私の郡山市に関するブログ記事を読んだ方から、郷里・郡山を懐かしく思い出し、コメントをいただくケースが多い。それほど、少年時代や青春時代をこの街で過ごした方が、郷里を想い出すきっかけになってくれたのなら嬉しい限りだ。そして東京や、ふるさとを遠く離れ、新天地で仕事を頑張って生活している方々へエールを送る意味で、今回このタイトルを思いついた。時々はふるさと・郡山市を思い出していただけたら幸いだ。
ふるさと 童謡
里山で移りゆく四季を感じながら過ごした少年時代・・・。色とりどりに咲き誇る花々を身近に感じた春、澄んだ川で泳いだり、虫取りに興じた夏、澄み切った空、垂れた稲穂に収穫の時期を感じ取った秋、そして雪遊びに夢中になった冬の景色。何物にも代えがたい懐かしい想い出の数々。この歌にはそうした人の郷愁の念がぎっしり詰まっている。
故郷を感じさせる歌には童謡が欠かせないが、ほかにも「赤とんぼ」も郷愁を誘う。
案山子 by さだまさし
子を思う親の心情を切々と歌い上げた名曲。涙ながらに聞いた世代はどれだけ多かったことか・・・。
遠くで汽笛を聞きながら by アリス
何もいいことが無かった故郷でも、過ぎ去ってみれば、どれも愛しい時間。どうして昔の想い出を人は美化するのだろうか。辛い想い出も友達との拙い語らいも貴重な時間。
思えば遠くへ来たもんだ by 海援隊
福岡出身の武田鉄矢。昔気質の厳しい母親の躾を受けた少年時代。彼がシンガーとして一旗揚げるまでに至った経緯は、故郷でのひとコマ一コマにある。東京から故郷を顧みて、想うことは、やっぱり「故郷は遠く離れて思うもの」ということだ。住んでいた時には気づかなかった情念が遠く離れてみると、かけがえのない場所ということだ。
遠く遠く by 槇原敬之
この曲は遠く離れていても、ずっと故郷や旧友とつながっていることを再認識させてくれるようだ。上京して一人暮らしを始めた学生や社会人を励ますNo.1ソング。この歌を噛みしめながら歯を食いしばり、一旗揚げて故郷に錦を飾るまで決して帰らないと誓ったあの日。でも思い通りにいかない葛藤の毎日。苦労しても結果が出ない。そんなジレンマから抜け出せない日常、ふと耳にしたこの曲。どれだけ勇気づけられたかしれない。
青春時代 by 森田公一とトップギャラン
学生時代に誰もが一度は経験したことがあるであろう恋愛。しかし、時間という隔たりや卒業という二文字で引き裂かれてしまう青春模様。「道に迷っているばかり」という歌詞が心に染みわたる。
東京 by ケツメイシ
夢や希望を描いて東京暮らしを始めた。しかし思うようにいかない毎日。自分を理解してくれない人々。苦悩や葛藤の日々。それでも夢を諦めず、毎日を懸命に過ごしている修業時代。そんな時にふと思い出すのは、故郷に置いてきた愛しき人の存在。
「東京の街に住んで大人になってたって、今も君を思い出す・・・」
私の息子を東京の大学に送り出すときに、一緒の車内で聴いた曲がこの曲だった。
最後は掟破りだが、郡山市民の歌をどうぞ!
記事作成:5月30日(月)