これまでの日本政府の情けない外交政策に苦言を呈す意味で、あえて憎まれ口を叩きたい。
これまで発展途上国や第三国に対する国際的な経済援助は素晴らしいものがあるが、安倍内閣は、面前の政治的課題に関し、国家を挙げて全精力をつぎ込んで解決に当たっているとは正直思えない。それは原発問題もそうだし、景気回復、さらには外交を見ても苛立つものばかりだ。
諸外国との摩擦や軋轢を生まぬよう、波風立てず、穏便にことを済まそうとする歴代の日本政府の対応。この弱腰外交は何とかならないのか。あまりにも協調路線や融和を重んじるあまり、物申せぬ消極的な外交姿勢しか見えてこない。竹島(対韓国)、尖閣諸島(対中国)、北方領土(対ロシア)というように、領土問題は一向に解決の糸口が見えない。
いずれも我が国固有の領土と主張しているだけで、竹島は韓国軍が実効支配しているし、尖閣諸島も香港の活動家が上陸しても抗議行動しかできない。逆に過去の歴史問題の認識の相違で批判ばかりを浴び、堂々と日本の立場を主張できない。毎回、うるかしてほとぼりが冷めるまで、じっと耐えて待つのみの弱腰外交だ。中国とは、こちらから対話を呼びかけても無視され、上から目線で物を言われ続ける始末。実に情けない。
また、北朝鮮に対しても、あってはならない「拉致」という非人道的かつ極悪非道の犯罪に、有効な手立てを打てず、ただ手をこまねいているだけ。何一つ進まない政府の歯がゆい対応にも、国民は黙って何も意見など言わない。あまりにも従順すぎる国民性。日本人には「出る杭は打たれる」とか、「沈黙は金」なることわざがあり、何もしないことがその人の価値を高めるという忌々しき風習があるのもいけない。
日本人はどこまで寛容でお人よしなのか。争いを好まず、ただ表面上だけ取り繕うだけの上っ面外交しかやれていないのが現状だろう。横田夫妻が存命のうちに解決をと誰もが願っているのに、まったく手出しできないし、いいようにあしらわれ、一向に進展が無い。横田めぐみさんのご両親の心情を察すると余りある。ご両親が生きているうちに再会を果たしてやりたいという思いは、日本人の共通認識である。だが、国交なき日朝関係において、土足で踏み込むわけに行かないため、処置無しなのが現在の国際事情なのだろう。どれほど被害者家族は苦虫を噛んできたことか。そうした心情をどこまで理解しているのか。拉致担当相は一体何を活動しているのかが疑問だ。
また、「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく」と揶揄されるように、日米安全保障条約締結以降、日米関係は密接で強固な同盟関係を築いている。しかし、基地問題にせよ、貿易協定にせよ、日本はアメリカの顔色を窺い、一蓮托生で運命共同体の一途を辿っているに過ぎない。朝鮮半島の有事や中国の目に余る横暴を考えた際、3国で共同での軍事演習は行っているものの、未解決の従軍慰安婦問題や日韓併合による長年の遺恨があり、同盟関係は上っ面だけで、韓国国民の根底には日本憎しの感情論しかない。韓国が、次世代の子供たちに誤った歴史認識を植えつけさせる教育を施している以上、何年経過しようが真の友情など構築できる筈がない。
我々日本人からは、韓国に対し百歩譲っても、友好関係は抱いていないはずだ。歴史を知らない一部の不束者が「韓流ドラマ」にうつつを抜かし、イケメン俳優に洗脳されているが、政治問題を考えれば、民間レベルでの交流も甚だ疑問だ。一方的に歴史問題や従軍慰安婦問題を持ち出し、日本バッシングを繰り返す韓国。
日韓共催ワールドカップや韓流ドラマブームで、民間レベルでの融和は多少あったが、指導者が変わっても、ナショナリズムの違いが鮮明で、100年経とうが200年経とうが、反日や抗日感情は旧態依然である。しかも直情径行で、過激な行動が多い。国旗を焼き払ったり、首相の写真を踏みつけたりする場面は、韓国人気質の特有のものだ。まったく良識がないし、自制心もない。激情型で、暴徒化したら手がつけられない。
パクリの天才 韓国企業
https://www.youtube.com/watch?v=t8d462JgXnU
https://www.youtube.com/watch?v=i4gZ5utcTow
https://www.youtube.com/watch?v=aoZa7AB7igE
一方、対中国外交も然り。日清戦争時代から、日中関係は争いの歴史だった。日中戦争では盧溝橋事件、満州事変などを皮切りに、全面戦争に突入し、真偽は不明だが、南京大虐殺や重慶爆撃、旧日本軍による略奪・暴行・民族迫害などの歴史的背景が、もし中国が主張するように事実とすれば、日本人への憎悪の感情は積年の恨みと化し、薄れるはずがない。
