昨日の私のテーマの意図をより説得力を感じてもらうべく、今日は太りすぎて選手寿命を短くした投手を取り上げたい。スポーツは筋肉以外の余分な肉は運動能力を損ねるだけだということを理解していただけると思う。
江川 卓
入団時には駄々をこねて他人や周囲に大迷惑を及ぼした。怪物として入団したが、僅か9年で現役を終えた。通算145勝では大投手とは呼べない。現役時代は力の入れどころと抜くところを使い分け、手抜きとか一発病とか呼ばれた。オールスター戦8者連続三振など派手な活躍も多いが、私自身は並の投手としか思っていない。典型的なO型
彼はもともと大柄にして大型の体型だったが、やはりプロ生活の中で才能に溺れたことで練習嫌いが響き、ぶくぶく太り、みっともないお腹を世間にさらした。下半身が使えず、手投げとなり、最後は肩を痛めて引退。入団時はゴタゴタがあってようやく意中の球団に入れた彼だったが、僅か9年で球界を去った。
伊良部秀輝
沖縄出身の彼は、尽誠学園のエースとして快速球を投げて甲子園を沸かせた。ロッテに入団後は、当時の日本一の球速を誇ったが、ふてぶてしいマウンド捌きと、ヤンキース移籍後はヤジに対し、唾を吹きかけるなどマナーが悪く、すっかり悪役となった。晩年は精神病を患い、自ら命を絶った。
松坂大輔
「平成の怪物」として甲子園を大いに沸かした。PL学園との延長戦の死闘、明徳義塾戦での大逆転、そして決勝で京都成章を相手にノーヒットノーランで春夏連覇の偉業を成し遂げた。そして西武に入団後は、一年目からエースとして活躍。デビュー戦でいきなり155キロの快速球をマークするなど、順調にプロとしてのキャリアを重ね、WBCでは2大会連続のMVPに輝き、日本の大エースとして君臨した。しかし、メジャー移籍後は、肩や肘の不調でメスを入れ、リハビリに時間を要し、その間の運動不足が響いたのか、ぶくぶく太り、往年の雄姿は過去のものと消え失せた。今は「給料泥棒」そのもので、O型らしくふてぶてしく図々しい様相を晒している。何百億ももらっておきながら、無様な姿を世間に晒している。私はプロである以上、額面に見合わない状態に陥ったら、過去の栄光にしがみつかず、すぱっと男らしく引退を決断して貰いたい。O型は太りやすい体質であるにもかかわらず、練習嫌いで才能だけでやろうとするから短命に終わる。
澤村拓一
最近の澤村の太りようは異常。お腹が太鼓腹に近い。あれでは下半身が使えず、手投げになるからコントロールが悪くなり、四球からピンチを招き、打たれて救援失敗。先発投手の勝ち星をフイにしてしまうことが多かった。これでは先発陣や首脳陣の信頼は得られない。顔にも肉がつき、ダルマ化している。おそらく肉食中心の食生活が災いしていると思う。あの体型で毎試合ベンチに入ってリリーフに備えるのは至難の業。体がもたないし、体の切れが悪く、交わしや逃げの投球を覚えてしまうに違いない。
太っていても長く続けた選手・・・鈴木啓示、江夏豊、佐々木一浩
エースとして活躍した細身や筋肉質の投手
山田久志、平松政司、堀内恒夫、桑田真澄、大野豊、今中慎二、西崎幸広、阿波野秀幸、郭大源、岩隈久志、ダルビッシュ有など
さて、今回は投手編をお送りしましたが、アスリートは太るとダメになるということを理解していただけたと思う。太ると下半身が使えず、上体だけでごまかすことを覚える。下半身こそ投手の生命線を握っているのに、それが使えないと、肩や肘に負担をかけ、いずれ故障や手術するようになる。もちろん、腰痛も酷くなる。
一流のアスリートとして長く活躍したければ、イチローを見習い、ストイックなまでに負荷をかける練習を徹底した方がいい。
記事作成:11月6日(日)