特段、「昭和女子大」の坂東眞理子学長の「女性の品格」を意識した訳ではない。血液型の話題をひどく嫌うB型を敢えて取り上げるからには、それなりの意図がある。プレッシャーに強く、マイペースの性格のB型人間は、スポーツ界においてずば抜けた能力と成果を発揮すると誰もが推測できる。この予想はズバリ当たっており、特に個人種目や個人競技において、抜群のパフォーマンスを発揮し、成績もすこぶる良い。今回はB型故のスポーツ界での活躍ぶりを取り上げたい。なお、長くなるので、埋め込み動画映像は使わず、アドレスのみの紹介とさせていただきます。
1. 早熟で天才肌、世界を舞台に活躍するB型アスリート
田村亮子(谷亮子)
YAWARAちゃんの愛称で、高校時代から群を抜く強さだった。素早い動きで相手を畳の上に投げつけた。B型は基本、骨ばっていて、力が強い。贅肉が無いのが特徴。研究熱心で、負けん気が強く、マイペースなので、あまりプレッシャーを感じない。セオリー無視で自分スタイルで実力行使する。世界は自分中心に回っているという独自の発想も強さを生み出す原動力になっている。結果シドニーとアテネ五輪で連続金メダル獲得。「田村でも金、谷でも金」のスローガンで稽古に励み、見事実行して見せた。物が違う。
https://www.youtube.com/watch?v=bwfbWUBy8ew
https://www.youtube.com/watch?v=AbKlPAGxpBE
福原 愛
泣き虫愛ちゃんの愛称で、ちびっ子卓球少女として登場した。両親のスパルタ教育に泣きながらラケットを振り、ぐんぐん上達し、中学時代から世界大会に出場した。中国語もペラペラで、卓球留学で実力をつけた。ロンドン五輪銀メダル獲得の立役者。
https://www.youtube.com/watch?v=f8JipX7hIDQ
浅田真央
トリノ五輪は僅かに年齢が足りず出場できなかった。荒川静香に金メダルを譲った印象だが、4年後のバンクーバーでは強敵のキム・ヨナの前に硬くなり、銀メダルに終わった。彼女は早くから頭角を現し、伊藤みどり以来の天才スケーターの名声をほしいままにした。伊藤みどりも血液型はB
https://www.youtube.com/watch?v=mSEIVLEQxoM
イチロー
彼もまた「孤高の天才」の名をほしいままにした一人。弱冠20歳にしてシーズン200安打の新記録を達成。振り子打法という自ら編み出した打法で、走攻守三拍子揃ったパフォーマンスをフィールドで発揮して来た。強肩で、レーザービームで3塁で何度刺したことか。すでに最多安打の日本記録を塗り替え、日米通算4,000本安打も単なる通過点としか思っていない。大記録も意に介さずケロリ。同じB型の野茂英雄もインタビューなどでは素っ気ない態度だった。イチローが凄いのは、国民栄誉賞を2度打診されながら、「自分はまだそれほどの選手ではない」と受賞を断っている。これは同じB型で、「世界の盗塁王」と呼ばれた福本豊と同じ振る舞い。「そんなん受賞したらオチオチ立ちションもせけへん」という大それた理由で受賞を断った。このマイペースぶりが、世界でも重圧を感じない強さ。WBCで2連覇した際に、「この先輩をリスペクトしない雰囲気が大事」と、上下関係など一切必要ない発言をしたのがB型のすべてを物語っている。分け隔てなく、人を対等に扱う図太さが真骨頂だ。プレッシャーを楽しみに変えることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=MFmCT7zGY3A
彼の凄さについては、後日、特集記事を掲載する予定です。
清原和博
PL学園では、1年生の頃から4番を打ち、甲子園の通算本塁打記録を樹立。春夏3回の優勝を誇り、準優勝1回。プロ入り後は無冠の帝王と呼ばれたが、2000本安打を達成するなど、早熟にして天才ぶりをいかんなく発揮した。晩年は怪我に苦しみ、西武、巨人、オリックスと渡り歩いたが、オールスターや日本シリーズなど大舞台には滅法強く、勝負強いバッテジングで、西武の黄金期を支えた。「KKコンビ」から「KK対決」でもチームメイトだった桑田に打ち勝った。
