スポーツは筋書きのないドラマを呼ぶ。だからファンも先が読めない展開に手に汗握り、興奮する。時に、予期せぬ試合展開や結末を招く。今日は、野球をテーマに、誰も予想だにできないドラマチックな展開をお送りしたい。
キャッチャー不在で、急遽木村拓也がマスク!
正捕手の阿部が早々にベンチに退き、代わりの加藤が頭部デッドボールで退場。捕手不在のピンチを救ったのはなんと、内野手の木村拓也だった。ユーティリティプレーヤーの真骨頂。場内も異様な雰囲気に。しかし当の木村は堂々たるキャッチングと絶妙のリードで抑えの切り札、豊田の投球を受け、ピンチを凌いだ。出迎える原監督が背中をバンバンたたき、感謝したシーンは記憶に残る。
會沢顔面死球でスタジアム内に救急車
http://www.youtube.com/watch?v=oZq0CEABa9w
http://www.youtube.com/watch?v=623gXuGhVKc
この出来事を皮切りに、スタジアム内に救急車が入場し、搬送される場面が多くなった。今年4月の巨人・阪神戦で、西岡と福留が激突したシーンや横浜スタジアムで筒香が外野守備で味方選手と激突した時も救急車が入り、ファンが見守る中、病院へ搬送された。
メイクミラクル!巨人、大逆転優勝(2000年)
勝てば優勝の試合だったが、最終回まで0-4と劣勢。しかし9回裏に奇跡が起きた。江藤が同点の満塁同点アーチを放ち、東京ドームは大興奮。その騒ぎが収まらない次打者の二岡が間髪入れずサヨナラとなる優勝決定ホームランをライトスタンドに突き刺す。驚異の粘り。長嶋巨人のメイクミラクルが完結。誰もが敗色濃厚と思った9回に起きた奇跡だった。
日本文理、驚異の粘り
https://www.youtube.com/watch?v=i5ZT7jCmp2g
https://www.youtube.com/watch?v=YExe6BoyIvU
夏の甲子園決勝での出来事だった。9回6点差、2死ツーストライクと追い込まれた日本文理が、そこから驚異の粘りで5点を返し、しかも執拗に攻め立てる。最後はサードライナーで万事休したが、甲子園のスタンドからは健闘を讃える惜しみない拍手が送られた。相手の中京大中京のエース堂林は、現在、広島カープの内野手だ。
球審がプレー中に突然・・・
http://www.youtube.com/watch?v=lyl6E6MZOuc
田尾、中島、敬遠に怒りの空振り
http://www.youtube.com/watch?v=HW9flLbzJ74
http://www.youtube.com/watch?v=B9eh1GycCOU
3塁コーチが原因でアウト
http://www.youtube.com/watch?v=-U_7unDypJ0
まるでドカベン!ルールブックの盲点を突いた得点
かつて水島新司の人気野球漫画「ドカベン」の白新高校戦で明訓が行った得点シーン。これを濟々黌vs鳴門で再現された。2012年の夏の甲子園大会で濟々黌が狙ってとったレアな追加点。
ドカベンの得点シーンはコチラ https://www.youtube.com/watch?v=ZCnXOh7PsLE
インフィールドフライでアウト後、タッチアップサヨナラ
http://www.youtube.com/watch?v=AZSSnH9ddOE
会心の一打がスタンドの旗に当たってツーベース!荒れる虎ファン
伝説の一打
ブライアントの天井スピーカー直撃弾!
https://www.youtube.com/watch?v=CbcsBIfHqRQ
ミラクル近鉄1、ブライアントのひとり舞台!
ミラクル近鉄2 代打逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームラン
私が大好きだった今は無き近鉄。優勝はいつもミラクルづくめだった。特に梨田監督の最後の優勝では、9回、代打の北川が、満塁サヨナラ優勝決定ホームランとなる奇跡を演じた。場内はお祭り騒ぎ。まだホームインする前からナインがダイヤモンド内に入り込み、狂喜乱舞。近鉄の野球魂を見せつけた印象。
小早川、移籍後開幕戦で伝説の3連発
巨人の江川に引導を渡した小早川が、ヤクルトに移籍した開幕戦で、初打席から3打席連続ホームランを放った。彼の潜在能力は並ではない。
スーパースター・イチロー、オールスターで先頭打者初球ホームラン(1996年)
これぞスターの証。夢のオールスターに先頭打者として登場したイチロー。しかも初球をいきなりライトスタンドへ弾丸ライナーで運んだ。ファンの大興奮の中、悠然とベース一周をするイチロー。ポーカーフェイスがニクイ。この実況はめざましテレビMCの三宅さんだ。
大谷翔平、プロ2年目の証明、夢の球宴で162km/hの自己最速!
今年のオールスターゲーム第2戦、同期のライバル対決で衝撃が起こった。藤浪晋太郎との投げ合いで、満面の笑顔、余裕綽々でマウンドに立った大谷は、その初球でいきなり161km/hの自己新をマーク。球場や実況がどよめく中、2球目はなんと日本最速に並ぶ162km/hを記録。なんというスター。まさしく怪物。これぞプロ中のプロ。その類稀な素質を惜しげもなく披露した。
引退試合で意地の2ホーマー
2013年シーズンを最後にユニフォームを脱いだDeNA小池選手。その引退試合で2本塁打を放ち、自らの引退に花を添えた。涙を拭いながらの最終打席。チームメイトの後藤が大泣きする中、意地の2ホーマーだった。
記事作成:8月10日(土)~9月15日(月)