洋楽ブームが巻き起こった80年代、私は多感な高校生・大学生時代を過ごしたことは当ブログで何度も記載したとおりだ。バブルの頃、誰もが大きな夢を抱き、野心をもって過ごしていた輝く日々。そんな時代に、街角には洋楽BGMが溢れていた。私が好きだったのは「シカゴ」「エア・サプライ」「TOTO」「Starship」「カルチャークラブ」「シンディ・ローパー」「マドンナ」「ダイアナロス」「ビリージョエル」などだ。
曲では「恋はあせらず」「素直になれなくて」「I like Shopin」などが好きだった。
しかし、今日はこれまでと趣向を変えて、バラードの定番である「ラブソング」のうち、ハーモニーが美しい楽曲を4曲取り上げたい。ベタから知れないが、我々と同世代の方ならいざしらず、今の若い人たちにもかつてこのような名曲があったことを知ってほしくて掲載する次第だ。
1 愛のハーモニー ディオンヌ & フレンズ
1985年にリリースされた珠玉のラブソング
ディオンヌ・ワーウィック, グラディス・ナイト、エルトン・ジョン、&
スティーヴィー・ワンダー
2 愛のセレブレーション
1983年にリリースされ、ピーボー・ブライソン&ロバータ・フラックが愛のバラードを奏でた。 この時代、若者を中心にスタイリッシュなスポーツカーブームが巻き起こり、「かっこいい車に彼女を乗せてドライブに行きたい」という概念から、仕事を頑張ってスポーツ仕様車を買うというステータスが生まれた。「セリカXX」「ソアラ」「シルビア」「プレリュード」「スカイライン」が当時の大人気車種だと思っているが、洋楽が車のCMに使われることが多かった。この曲はブリジストンタイヤ・レグノに使われた名曲だ。
3 エンドレスラブ
ダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー が歌い、大ヒットしたバラードソング。同名のタイトルの映画は、ゴールデンラズベリー賞の7部門にノミネートされた。
4 愛と青春の旅だち
英語名のタイトルは『An Officer and a Gentleman - Up Where We Belong』という。1982年に公開された同名の映画の主題歌としてジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズが歌い、アカデミー歌曲賞を受賞した。
訓練の厳しさに耐える姿、親友の挫折によせる同情と悲しさ、卒業して迎えにいく最後のシーン、そして日本人ではなかなか難しいが、士官学校卒業したととたん、教官が私は軍曹であります!と言い切るプロフェッショナルさ。、とても好きだし、分かり合えると思います。 (mat44saigodaさんのコメントより)
5 パラダイス~愛のテーマ (フットルース)
英語名は『Almost Paradise』で Mike Reno & Ann Wilsonが熱唱した名曲中の曲。
1984年に公開された映画「フットルース」の挿入歌として使用された。全米第7位を記録。エリック・カルメンが手がけた。
さて、本日お送りした記事は、1980年代初頭から半ばにかけて上映された映画の主題歌が多い。当時は大ヒットし、全米ビルボードのヒットチャート最上位に君臨した楽曲ばかりだ。私の若かりし頃を回想しても洋楽抜きには考えられないが、35年近くも経過しているのは俄かに信じがたい。
80年代のいろめきたった時代観にあって、こうした洋楽が人々の心に触れ、多くの人生模様を彩ったと思えば、「古き佳き時代」として懐かしさも一入だ。
1960~70年代の「卒業」や「サウンド・オブ・ミュージック」、「小さな恋のメロディー」「サタデーナイトフィーバー」などに魅せられた洋楽ブームの走りから80年代の充実期にあって、自分が青春時代のど真ん中にいてそれらの影響を直に受けたことを、今さらながら幸せに思う。
記事作成:12月26日(火)