しかしながら、前述したように、このような弱腰の外交姿勢だから、弱味に付け込まれるのだ。日本の領海である小笠原諸島に大挙して中国漁船団が珊瑚礁を密漁に来ていても、攻撃ひとつすらしない。こんな弱体化した政府対応で、有事の際、日本の領海や安全を守れるのか?やっていることは無法者の海賊船と同じだ。指を咥えて傍観していることしかできない。「防衛庁」から「防衛省」に格上げしたところで、対応は旧態依然のありさまだ。
中韓両国は靖国参拝に対しても過剰なまでに反応し、数年来、暴動を起こし、在中日系企業を攻撃し、投石や略奪を繰り返し、中国当局も野放しで、暴徒化した民衆制御や鎮圧できない状況だ。日本バッシングは韓国以上で、幼少期から日本を敵国とした歪んだナショナリズム教育で洗脳し、反日感情を植え付けさせているのは中国自身だろう。
憎しみの感情からは絶対に真の友好関係など生まれない。安倍首相もようやく取り付けた首脳会談だが、習近平には無視され、言葉もろくに交わさない。いいようにあしらわれている。足蹴にされて、何ひとつ文句も言えないのか・・・。
ろくな外交成果も上げられない「内弁慶」首相だが、国民には厳しく、増税で物価の値上げに伴い、家計は火の車状態でありながら、来年10月には消費税を10%にまでアップしようと画策してきた。時代劇に出て来る悪代官と廻船問屋の悪巧みと何ら構図は変わらない。自らが登用した閣僚にはろくな奴はいない。消費増税や国民から搾り取った血税で、政治資金収支報告書にも正当に記載できない「SMバー」などに入り浸って、一体何をしているのか。実にけしからん。常識外の言動や行動で女性閣僚もそそくさ辞任。法律を知らない者が、東大出身というだけで法務大臣の椅子に収まる茶番。国民に対して、信用を失う不祥事を立て続けに起こしておきながら、「解散は考えていない」とのたまう。楽天家でマイペースのB型首相そのままだ。責任の欠片も感じていないようだ。
このような腑抜けの政治家しかいない日本は、有事の際に、体を張って国民を守る気概のある者などいないと危惧するばかりだ。肝心要の時には尻尾を巻いて逃げかえるだけだろう。日本の弱さが際立つ最近の政治情勢に「喝!」を入れたい。
最後に、中韓両国の民度が低いことがよくわかる映像をどうぞ!このような非常識でマナーも無い国に、日本をとやかく悪く言う権利などない!
https://www.youtube.com/watch?v=alRVpJ-z1uo
https://www.youtube.com/watch?v=DZgWYZQ0tjE
https://www.youtube.com/watch?v=AaA1FwwU4-E
https://www.youtube.com/watch?v=LUP4lOCZODA
https://www.youtube.com/watch?v=v7xcgIS1edk
https://www.youtube.com/watch?v=Lshbs2H5loY
https://www.youtube.com/watch?v=T9Uimnf4Ics
https://www.youtube.com/watch?v=51mo5eRAFZ0
https://www.youtube.com/watch?v=jggQyzrSvNA&list=PL1A43F6B2D4B0E361
https://www.youtube.com/watch?v=R6G9bQ3apAM
https://www.youtube.com/watch?v=tJ5OBRlkQ5M
https://www.youtube.com/watch?v=BFcd9NfGkKo
https://www.youtube.com/watch?v=ZQszo41OckY
https://www.youtube.com/watch?v=Cw0kivw_wtM&index=4&list=PL1A43F6B2D4B0E361
https://www.youtube.com/watch?v=zo9EqhoYnWU
https://www.youtube.com/watch?v=qbDUvwDXRY0
https://www.youtube.com/watch?v=ckA8iwNFxOA
https://www.youtube.com/watch?v=LeyRQvpvB3k
https://www.youtube.com/watch?v=38Ewhzecc7k
https://www.youtube.com/watch?v=jzOC4DMbdMk
https://www.youtube.com/watch?v=jU5aZ4MGpVY
https://www.youtube.com/watch?v=XG95257iEqI
