皆さんは一日の締めくくりとしてテレビでニュースを見ませんか?平日の夜23時から、各局ともに今日一日を振り返るニュース番組を放送している。その中で一際華やいでいるのが日本テレビ系列だと思う。かつて1980年代にはかの有名な小林完吾アナや桜井よしこアナが担当していた「きょうの出来事」が有名で、高校生時分から私は深夜の時間帯にニュースを見ていた。その当時は日本テレビ系列のニュースは「NNN」なのか疑問に感じていた。フジテレビ系列が「FNN」、テレビ朝日系列が「ABC」なのは理解できるが、TBS系列が「JNN」なのは変だと思っていた。
それはさておき、「きょうの出来事」が2006年の9月に番組終了し、代わって登場したのが「ZERO~♪」で有名な「NEWS ZERO」だった。今年で11年目となった。
その間、コメンテーターもZEROキャスターも替わった。番組開始当初から変わらないのはメインの村尾さんだけだ。小林麻央や大石恵、ホラン千秋、そして私が大好きだった山岸舞彩もキャスターを務めたし、日テレの局アナの鈴江奈々、松尾英里子、徳島えりか、右松健太、久野静香、杉野真実がいた。現在は小正裕佳子がサブキャスターで場を華やかに盛り上げてくれている。スポーツキャスターの鈴木崇司もいい味出している。そして気象キャスターはなぜか現役の女子大生を起用しているのも画期的だ。
最近は、他局の追随を許さない風格まであると思うのは私だけではないと思う。今日は、そんな「NEWS ZERO」の代名詞であるオープニング映像とその日の放送で取り上げたニュース映像をプレイバックするエンディングで流れていた歴代のエンディング曲をお送りしたい。手前味噌の話題だが、特別な思いを持ってこの記事を残したいと思う。
オープニングテーマ
- 初代・2006年10月2日 - 2012年3月30日・2016年10月3日(作曲:中塚武)
- メインテーマ、BGMを含む。作曲は、ホ長調の曲である。「ZERO〜」のハミングとギター風の演奏。「ZERO〜」のハミングの後は、提供クレジットの量によって若干違い、2タイプある(1度に表示するタイプと、2ページに分けて表示するタイプ))。オープニングテーマとメインテーマは、日本テレビ開局55周年を記念して発売されたアルバム「ベスト・ヒット! 日テレ55 [日テレ・スタンダード]」に収録されている(ただし、金曜のアレンジ版は未収録)。
- 2代目・2012年4月2日 - 2013年3月29日(作曲:神坂享輔・中塚武)
- BGMも一新され、「ZERO〜」のハミングも1キー上がった。
- 3代目・2013年4月1日 - 現在(2016年10月3日除く)(作曲:イケガミキヨシ・中塚武)
- 「ZERO〜」のハミングが初代に戻された。
エンディングテーマ
1. スガシカオ「春夏秋冬」(2006年10月6日 - 2007年12月28日) - 2007年1月24日発
売のベストアルバム『ALL SINGLES BEST』内にスペシャルトラックとして収録。ベスト
アルバム発売翌日の1月25日には、番組の最後に生出演・生演奏を行った(ただし、
S2スタジオからの中継扱いとなった)。
2. Chara「Call me」(2008年1月7日 - 12月26日) - 2008年6月25日発売のアルバム
『honey』内に収録。
3. 福山雅治「道標」(2009年1月5日 - 2010年10月1日) - 2009年5月20日発売のシン
グル『化身』、6月30日発売のアルバム『残響』に収録。
4. 福山雅治「道標 2010」(2010年10月4日 - 2011年4月29日) - 2010年11月17日発
売のアルバム『THE BEST BANG!!』に収録。番組出演者の宮本笑里とのコラボ。
震災発生当時の番組EDはこの曲だった。
5. 氷室京介「IF YOU WANT」(2011年5月2日 - 2012年3月30日) - 2012年3月14日発
売のシングル『IF YOU WANT』に収録。『ZERO』の為に書き下ろした作品で「東日本
大震災の被災者の方々に向けて、また、今の日本にささげる歌」として既に出来上が
っていた歌詞の一部を書き換えて完成させたとのこと。
6. 絢香「ツヨク想う」(2012年4月2日 - 2013年12月27日) - 2012年12月12日発売のラ
イブDVD『絢香 LIVE TOUR 2012 “The beginning”〜はじまりのとき〜』の特典CDに
収録。
NHKのサンサタを卒業し、民放初登場でこの番組に山岸舞彩が出演した時のエンディングがこれだった。
7. DREAMS COME TRUE「AGAIN」(2014年1月6日 - 2015年3月27日)
8. Mr.Children「進化論」(2015年3月30日 - 2016年4月1日)
山岸舞彩キャスターが番組卒業した時のエンディング曲がこちらだった。2年半の出演場面を編集したエンドロールに彼女が最後に涙を拭う場面を今でも忘れられない。
9. 宇多田ヒカル 「真夏の通り雨」(2016年4月4日 - )
インタビューはコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=f5KD4Cb2DW4
やはりエンディングはお休み前で、安らかな眠りへといざなうためにスローバラードで締め括っている。
さて、ニュース番組ひとつにこれだけ思い入れを寄せる人も珍しいかもしれないが、一日の締めくくりに、私はこの番組が欠かせない。それは山岸舞彩キャスターが結婚して番組を卒業した時にピークを迎えたが、現在も我が福島県郡山市にゆかりのある、小正裕佳子キャスターが出演されているので、毎日見ている。最近は凄惨なニュースが多いが、わかりやすい解説と様々なゲストキャスター(櫻井翔、桐谷美怜、板谷由夏、又吉直樹など)の特集も多彩なトピックやテーマを取り上げ、ためになるし、「ZEROカルチャー」も勉強になる。
これからも寝る前の一服の清涼剤であって欲しいと願うものである。
参考:Wikipedia「NEWS ZERO」
番組公式HP「NEWS ZERO」
記事作成:12月24日(土)