1970年代は、私が小学生から中学生を過ごした時期。世俗はニューミュージックブームで、深夜放送、口裂け女などが流行った。そんな多感な時期にあって、流行したものや、私が個人的に影響を受けたものを取り上げたい。同年代の方は懐かしんで欲しい。
1. サタデーナイトフィーバー
リーゼントヘアーをビシッと決めたジョン・トラボルタが土曜日の夜を華麗に踊り明かす。世間にディスコブームをもたらした。私は中1の時にこの映画に魅了された。ビージーズの音楽にもハマった。この後で、STAY ALIVEが流行り、ABBAやアラベスク、80年代にはノーランズなどがディスコミュージックを牽引した。
洋画ではこの映画と「ロッキー」の一作目がこの時期に封切られた。
2. ベイシティ・ローラーズ
チェック柄の衣装と長髪が良く似合うロックグループがこの時代のミュージックシーンを闊歩した。ファンの若い女の子の熱狂的な黄色い声援がこだました。日本でも彼らを真似たようなバンドが登場した。LAZYなどはその典型だ。
「I only wanna be with you」や「S-A-T-U-R-D-A-Y NIGHT!」 は大ヒットし、私も大好きなナンバーだった。ご機嫌サウンドだった。
3. 笑福亭鶴光のオールナイトニッポン
毎週土曜日、午前1時から深夜放送が楽しみだった。いろいろなコーナーがあったが、いずれもエロいものばかりだった。アシスタントも可愛い声でレギュラー出演していた。「ビバヤング!」のジングルも懐かしい。
4. ピンクレディー サウスポー
お色気たっぷりで脚線美が眩しいミニスカートやショートパンツで全国の中高生を虜にした。私も大好きだったし、あの激しい踊りをちびっこ達が真似したものだった。アイドルで初のレコード大賞を受賞した伝説のデュオと言えるだろう。私はサウスポーが大好きだった。他にも透明人間やモンスター、カメレオンアーミーが想い出に残っている。
5. 愛国から幸福へ
https://www.youtube.com/watch?v=aATCa9IJMW0
かつて国鉄の広尾線にあった駅名。愛の国から幸福へというフレーズと、記念切符が大ブームとなり、全国から観光客がわんさかと訪れ、大フィーバーとなった。しかし。昭和62年に廃線となってしまった。私が北海道に住んでいた昭和59年と60年に2度、ここを訪れたことがある。まだディーゼルカーが走っていた。
6. フィンガー5
元祖アイドルグループ。小学生から高校生まで沖縄の兄弟5人組のユニットだった。「恋のダイヤル6700」や「個人授業」、「学園天国」、「華麗なダンス」などヒット曲が多かった。私も今は無き磐光パラダイスのショーを見に行き、ゲーセンで彼らを間近で見た。レコードも何枚も持っていた。
7. 未知との遭遇
この映画を中学時代に一番覚えている。あの未来を予感させる宇宙的なサウンドが脳裏に焼き付いて離れなかった。「第一種接近遭遇」という言葉が流行った。
この後に「スターウォーズ」が封切られ、大変なブームを巻き起こした。
8. 洋楽
① カーペンターズ I Need To Be In Love live
兄と妹のデュオ。1970年代の洋楽と言えば、真っ先にこの曲とユニットを思い浮かべる。この「青春の輝き」や「トップオブザワールド」が大ヒットした。残念ながら妹のカレンが拒食症によってこの世を去った。当時はショッキングな訃報だった。
② オリビア・ニュートンジョン そよ風の誘惑
彼女も1970年代を代表するシンガーだった。ブロンズの美しいロングヘアーと色白で可愛らしい風貌で日本でも大人気となった。
この「Have You Never Been Mellow」を始め、「カントリーロード」が大ヒットした。
③ ABBA DancingQueen
これら以外にも1970年代を代表するのに、ニューミュージックブームの頂点に君臨した「アリス」や兄弟と親類で結成された「サーカス」の「Mr.サマータイム」、矢沢永吉の「時間よ止まれ」などが思いつく。
8.「ユリゲラーブーム」
超能力ブームの先駆けとなった第一人者。NTVの「木曜スペシャル」でたびたび特番が組まれ、スプーン曲げや壊れた時計を念力で動かすとか、東京タワーから全国に超能力を送ったり、「UFO」特集と並び、大々的にブームを巻き起こした。そして日本でも超能力を操る清田少年などが脚光を浴びた。
さて、1970年代を彷彿させる懐かしい事象を取り上げた。もちろん王貞治の「756号ホームラン」フィーバーもあったし、パンダブーム、宇宙戦艦ヤマトも一大ブームを巻き起こした。それらも時代を代表する出来事だった。そんな出来事に幼心ながら、感化されたのは言うまでもない。しかし、時代を彩ったこうした出来事を経て、様々なことを考え、自分自身も成長してきたことは間違いない。そういう意味では感謝してもしきれない。
記事作成:11月9日(水)