERO
鉄道員
寅さんシリーズ
昔の日活シリーズ
若大将シリーズ
釣りバカ日誌シリーズ
TVドラマの場合
例)大河ドラマ
NHK連続テレビ小説の舞台
北の国から
白線流し
風のガーデン
明智小五郎シリーズ
家政婦のミタ
東京ラブストーリーなど「月9」ドラマ
JIN-仁-
これらを福島県を舞台にした映画やドラマや映画のロケ地を紹介する観光ガイド(約50ページ程度)「ロケ地巡りガイド&マップ~福島県編~」として売り出す。たとえば福島県のロケ地には何があるかというと・・・
・白虎隊(会津若松市) ・超高速参勤交代(いわき市)
・フラガール(いわき市) ・アブラクサスの祭り(国見町・三春町)
・春色のスープ(南会津町) ・こころの山脈(本宮市)
・時をかける少女(郡山市) ・八重の桜(会津若松市)
・MISHIMA(郡山市) ・伊達政宗(二本松市・本宮市)
・ジヌよさらば(柳津町)
これらを写真やイラスト、地図を掲載して、そこまでの交通手段や所要時間をわかりやすく解説し、あわせて「食の名物」も取り上げて紹介すれば、観光誘客につながり、そのロケ地となった市町村も観光収益が上がるというもの。また、私個人では、山本八重子がNHKの大河ドラマに抜擢されるのだったら、「智恵子抄」で有名な、高村光太郎の妻で、波瀾に満ちた生涯を送った二本松市出身の「高村智恵子」にスポットを当てたドラマをぜひ制作してほしい。
2 福島県遺産を独自選定
昨年の富岡製糸工場に続き、今年も日本各地に点在する「明治産業遺産」が世界遺産に選定された。韮山反射炉や軍艦島などは決定前から観光客が押し寄せる現象が起きた。人は注目を浴びる事象に飛びつく傾向が強い。
我が福島県は震災以降、原発の風評被害があって、観光収入がめっきり減った。あれから4年半近く経つが、産業はまだ平常に戻ってはいない。そこで、我が福島県も国が指定する国宝や国立公園や国定公園とは別に、福島県が独自に選ぶ「福島県遺産」を決め、観光客誘致の起爆剤にしてほしい。ふくしまの語呂あわせで29箇所でも良いし、100でも良い。さすがに2940(ふくしま)は無理だが。全国、あるいは世界に大々的に観光PRとして発信して欲しい。それが「ふくしまはこんなに元気です!」というアピールにもなる。
自然遺産
1 裏磐梯湖沼群
2 磐梯山
3 尾瀬
4 松川浦
5 塔のへつり
6 磐梯スカイラインからの眺望
7 浄土平・吾妻小富士
8 乙字ヶ滝
9 三春滝桜
10 安達太良山からの絶景
文化遺産
1 会津鶴ヶ城
2 飯盛山さざえ堂
3 天鏡閣
4 旧伊達市役所
5 左下観音堂
6 塩屋崎灯台
7 大内宿
8 熊野神社長床
9 いわき白水阿弥陀堂
10 小峰城
記憶遺産
1 東日本大震災
2 郡山空襲
3 会津藩士・白虎隊・二本松少年隊奮戦
4 智恵子のふるさと
5 フラガールの全国絆キャラバン
歴史資産
1 松尾芭蕉の歩行経路
2 伊達政宗が残した戦跡
3 会津戊辰戦争の古戦場
4 静御前の足跡
食遺産
1 喜多方ラーメン
2 福島県産地酒(3年連続金賞日本一)
3 福島円盤餃子
4 白河ラーメン
5 柳津粟まんじゅう
6 強清水のてんぷらまんじゅう
7 大内宿のねぎ一本で食べる高遠そば
8 会津こづゆ、味噌田楽
9 郡山のクリームボックス、酪王カフェオレ、グリーンカレー
10 いわきのめひかり
11 浪江やきそば
有名人遺産
1 春日八郎 6 加藤 茶
2 古関裕而 7 梅沢富美男
3 湯浅譲二 8 佐藤 慶
4 市川昭介
5 西田敏行
このアイディアはいかがだったでしょう?観光収入は貴重な財源になるだけに、決して疎かには出来ない。今年繰り広げて成功裏に終わった「ふくしまDCキャンペーン」は観光客誘致に一役買った。あれを単発的で終わらないために、今後もあの手この手で福島の魅力を発信し、県内外にPRを続けて欲しいと思う。
記事作成:7月28日(火)~9月13日(日)