この記事を書いた後、11月11日(火)の18時から、日中首脳会談を終えた安倍首相が北京で単独会見した。あくまで日中両国の友好関係を確認し、互いに必要な関係であると強調したが、2人揃っての会見ではなく、日本側からみた成果を語るに留まった。どこまで協調できたのかは不明。何も解決に至っていないし、ただ、今後も交渉や努力を続けて行くと述べただけ。つまり、何も進展できていないことの証。いかにも成果があったように主張したが、無味乾燥に映っただけだ。外交上の具体的な成果など何も無い。ただ、これまでの関係維持を確かめ合っただけで、何一つ実を結んだことなど見当たらない。
戦略的互恵関係という言葉を使ったが、対話が大事と語っただけで、具体的な方策や平和維持のための具体案などは提示されなかった。中国の高飛車な態度ばかりが鼻についた。日本はあまりにも中国の顔色を窺いすぎ。関係改善を望んでいるのは日本だけで、中国は敵視し、完膚なきまで叩きのめしたいという印象しか伝わらない。これでは中国の言いなりではないか?歩み寄ろうとしているのは日本だけだ。もっと日本立場を正々堂々と主張し、尖閣の問題を鮮明にし、歪んだナショナリズム教育を施して、反日、抗日行動がある以上、真の友好関係など期待できないことを訴えるべきだ。密輸が厳罰に値することを中国政府に知らしめ、損害賠償を含む、厳しい態度で臨まないといけない。出なければ、日本は中国に舐められっ放しである。
記事作成:11月7日(金)~10日(月)
追記(11月17日)
ここでさらに安倍首相に言いたい。どうやら衆議院を解散して総選挙を行う意思を固めたようだが、任期がまだ2年も残っているのに選挙を行う理由や大義名分が無い。何のための解散総選挙かわからない。消費税増税を先送りして国民の評判をとろうという姑息な手か?争点は何?国民に信を問うの何に対して?
また、簡単に選挙というが、総選挙に幾らの国費を投じるかご存知だろうか?日本全国で選挙が展開されることになるが、何と650億円もの税金が費やされるのだ。ありえない。
そんなことに巨額の税金をつぎ込むなら、経済対策に使って欲しいし、エネルギー政策や震災復興に費やしてもらいたい。しかも11月17日に発表されたGDPはまさかのマイナス。つまりアベノミクスは失敗だったことになる。消費が冷え込んでいるのは、4月に8%に引き上げた消費税や相次ぐ増税によるものだ。庶民の暮らしは苦しく、財布の紐は固くなるばかり。法人税は減税にしても、一般国民には利益は無い。
選挙は明らかに完全な自民党の手前勝手で、無駄遣いだ。単なるパワーゲームや更なる議席数確保に血税を使うなど頭がいかれているとしか思えない。
それなら国会議員や地方議員の定数を削減して経費を抑えるべきだ。政務調査費の無駄遣いや横領まがいの詐欺行為がまかり通っている現状。議会では汚い野次を飛ばし、セクハラまがいの行為を堂々と行う卑劣で無能な振る舞い。説明責任を逃れ、逃走する議員まで現れる始末。実に情けない。
今こそ安倍首相の真価が問われる。総選挙中止の英断を期待したい。
18日(火)19時過ぎから、安倍首相の記者会見が行われ、21日に衆議院を解散することを表明した。理由は、18か月間、GDPの3か月間の指数がマイナスとなり、消費税を先送りにし、アベニミクスの3本の矢に対する国民の信を問うということだった。税改革や景気回復が頭打ちならば、道半ばにしての解散などもってのほかだ。やはり政治家は焦点がずれている。しかも連立与党で過半数割れをした場合には、これまでの財政、税制改革に、国民がNo!と判断したと考え、自らが退陣すると宣った。会見では常時「美辞麗句」を並べ立て、さも順調にアベノミクスが成果を上げて来た旨の弁舌に終始した。
しかし条件を付さず、平成29年4月に完全実施すると発表した。つまり、景気動向に関係なく、間違いなく100%、この年から10%に引き上げすると言う。
消費税率が4月以降、3%増税しただけで、消費は冷え込み、買い控えが常套化した。ここでさらに2%アップでは、経済はさらに停滞し、デフレ脱却どころの騒ぎでは収まりき効かない。アベノミクスという形だけの子供だましの政策に、単に我々は踊らされただけで、化けの皮が剥がれただけだ。
それよりも、国会議員の定数を減らし、無駄遣いを徹底して省く政治改革に転換したほうがいい。無能で何の役に立たない政治家の雁首ばかりを揃えたところで、国費の無駄遣いだ。650億も費やして総選挙を行うなら、それを景気回復のために役立てればいい。結局はごろつき政治家どもの手前味噌な審判に浪費されるだけだ。誰が成っても政治は変わらない。政治家の本分を忘れ、派閥の領袖の言いなりの「数は力」の古い政治体質では、日本の未来はない。
そのことを肝に銘じ、政治家は主義主張を持って立候補して貰いたいものだ。