今、マスコミの餌食となっているのは息子の犯罪で槍玉に挙げられた「みのもんた」と徳州会からの寄付を受け取っていた問題で取り沙汰されている猪瀬直樹東京都知事だ。僅か数ヶ月前までは東京五輪招致成功の立役者の一人として脚光を浴び、一種のヒーロー的存在だった筈だ。しかし、ひとたび問題が起きると、マスコミは正義を振りかざし、まるで国民を後ろ盾にして、その代弁者であるかのように強気に責め立てる。この変わり身の速さは一体何なんだろうと思う。かつてそうしたマスコミに追い回された気の毒な芸能人やスポーツアスリートは大勢いた。
<芸能人>
石原真理子
彼女もまたスキャンダル続きで芸能界から干された。13人もの人気芸能人と関係を持ったとして暴露する自叙伝を発表。これが追放への布石となった。血液型はO
倉田まり子
5分20秒から
1985年に「投資ジャーナル事件巻き込まれたことがきっかけで、本人は関係を全面否定するも芸能活動から引退する事態に追い込まれた。」“北浜の若獅子”、“兜町の風雲児”と持て囃された中江滋樹氏でしたが、一転して、多くの投資家を騙して多額の損失を与えた稀代のペテン師として、マスコミから集中砲火を浴びることになった。
今から20年前の昭和59年8月24日、中江氏が率いる投資ジャーナル社をはじめ関連会社14社は、証券取引法違反によって警視庁の強制捜査を受け、あっけなく破綻した。
中江氏にからんで芸能マスコミが袋叩きにしたのが、歌手の倉田まり子だった。中江氏の愛人と決めつけられ、7千万円の贈与を受けて豪邸を購入したとして連日のように、テレビをはじめ各メディアが大騒ぎしたもの。芸能界から引退後は、国際法律事務所の秘書、資格試験予備校LECの執行役員・講師を経て2003年に独立起業。坪田まり子の名でキャリア・カウンセラーとして、大学生への就職指導、企業・自治体向けのプレゼンテーション能力向上や営業力強化等の研修ビジネスを手がけ、各地での講演活動を行っている。血液型はO
桜田淳子
スター誕生出身で、山口百恵、森昌子とともに中3トリオ~高3トリオを結成。テレビやドラマ、アイドル歌手として一時代を築いた。しかし、統一教会に入信するようになってから事態は一変。しかも誰と結婚するか当日までわからない合同結婚式に出席することで、ファンへの裏切り行為としてマスコミから批判を浴びた。結婚後芸能界を引退。山口百恵とともに、ほとんど表舞台から消えた。血液型はO
若人あきら
テレビで若人あきら名義で郷ひろみの歌真似を隠し芸としてやったのがうけて、『オレたちひょうきん族』(フジテレビ)、『笑ってる場合ですよ!』(フジテレビ)、『ひるのプレゼント』(NHK)などで一躍人気者となり、レギュラー番組も増えたが、全部歌真似番組で歌手としての活動が思うように行かず、このままでは歌マネのお笑い芸人と思われてしまい不本意だと悩み、ノイローゼ気味になり精神科に通院しながらもステージでは明るく装い歌マネを続けていた。だが、それがストレスとなり自律神経失調症になる。
1991年、熱海市の海岸で釣りの最中突然行方不明となり、3日後に小田原市にて記憶喪失状態で発見された。この事件の際、年齢を6歳逆鯖読みをしていたことも発覚している。実際は自作自演だったという説が有力。血液型はB
田原俊彦
1994年2月、ジャニーズから独立する直前に長女が誕生した際の記者会見で、「何事も隠密にやりたかったけど、僕ぐらいビッグになってしまうと……」と語った、いわゆる“ビッグ発言”がマスコミの物議を醸す。この発言が響いたためか、翌1995年度には「an・an」の嫌いな男ランキング1位となり、メディアへの露出が急に減ってしまった。この「僕ぐらいビッグに…」発言云々は各マスコミから「生意気」「上から目線で何様なんだ」などと叩かれた。血液型はB