https://www.youtube.com/watch?v=SL3Y5hsy700
しかし、引退後は「天国と地獄」のような生活を送っている。まるで転落人生のよう。激太り、腕と脚に大きく入れた刺青、異様に白い歯への矯正、薬物疑惑と、華やかな表舞台を去った途端に、乱れきった私生活が明るみになった。ついに先日、愛想をつかした亜希夫人と離婚。まるで箍が外れたような劇的な変わりようだ。あまりにも若いうちから才能を発揮し、チヤホヤされると、逆境に陥ったときに、立ち直る術が身につかない。もがき苦しみ、違法な行動に走る傾向が否めない。第一線でプレーし、脚光を浴びた彼は、自分が中心に世界が回らないと気がすまないタイプ。したがって、引退後、コーチや監督招聘の話がなかったのも頷ける。こういうタイプは実力社会のプロ野球界やスポーツアスリートに多い。やはり、冷静な判断力と謙虚な姿勢がないと、受け入れられないことがよくわかる。だから当たり前のように人生を踏み外すことになる。
中野浩一
最近の若い人は彼の凄さを知らないかもしれないが、50歳以上の者にとっては、彼は神様以上の存在。世界スプリント(自転車の個人戦)で、前人未到の7連覇を達成した。彼もまた「プレッシャーは最大の敵」と認識し、いたってマイペースに振る舞った競輪界の第一人者だった。緻密な作戦で競輪に付き物の小競り合いも巧みに行い、駆け引きや心理戦にも抜群の強さを発揮した。現役時代の太ももは女性のウエストを凌ぐほどあり、自分の肉体の限界に挑み続け、年齢による衰えをまったく感じさせない活躍ぶりだった。
https://www.youtube.com/watch?v=Mx_5pQSWdRY
山口 香
田村亮子が彗星の如く登場するまでは、日本女子柔道界を牽引したのは紛れもなく彼女だった。きりりとした切れ長の目に細い顔立ちはB型の特徴そのもの。日本人女性柔道家はメダルに届くことが少なかった1980年代、第3回世界選手権で日本人女性柔道家として史上初の金メダルを獲得。ソウルオリンピックでも銅メダル獲得など、日本女子柔道が世界のトップに通用することを証明した伝説の女子柔道家として「女姿三四郎」と称賛された。下記のような輝かしい戦績を残した。
1978~1987年:全日本体重別選手権10連覇(第1・2回:50kg級、第3~10回:52kg級)
1980年(第1回)、1982年(第2回)、1986年(第4回)、1987年(第5回):世界選手権銀メダル1981年 環太平洋柔道選手権大会 優勝
1979年、1981年、1983年、1985年 強化選手選考会 優勝
1984年:第3回世界選手権 金メダル(日本女子史上初の快挙)
1985年:第3回福岡国際大会金メダル(72kg級の田辺陽子と並んで日本人として初優勝)1986年:第4回福岡国際大会金メダル
2. 個人種目(テニス・柔道・水泳・ゴルフ)でめっぽう強いB型
丸山茂樹、片山晋呉、松山英樹、青木功、尾崎将司
宮里藍、岡本綾子、韓国出身の敏腕女子プロはほとんどがB型
ゴルフ界のスーパースターは、ほとんどがB型。風や芝目を読んだり、緻密な計算と体力はB型にはうってつけ。紳士のスポーツだが、細身が多いB型にはゴルファーに向いている。スイングした際のクラブがよく撓るので、飛距離の伸びが違う。単独スポーツなので、周囲に惑わされず、マイペースでラウンドできるのも向いているし、ミスショットしてもあまりくよくよせず、気持ちを切り替えられる楽天的な性格も向いているのだ。
野村忠宏・・・天才柔道家としてオリンピック3連覇を達成。国民栄誉賞を貰えないのが不思議で仕方ない。
https://www.youtube.com/watch?v=2iB6DzX6XNA
北島康介・・・100m&200m平泳ぎでアテネ五輪、北京五輪2連覇の偉業。「チョー気持ちいい」という名言を残した。プレッシャーに襲われても、独特な感性で乗り切る。
https://www.youtube.com/watch?v=CIIQBm4dUxo
