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Channel: 時遊人SUZUのひとり言
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2013年のブーム回顧 ~恋チュンシンドローム~

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 2013年も残すところあと一ヶ月となり、いよいよ年の瀬を迎え、何かと小忙しい毎日となる。来年のことを言うと鬼に笑われるが、もうそろそろ罰は当たらない頃合だろう。年末恒例の「今年の10大ニュース」は12月下旬に当ブログでも発表する予定だが、今日は今年の「ブーム回顧」というテーマで書いてみたい。2013年を振り返ってみると、ことさら「流行語」に思い当たる。数週間前に当ブログで記事にしたばかりだが、上半期早々のTVCMから火がついた「今でしょ!」に始まり、「じぇじぇじぇ」が日本中を闊歩し、晩夏には東京五輪招致で滝川クリステルが放った名文句「お・も・て・な・し♡」が日本全国を彩り、秋には「倍返しだ」が日本各地を駆け巡った。いずれも流行語大賞を獲得するのに何ら不思議ではない有力候補が目白押しで、さぞかし今年の流行語大賞の審査は苦慮するだろうという旨の内容だったと記憶している。他にも「ふなっしー」、「東京五輪招致決定」、「田中将大の前人未到の24連勝」など話題には事欠かない年回りとなり、とりわけ記憶に残る一年だったと言えよう。
 また、年末に発表される今年の漢字一字もまたある程度予想がつく。恐らくは「輪」(東京五輪に絡んで)、「勝」(富士山世界遺産登録とオリンピック開催地を勝ち取ったことにより)、「驚」、更には連勝やつながりを意味する「連」や活動や活力を意味する「活」もまた可能性としてはある。個人的には「驚」だと思っている。国民的現象となった人気番組「あまちゃん」の主人公・天野アキ(能年玲奈)が驚いた時に発する三陸方言「じぇじぇじぇ」は一世を風靡したし、放送終了後も「あまロス」なる社会現象をもたらした。さらに東京オリンピック招致成功も何かとサプライズの連続だった。マー君の奇跡の24連勝は驚異以外の何物でもないし、「ふなっしー」の着ぐるみとは思えないあの俊敏なウザイまでの動きはある意味「驚き」だった。いずれも発表が楽しみだ。

 さて、そんなまるでごった煮であった「2013年」も終わろうとしているこの時季に、今年一年を回顧した時、日本中を席巻し、フィーバーをもたらしたもののひとつとしていの一番に取り上げたいことがある。それは「AKB48」の「恋するフォーチュンクッキー」である。ご承知のようにダブルミリオンセラーを記録した大ヒット曲だが、この自作自演のPVが物凄いことになっている。それは仲の良い友人同士を始めとして、会社や学校単位、あるいは自治体で、彼女たちの踊りの振り真似をしたPVが「YouTube」に多数アップされている現象にほかならない。こうしたブーム的事象は、かつて1970年代のピンクレディーブームでも起こった。激しい踊りをちびっ子たちがこぞって振り真似したあの現象を彷彿させる。
 AKBのPVの振り真似は、一種の国民的行事になりつつあるが、結婚式の余興、運動会、学園祭、あるいは幼稚園のお遊戯会でも引っ張りだこで、幾度も使われ、歌と踊りで盛り上げたことか知れない。そこで今回は、私が大好物で、毎日のようにチェックしている「YouTube」ネタで、そうした「恋するフォーチュンクッキー」を職場単位、学校単位で歌い踊り、アップロードしてあるPVの中で、特に秀作だと思うものをセレクトしてお送りしたい。

 1 「サマンサタバサグループ」

 2 「サイバーエージェントグループ」

 

 3 「ジャパネットたかた」

 4 MISS&MR.COLLEGE Ver. 

 5 立教大学RBC Ver.

 6 GMOインターネットグループ

 7 美川眼科

 8 小野写真館ブライダルチーム

 9 AFO FUKUOKA

10 KBC九州朝日放送

11 大分市Ver.

12  湘南藤沢徳州会病院リハ室 Ver.

 13 東海大学Ver.

 14 岩手県立大学Ver.

 以下はアドレスのみ紹介

 星薬科大学Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=4oeUSSKHfrg

 佐賀県庁Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=Bi4Ikk835Bs

 理系の女子Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=dmix8G1wllg

 テイクアンドギヴ・ニーズVer.

http://www.youtube.com/watch?v=Qkr2OqbmG88

 大分市Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=snUon5l5cto

 福山LOVE市民バージョン

http://www.youtube.com/watch?v=ZUeTxVjlyNc

 関西大学安田ゼミバージョン

http://www.youtube.com/watch?v=Fz_I8rzVhZk

 明治大学広告研究会Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=0eCWCRbTq9E

 鹿児島大学

http://www.youtube.com/watch?v=zCug1-UKrBA

 龍谷中・高Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=FVcRKS9aNgo

 朝生&佳奈ウェディングバージョン 

http://www.youtube.com/watch?v=77m65XAIcN4

 中央区交響楽団Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=9HQA95AjJv8

 築地江戸一Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=Vjk-TaXaQHQ

 ご当地キャラ編

http://www.youtube.com/watch?v=0r08bbUkAJY

 神奈川県Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=RBBbuspVyyU

 猪名川街Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=ugZkR7gex_s

 日本交通Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=sxmKGZL_ki8

 福島県立医大Ver.

http://www.youtube.com/watch?v=Dx4UMyAVEHM

 さて、どうでしたか。私はこのPVを見て、2つの点に注目した。ひとつは、些細だが今の若い方は、踊りが上手いということ。大勢のユニットであるAKBの複雑な踊りにもかかわらず、寸分違わぬほど正確に振りをマスターしている点。各々は楽曲のうち、ほんの数秒部分しか踊っていないだろうが、あの難しい動きを忠実に再現している。そして踊っているときは皆、とても明るく楽しそうに踊っているということ。皆、自分たちが主役で、表情が生き生きしている。
 もうひつとは職場環境の改善と仕事への意欲換気、更には宣伝効果である。老若男女を問わず、様々な方々がこの曲に酔いしれ、同じ空間を共有して踊りに興じているのが見て取れるだろう。踊りを通じて、運命共同体のような不思議な共通理解や所属感が芽生え、同じ目的を共にし、同じ体験を分かち合うことで結束力が増すような印象を受ける。この歌を仲介役にし、職場の雰囲気が明るくなり、リレーションも良くなる。たとえ一種のレクリェーションかもしれないが、同じ目的意識を持つことで、その後の人間関係の改善に最適だ。そして、社内の親睦促進効果だけでなく、その会社自体のPRに一役買うだろう。和気あいあいでアットホームな社風やフレンドリーな雰囲気を全世界の数億人を対象として発信できる。就活している学生に対するイメージアップにも繋がる。思わぬ副産物を得られ、これで収益アップに繋がれば一石二鳥、いや三鳥だろう。理解のある管理職の皆さん、あなたの会社も試してみてはいかがですか?

 最後は、今年1年の大ブームの火付け役である本家本元に踊って今年の総決算をしていただこう。

http://www.youtube.com/watch?v=dFf4AgBNR1E

  おことわり

 11月17日(日)にYahoo!に同様の内容の記事が掲載されましたが、私がこの記事を書いたのは11月14日であり、私のほうが先であることを付記しておきたいと思います。私が記事を書いてからアップするまでの間に、一ヶ月近く要するため、最近同様の記事が他で掲載されるケースが多いようです。私が真似や盗用をしていることは一切ないことをここでお断りいたします。

 記事作成:11月14日(木)


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