若村麻由美
2003年(平成15年)、宗教団体「釈尊会」の代表・小野兼弘と結婚した。小野とは、坂東三津五郎らが若き日より稽古、精進した日本舞踊の坂東流関係者を通して知己となり、結婚に至ったという。しかし、宗教団体代表との突然の結婚に、玉の輿と年齢が離れていたため、遺産狙いなどと罵られた。その後、小野は2007年(平成19年)4月、肝不全のために死去。結婚後は芸能活動が激減していたが、夫の死後、本格的な活動を再開している。血液型はA。
酒井法子
http://www.youtube.com/watch?v=vrADI4PqzDw
1986年(昭和61年)にアイドルとしてデビュー後、自らを「のりピー」と名乗り、同時に「ヤッピー」「いただきマンモス」「うれピー」といった、「のりピー語」も流行させた。
1990年代以降には、アジア各地での人気も得るとともに、女優や歌手としても成功した。1998年(平成10年)に結婚し、一児をもうけたものの、2009年(平成21年)には夫と共に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた。事件後、夫とは離婚、同事件の公判においては芸能界から引退の意思を裁判官に明言し無期限休業状態であったが、2012年11月に復帰した。血液型はB
田代まさし
大麻や覚せい剤に手を染め、度重なる逮捕。また盗撮やのぞきなどでも逮捕されるなどの懲りない人間。転落人生を絵に描いたような典型例。血液型はA
板東英二
板東は1988年に、国税庁の確定申告PRポスターのキャラクターに起用。また、名古屋市に住民票を置いていることから、確定申告の期間中に名古屋国税局へ出向く姿が東海地方を中心に毎年報じられてきた。2007年には、同国税局から感謝状を贈られている。しかし、名古屋国税局は2012年に、「オフィスメイ・ワーク」(かつて板東が役員も務めた事実上の個人事務所)へ税務調査を実施した。その結果として、2011年8月期までの7年間にわたって、約5000万円の所得を名古屋国税局に申告していなかったことが判明。所得隠しを含めた申告漏れの総額が約7500万円にのぼったことから、同事務所ではその事実を認めたうえで、ただちに修正申告と追徴税の支払いで対応した。名古屋国税局では、板東自身の指示で所得隠しを続けていた可能性を指摘。TBS News iなどでは、「架空発注などを含む悪質な所得隠し」と報じた。血液型はO
「スポーツアスリート」
江川卓
1978年のドラフト会議前日にプロ野球セ・リーグの読売 ジャイアンツとの電撃的な入団契約を結んだ投手・江川卓の去就をめぐる一連の騒動で ある。江川問題(えがわもんだい)、空白の一日(くうはくのいちにち)とも言われる。高校卒業時、大学卒業時、浪人生活時と過去3度、巨人以外の球団にドラフト指名されながら蹴り続けた彼は、マスコミのみならず、プロ野球ファンから総スカンを喰らい、連日激しいバッシングを受けた。血液型はO
他には押尾学、みのもんた、矢口真里、中島知子らがマスコミに叩かれた芸能人だろう。
それにしても、芸能界というところは不思議なところで、大麻や覚せい剤など麻薬汚染が危惧された時期が長く続き、芸能人の規範意識の薄さが問題になったこともあった。しかし、「人の噂も75日」とばかりに、ほとぼりが覚めると何事もなかったかのように、簡単に復帰しては、罪の意識がなくなり再犯を繰り返してしまう。清水健太郎、田代まさし、横浜銀蝿の翔、岡崎聡子らが懲りない面々だろう。芸能界は特殊な世界だが、露出度は高く、一般人に影響を与えることが多いだけに、他の模範となるような節度と良識ある行動、言動をしてもらいたいものだ。
記事作成:12月19日(木)