クルム伊達公子・・・いったんは引退しながらも、35歳を越えてから再び現役復帰。未だ体力が衰えず、40歳を過ぎても大会で上位入賞を果たしている。テニス界のカリスマである。ウィンブルドンの準決勝であのステフィ・グラフとも対戦している。
https://www.youtube.com/watch?v=390vEp1dk3k
https://www.youtube.com/watch?v=HiBWF44m6aE
杉山愛・・・グランドスラムでは女子ダブルスで優勝した。やはりストイックで練習の鬼。
https://www.youtube.com/watch?v=FS_9PXl81vU
3.カリスマで職人はだしのB型。スーパースターの素質十分
B型人間は、その道のプロフェッショナルで、例え小柄でも、職人技で数々の記録や金字塔を打ち立てている。
川相昌弘・・・犠打の世界記録保持者
https://www.youtube.com/watch?v=7ZlCvVGcDa4
福本豊・・・足のスペシャリスト。自分の足に1億円の保険をかけた。世界一の盗塁王。
https://www.youtube.com/watch?v=hFi5PTX6KjI
長嶋茂雄・・・ご存知、球界のスーパースターでミスタープロ野球。誰もが認める神的存在。彼に憧れて野球を始めた人や、プロを目指したアスリートは数知れず。天覧試合でサヨナラホームランを放ったり、とにかく大試合に強く、多くの伝説を残した。同じB型の同胞、安倍晋三によってようやく「国民栄誉賞」が授与された。
https://www.youtube.com/watch?v=ErOkGVziuN8
金田正一・・・長嶋のデビュー戦で4打席4三振に仕留め、プロの洗礼を浴びせた伝説の400勝投手。今でもこの記録は破られていない。
https://www.youtube.com/watch?v=vJsP7x3lbsI
野村克也・・・現役時代は捕手で、打者の裏をかく好リード。つぶやき作戦で、打者の心理を翻弄し、手玉に取った。三冠王にも輝き、王貞治に抜かれるまではプロ野球の本塁打記録を所有していた。長嶋をライバル視したが、長嶋の天才ぶりは野村の想像をも上回っていた。唯一舌を巻いた人物が長嶋だった。B型はB型しか認めないと言うが、彼を見れば、それが真理だと頷ける。監督としては、緻密なデータ野球を展開。古田敦也捕手や田中将大投手を育てた。
https://www.youtube.com/watch?v=rUZXZXhxNO8
4. スポーツ界以外でもカリスマだらけのB型
明石家さんま・・・お笑い界、芸人としてカリスマ的存在
独自の世界観と価値観、マイペース、責任感なし
氷室京介・・・ロック界の超カリスマ(BOOWY)
https://www.youtube.com/watch?v=a7BTNxBjj4w
矢沢永吉・・・シンガーとしてカリスマ CM出演料は1億を優に超える。紅白出場ではNHK会長が役員を引き連れて直々に出迎えたほど。個人のミュージシャンで初めて自宅に音楽スタジオを所有したことでも知られている。
https://www.youtube.com/watch?v=FyAYWU6FyL0
坂本龍一・・・彼もまた天才という名を所持していた。ピアニスト、作曲家、YMOとして1970年代~80年代を牛耳った。「教授」のネックネームで、世界中にファンを持つ音楽界のカリスマだ。
https://www.youtube.com/watch?v=LGs_vGt0MY8
他にもB型のミュージシャンでカリスマ的存在の方々は、YOSHIKI、布袋寅泰、佐野元春、山下達郎らがいる。やはりレザーのスリムパンツが似合う細身スタイルの人が多い。
5 死んでもなおカリスマ
尾崎豊・・・教祖として今でも崇拝しているファンは数多い。お墓に花や線香が絶える日がない。死亡1年後の追悼イベントに4万人も集まった。
https://www.youtube.com/watch?v=im9nnM0oolA
https://www.youtube.com/watch?v=ARkgihHYotw
hide(X japanのギタリスト)・・・彼の急逝の訃報に接し、後追い自殺をした人もいるほどだった。葬儀告別式は長蛇の列となった。
https://www.youtube.com/watch?v=qbeWAt6nRfk
桜塚やっくん・・・彼が交通事故で亡くなって1年が経とうとしているが、未だに彼のブログには追悼コメントを寄せるファンが大勢いる。スケバン恐子は永遠の偶像になった。
https://www.youtube.com/watch?v=_tA4zpQefws
河島英五・・・泥臭いが、人間としての生き方の本質を突き、嘘偽りない人生観を歌い上げた。今でも根強いファンが大勢いる。
https://www.youtube.com/watch?v=v0t--pFDTBE
他にはカリスマ司会者だった「逸見政孝」や「土居まさる」、「玉置宏」もB型だった。
さて、B型の人柄や性格がカリスマ的で他を圧倒していることは理解して頂けたと思う。物おじしない、前向きで楽天的な性格が、プレッシャーに負けない土台を作り、多くの人々に尊敬の念を抱かせる。何かやってくれそうな期待感や大記録を達成しても、すぐにその上を目指して動いている。そして多くのファンがその一挙手一投足を温かく見守り、惜しみない声援を送る。個性的で求心力がある。それは嫌みがなく、裏表がないB型の持つ天性の素質が成せる業なのだ。
では、B型ばかりヨイショしすぎたので、他の血液型で向いているスポーツなどを挙げてこの記事を締め括りたい。
6. 球技のO型、集団競技のA型
サッカー、バレーボールのアタッカーはO型上位
日本代表はほとんどがO型 野球では主砲・エースなどの主力クラス
「O型サッカー選手」
中田英寿、中村俊輔、稲本潤一、小野伸二、香川真司、岡崎慎司、長友佑都、
長谷部誠、内田篤人、川島永嗣、大迫勇也、ラモス瑠偉、武田修宏、井原正巳
「O型女子バレーボール選手」 エースアタッカーが多い
高橋みゆき、木村沙織、岩坂名奈、大林素子
「O型プロ野球名選手」
落合博満、王貞治、張本勲、松坂大輔、松井秀喜、江川卓、東尾修、山田久志
名球会に入るような大物選手が多い。O型は太りやすい体質で、パワーがあるが、ウェイトオーバーが原因で成績に影響した選手も多い。
バレーボールのセッターや緻密さを要求されるポジションはA型
「A型のバレーボール名選手」
中田久美、竹下佳江
その他、目覚ましい活躍をしたA型選手・監督
松尾雄二(ラグビー)、岡田武史(サッカー監督)、真鍋政義(バレー監督)
原辰徳(野球監督)、川上哲治(巨人監督)
さて、タイトルは「B型の品格」としたが、後半はごちゃまぜ感が出てしまった。B型は、血液型の話題は毛嫌いする傾向が強い。これは固定概念や既定路線に縛られるのを嫌うB型の本質に背く話題だからだ。だから徹底的に反論する。しかし、スポーツを例にとっても、これだけ証拠が揃うと弁明もしにくくなる。B型は日本人の僅か20%強しかいないのに、やたらと目立つ存在だ。それは自由奔放でセオリーにとらわれない生き方が、強烈な個性となって映るからだ。芸能界もB型が多いのも納得できる。個人的には、B型の典型は、男が「明石家さんま」で、女が「ローラ」と「綾瀬はるか」だと思っている。天然であっけらかん、それでいて悪びれない楽天家の明るい性格が、周囲を和ませ、自分に無いものを多く備えているように見えることで、個性が際立つのだ。
今日の記事をどう受け取るかは個人の自由だが、少なくともB型の品格や性質の一端を理解して頂けたと思う。
記事作成:平成25年10月~平成26年9月17日(水)
編集後記
この記事は1年前に執筆を開始して、実に1年越しの公開。企画したものの、途中で行き詰ってこのように中途半端になっている記事がまだまだある。最近は多忙を極め、土日も休みなく働きづめのため、なかなか執筆できる日が少ない。従ってネタに困っている昨今の状況も踏まえ、過去に温めておいたテーマでお送りすることにした。